当記事は本作品におけるメインストーリー第2部のネタバレが含まれています。
概要
CygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』に登場するギルドの一つ。ランドソルから遠く離れた島にある砦を拠点としている。
第1章12話時点では存在が語られるのみだったが、第2章にてその詳細が判明し、第2部全体のキーパーソンを担う存在となる。登場時点では主人公の敵として、度々一行の前に立ちふさがっていた。
目的はメンバー各々が持つ「願い」を叶えること。「願い」を叶えるには七冠が必要であるらしく、捕らえるべくその行方を探している。
願いや七冠の捕獲に関しては「スポンサー」と呼ばれる存在が関わっており、七冠ひとりを狩るごとに叶えられる願いが一つ増えるらしい。そして跳躍王ラジラジは速攻で彼らに捕らわれてしまったようである。
所属メンバーは初期は5人で、登場地点で詳細が判明している七冠の数と一致している。
メンバー一人一人の戦力は非常に高く、単身で簡単にランドソルへ大打撃を与える事が可能な程。さらにストーリーが進むにつれ、各七冠の能力も中途半端ながら使用できるようになっている。
ランドソルの真実についても何か知っているようで、「壊すべき空の鍋」と称して一般人を巻き込むことや街の破壊にも躊躇がない。
基本的に個人的な目的を持つ者の集まりなので「連携」というものはあまりしない(特にカリザ)。だがそれ故に個々の動向を察知し辛く、毎回侵入からの不意打ちを許してしまう原因になっている。
ただし意外とメンバー同士の仲は悪くなく、ストーリーが進むにつれて彼ら同士の団結力や仲間意識も徐々に高まってきている様子であった。
第2部開始当初は上記の通り主人公の敵として登場したが、第9章以降は事情が変わっており、必ずしも主人公一行の敵とは言えなくなってきている。
そんな中、第11章内で起きた出来事によって、メンバーの一人であるランファが主人公達の仲間となり、2022年2月28日開催の「プリンセスフェス」ガチャによってランファが当ギルド初のプレイアブルキャラ化を果たした。
ストーリー上で仲間になった経緯については後述する内容も参照。
メンバー
ゼーン
CV:古川慎
ギルドマスターを務めるドラゴン族の青年。
「魂喰い(データロガー)」と呼ばれる大剣を携えており、暗い青系の色を基調とした服を纏っている。
主人公と同じく記憶喪失になっており、それを取り戻すことが彼の願いだった。
カリザ
CV:岡咲美保
魔族の少年。自分のためなら誰であろうが躊躇なく攻撃し、嗜虐目的で動けない者を痛ぶる事もする残忍な性格。
「自分の生まれる前の大人たちが勝手に決めたルールに縛られること」を嫌い、自由に生きることが彼の願い。
ランファ
CV:原田彩楓
たどたどしい口調で話す魔族の少女。身体の左半身にのみ角と翼が付いている。
「シャドウ」による亡霊のような声などが常に聞こえてしまう性質があり、それによって「静かな場所がほしい」ということを彼女は願っていた。
ミソラ
CV:鬼頭明里
元気で明るいヒューマンの少女。第2部OPでは満面の笑みでガトリング砲を発射している等、軽薄な物騒さを醸し出す。
アゾールド
CV:こぶしのぶゆき
黄金の鎧を纏う恰幅のいい豚獣人の男性。その見た目に違わず美食家であり、「~ですぞ」といった紳士的な口調で話す。
とある大切な人物を助けるため活動しているようで、その者を救出する事が彼の願いである。
ネア
CV:和氣あず未
当初はカリザのペットであるキイロスライムに化けていた女性。
物語途中からメンバーの一員となった。
呼称表
が\に | ゼーン | カリザ | ランファ | ミソラ | アゾールド | ネア |
---|---|---|---|---|---|---|
ゼーン | 俺 | カリザ | ランファ | ミソラ | アゾールド | |
カリザ | ゼーン | オレ | ランファ | ミソラ | アゾールド | キイロ |
ランファ | ゼーンさん | カリザくん | わたし | ミソラちゃん | アゾールドさん | ネアちゃん |
ミソラ | ゼーンさん | カリザくん | ランファさん | わたし | アゾールドさん | ネアさん |
アゾールド | ゼーン君 | カリザ君 | ランファ嬢 | ミソラ嬢 | ワタクシ | |
ネア | ゼーンちゃん | カリザきゅん | ランファちゃん | ミソラちゃん | アゾパパ | アタシ |
本編での動向
第2章第1話から登場し始め、カリザを皮切りに一人ずつメンバーがランドソルに対してテロ行為を行う様になっていく。
