概要
Amebaより配信されていたゲーム『プリンセスコネクト!』(以下「無印版」という)、及びその続編であるCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』(以下「Re:Dive」という)に登場する、「特定の目的を持って活動する人たちの集合体」を指すストーリー上の用語。
ファンタジー系作品で一般的に用いられるギルド(いわゆる冒険者ギルド)と大体同じ意味。
単に「ギルド」と言っても規模や活動内容は多種多様であり、政府直轄の公共機関から、非公認のごっこ遊びまで様々なギルドが存在する。
秘密結社やギャング組織といった反社会的と見られるようなものを本業とし、表向きは別の目的を掲げているギルドも存在している。
pixivでは
主にギルドメンバーキャラの一部ないし全員が描かれた集合絵タグとして、各ギルド名がタグに使われる事が多い。
ただしあくまで目安であり、イラスト投稿者によってはそのようなイラストでもタグが付与されない場合がある他、投稿者やタグ編集者によってはキャラ単体でもギルド名のタグが付けられる。そのためギルドメンバー全員の集合イラストを閲覧したい場合は、素直にメンバーのキャラ名をAND検索するべきだろう。
また、Re:Diveにおけるストーリーなどの公式のテキストでは、ギルド名の表記は「【】」で括られていることが多い。
そのため、ピクシブ百科事典でもそれに倣ってギルド名は基本的に「【】」で括るものとする。
プリンセスコネクト!
当時からストーリー上ギルドという概念は存在していたが、この時点ではそれに大きく焦点が当てられることはあまり無く、主人公達が所属するギルドの名前すら最後まで明かされていなかった。
ギルドの一覧(無印版)
ギルド名 | ギルドマスター | 備考 |
---|---|---|
名称不明 | ヒヨリ→主人公 | 主人公達の所属するギルド。Re:Diveにおける【トゥインクルウィッシュ】の前身。 |
エターナル・ソサエティ | 跳躍王(ラジクマール・ラジニカーント) | 一般プレイヤーを洗脳してギルドメンバーにしていた。 |
カレイドスコープ | マサキ | 変貌大妃(ネネカ)が所属するギルド。 |
ラウンドテーブル | 誓約女君(クリスティーナ・モーガン) | プロゲーマーが集うギルド。 |
妖魔団 | 規約違反上等の悪者が集まるギルド。 |
プリンセスコネクト!Re:Dive
前述の通り無印版ではあまり焦点が当てられることは無かったが、本作では世界観及びストーリーに大きく関わっている。
特徴として、メイン舞台となる「ランドソル」では、国民にギルドに所属することが義務付けられているため、ランドソルの住人は基本的に全員どこかのギルドに所属している点。
ギルドに所属することで受けられる公共サービスも存在するが、逆に未加入者は社会的信用が得られないなどのデメリットが多い。
とはいえ、旅人といったギルドに所属していない者も少ないわけではない。ゲーム的な話で言えば、コラボによるキャラクターは基本的にギルド未所属として扱われる。
ギルドハウス
ギルドを結成した場合、「ギルドハウス」と呼ばれる活動拠点の施設が与えられる。ギルドの活動規模、功績に応じて施設の拡充や建て替えが可能であり、それらの業務は【ギルド管理協会】と呼ばれる組織によって行われる。
【ギルド管理協会】は政府による公共団体ギルドの一つであり、ギルド結成の行政手続き、ギルドの実態・実績調査、各ギルドへの仕事の斡旋などの業務も行っている。
結成要件
ギルドの結成には(ギルドマスター含む)3人以上の構成員と、一定年齢以上(少なくとも10歳以下はアウト)のギルドマスター、そして結成目的(何かしらの社会的貢献が含まれていなくてはならない)の表明が必要であり、【ギルド管理協会】に申請し受理される事で結成が承認される。
もちろん、非公式なギルドはその限りではない。
マスター以外の年齢制限は無く、ギルドへの加入・移籍は比較的自由に行うことが出来る。マスター以外は複数のギルドを掛け持ちする事も可能。
例として主人公は正式な所属こそ【美食殿】であるが、手伝い等を理由に他のギルドにも出入りする事も多く、メンバーではないが主人公が必須のギルドも存在する。また、プロデューサー業を兼任している人物もいる。
ギルドマスターも「他のギルドのマスター」を兼任することはできないが、「他のギルドのメンバー」として所属することは可能。その場合、その「マスターのギルド」は、「マスターが加入したギルド」の傘下として扱われる。
また結成後一定期間は、ギルド管理協会のスタッフがそのギルドの実態を評価するため、常駐する決まりになっている。どの程度の期間で評価が下されるかは不明。
ギルドの一覧(Re:Dive)
一覧表には「3人以上の名前ありキャラが属する」ギルドのみ記載。
その他ギルドに関しては後述。
ギルド名 | ギルドマスター | 活動の内容・目標 | 称号のアイコン |
---|---|---|---|
美食殿 | ペコリーヌ | 美味しい物の食べ歩き | おにぎり |
トゥインクルウィッシュ | ヒヨリ | 「ソルの塔」の登頂 | 3つの星 |
ラビリンス | ラビリスタ | 「世界の謎」の解明 ※1 | 鍵 |