覇瞳皇帝を下した主人公達も襲撃の度に窮地に追い込まれており、第3章の時点では新たな力となるプリンセスフォームすら通じず、ラビリスタが自らの参戦を決断した事で何とか戦いが成立したレベルであった。
王国奪還に伴い逆に身動きが取れなくなってしまったペコリーヌは、これらの現状を受けて心が折れかけてしまう結果に。
だが、シェフィ以外の主人公一行全員がプリンセスフォームへと変身可能になった第5章では、メンバーの一人アゾールドが彼女らの奮闘により遂に敗北・撤退する事になる。
同時にメンバーのランファもホマレから大きなダメージを受けており、同時点では互角とは言えないものの、少しずつ攻略されつつある。
第6章にて、夢の世界でカリザ、ランファ、ミソラと戦闘していた際、ミソラが景色を現実世界に変えた事で、アメスが「『ミネルヴァの懲役』(アストルムの再構成)の後にこの世界に侵入ってきた存在」と分析した。同時に、記憶や認識を改ざんする「世界の修正力」による影響を受けないという共通の特性を有する。
第7章によると、ギルドハウスとなるアジトは元々スポンサーが何もないところから出した物であり、更にラジラジを捕らえるのに一役買った事で彼女の話に乗った様である。
そして第8章にて、ランドソルより遠く離れた海に、覇瞳皇帝が打ち倒された直後に一夜の内に魔物が徘徊する孤島が現れ、そこにランファと彼女が使役する竜牙兵の目撃情報があったと言うランドソル王宮の調査と、ネネカの残したメモによってアジトの所在が判明した。
【美食殿】と【トゥインクルウィッシュ】の新旧メインギルドによって討伐チームが結成され、一行は島へ赴くが、そこは待ち構えていたゼーン以外誰もいなかった。
実はギルドマスターが直々に囮を買って出ており、他の四人はプリンセスフォーム持ち全員が離れている隙に、今度こそ完全にランドソルを滅ぼすべく総攻撃を仕掛けるという作戦だった。
そのまま為す術なしのランドソル蹂躙が始まった…矢先に、もしもの為にとラビリスタの手によって召集されていた人物達が援軍として登場。
救出されたラジラジの力で戻ってこれた主人公達や、一度退けられるも追いかけてきたゼーンも加わり、レギオンウォーと呼ばれる一大決戦が幕を開けた。
最終的には【レイジ・レギオン】メンバー全員が敗北する結果となり、ホマレからとどめを刺されそうになるが、ペコリーヌらによって和解が提案され、それに応じる事となった。
だが……。
余談
なお、「アストルム」にて願いを叶えることができる存在はミネルヴァのみであることが前作でも説明されている通り、七冠をとらえることとは無関係なはずである。
ストーリー中でもネネカが言及しており、裏の目的があることが示唆されているものの、現実世界を認識しているはずのメンバーがそれについて疑問を感じていないことも謎が深かった。
第2部開始当初はメンバーのプロフィールは公開されておらず、ストーリー内の断片的な情報を探るような状況だったが、ランファのプレイアブル化に合わせて公式サイト内にてメンバー全員のプロフィール情報が公開された。
関連イラスト
関連項目
レギオンウォー以降は
レギオンウォー後のストーリーとなる第9章後半にて、メンバーはミソラの計画のために利用されていた事が発覚。その場には彼らの「スポンサー」であるエリスも顕現したのだが、七冠と引き換えに「願い」を叶えるという契約も、彼らを都合よく利用するための欺瞞であった事が判明する。
そして、【レイジ・レギオン】の脱退をあっさりと宣言するミソラ、アゾールドの手によって辛くも逃されたカリザとランファ、顕現したエリスの攻撃によって斃れるゼーンとアゾールド、…といった具合にメンバーが散り散りとなり、同章以降【レイジ・レギオン】というギルドは完全に形骸化してしまった。
その様な中、ランファはミソラの親友として彼女の悪行を止める事を決意、第11章後半にて街中で暴れる彼女を説得するべく、主人公の強化の力を借りて一行と共闘する。
敗れたミソラは洗脳されたクリスティーナやネネカの手によって退却するが、ランファはただ一人の親友であるミソラの行方を追う事に決める。そして今後は主人公達の力になる事を約束し、ランファが一行の仲間として迎えられた。
しかし、斃れた後の亡骸をミロクによって利用され一行の敵として再び襲いかかったゼーン、エリスの魔法に飲み込まれたまま行方不明となっているアゾールド、キイロもといネアから散々な目を受けているカリザと、同章時点ではメンバーが散り散りである事は変わりない状況となっている。
そんな中第13章後半にて拠点でランファとカリザがネアを迎え入れ徐々にではあるが再始動の兆しが見え始めている。