カルミナ | ノゾミ | アイドル活動 | 楽器(ハープ) |
リトルリリカル | ミミ | 世界平和 ※2 | 花 |
フォレスティエ | ミサト | エルフの森の警備・物販 | 葉っぱ |
悪魔偽王国軍(ディアボロス) | イリヤ | 世界征服 | コウモリ |
王宮騎士団(NIGHTMARE) | ジュン | 王宮の守護 | 剣と盾 |
サレンディア救護院 | サレン | 孤児院・商売 | リボン |
自警団(カォン) | マホ | 獣人族の居住区の警備 | 肉球 |
牧場(エリザベスパーク) | マヒル | 農業 | 牛の顔 |
メルクリウス財団 | アキノ | 金融業・悪徳商人への制裁 | ダイヤモンド |
トワイライトキャラバン | ルカ | 「黄昏の都」の探求 | 光の輝き |
ルーセント学院 | イオ ※3 | 教育 | ハート |
ヴァイスフリューゲル ランドソル支部 | モニカ | スパイ | 翼 |
ニュージェネレーションズ | ウヅキ | 特になし→アイドルになること | 王冠と星 |
聖テレサ女学院(なかよし部) ※4 | ユニ | 奨学金の受領 ※5 | 羽ペン |
ドラゴンズネスト | ホマレ | 世界の秘密を追うギャング ※6 | ドラゴン |
レイジ・レギオン ※7 | ゼーン | 七冠を捕らえ「願い」を叶える | 無し→渦 |
アルターメイデン | リリ | 「世界の裏側」へ行く | (無し) |
バンディ・シスターズ※7 | ヤマト | 「王家の装備」の強奪 | (無し) |
アルケス錬金堂 | ルイズマリー | 不明 | (無し) |
※1…表向きはクレープ屋の経営。
※2…ただし非公認のギルド。
※3…ゲーム内では形式的にそうなっている。
※4…当のギルドマスターは「ユニちゃんズ」と呼んでいる。
※5…表向きは学院の共学化の意義向上。
※6…表向きは希少種族であるドラゴン族の保護。
※7…登場当初はプレイアブルキャラは存在せず、敵対勢力のみが所属していた。
補足
上記の一覧表にあるギルドはストーリー上で確認できるものであり、設定を加味すると実際はこの他にも数多くのギルドがランドソル上に存在してると思われる。
実例として、ストーリー上には上記にも記したカリンが所属する【ギルド管理協会】の他に、貴族議会の議長ゴウシンが保有する部隊【黄金の手(ゴールデンハンド)】といったギルドが登場している。
クレジッタが率いる【リッチモンド商工会】も当初はそのような扱いだったが、後にクレジッタはプレイアブル化を果たした。
上記の一覧表で言うと、【聖テレサ女学院(なかよし部)】やそれ以降に記載したギルドは、無印版には登場しないRe:Diveからの登場人物で構成されているギルドである。
また、【ニュージェネレーションズ】は現状唯一のコラボキャラによるギルドとなっている。
【リッチモンド商工会】、【アルターメイデン】、【バンディ・シスターズ】、【アルケス錬金堂】に関しては、ギルドストーリーや称号が現状存在していない。
【レイジ・レギオン】に関しては、ギルドストーリーは未実装だが、称号は2024年11月15日に実装された。
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】・【サレンディア救護院】は【プリンセスナイト】の、【自警団(カォン)】・【牧場(エリザベスパーク)】は【動物苑】というギルドの傘下として扱われている。特に第1部ではそのような傾向が見られる。
第3部における「裏世界」は、ジオ・テオゴニアとそれのリーダー格であるライラエルといったようにギルドと似た構成をしているが、ギルドとは別の概念となっている。
ただし、公式サイトのキャラクター一覧では便宜上ギルドの延長線として扱われている。
ゲーム上では
ギルドのキャラ同士の交流は、主にギルドストーリーで観ることができる。メインストーリーやストーリーイベントでは、第1部第2章や『リトル・リリカル・アドベンチャーズ!』などのようにギルド単位で登場キャラがフィーチャーされることがあるため、その場合はそのストーリーでもギルドとしてのつながりを観れる。
2020年の新春イベント『激走! ランドソルギルドレース』では、【ギルド管理協会】主催のもと、ランドソル中を走り抜く駅伝のようなお祭り「新春ランドソルギルドレース」がストーリー内で開催された。ただ、お祭りであるためか公認・非公認問わず参加は可能であり、その場限りの一時加入も許可されている。
ギルド間同士で競い合うものであるため、本作におけるギルドという要素がフィーチャーされたイベントとなっている。
2019年6月18日のアップデート以降、ゲーム上のバトルの際にキャラたちが掛け合いボイスを発するようになったが、掛け合い先は主にギルドのメンバー同士内となっている。
特別イベント『王都終末決戦』では、4つのボス戦とそれを撃破した後に解放されるラスボス戦があったのだが、それぞれパーティメンバーが制限されており、そのキャラ制限は所属ギルドを基準に分けられていた。各ギルドの担当ボスはそれぞれのギルドの個別記事を参照。
オンラインゲームによくあるプレイヤー間での交流機能としてのギルドは「クラン」という名称で存在している。