プロフィール
概要
ゲーム内での表記は主に「クレジッタ」。
メインストーリー第2部より登場しており、無印版では登場しない、Re:Diveの新規キャラクター。
本名については後述。
土木建築・人材派遣などを扱う商会ギルド【リッチモンド商工会】のギルドマスターの女商人。
アホ毛がある小麦色の髪に、薄い赤色の瞳にメガネをかけ、着物を洋服にした様な服を着ている。
全体的にタヌキっぽい印象を受けるが、れっきとしたヒューマンである。
他にもアゾールドの使役していた金貨型モンスター・クリーピングコインを手懐け、使役している。
人物
メインストーリー第1部で起きた王都終末決戦によって傷ついたランドソルの復興事業の中心人物。
いかにも悪徳商人といった立ち振舞で、その出自や商人気質から歯に衣着せぬ言い回しを行う事が多い。
第一印象が悪いこともあってか、絆Lvが低いうちは「あの」聖人君子ばりに誰とでも平等に優しく接する主人公がドン引きする、数少ない人物。
貧民の出で、一代にして【リッチモンド商工会】を大手まで育て上げた手腕を有する一方、その為に手段を問わず、悪いこともやっている。
ただし後述する秘書曰く「悪いことが出来るタイプの人間ではない」ため、嫌味でこそあれ、非道を働くことの出来ない小悪党との事。
事実、高飛車に振る舞ってこそいるが律儀で義理堅い面があり、恩義には必ず恩義で報いるタイプ。
また偽悪的なところがあり、悪巧みなどは頻繁にするがそれを実行に移すことはあまりなく、秘書からも「悪党ムーヴ」を悪癖だとして呆れられている。
上記のように過酷な環境を生き抜いてきたため、基本的に他者を信用しておらず、金銀財宝だけがお友達といった根暗な部分もある。
リッチモンド商工会の宝物庫には彼女の蓄えた金銀財宝が所狭しと積み上げられており、それらを愛でるのが唯一の楽しみにして癒やしの時間だとか。
ちなみに、普段はうるさいほど落ち着きがなく高飛車に振る舞っていたり、商人然とした服装の所為かあまり話題に上がらないが、着飾った上で黙っていれば、誰もが見違うほどの美女へと早変わりする。
彼女の部下として秘書1号がいる。
書類改ざんなどの悪巧みをするクレジッタに対し毒舌を交えながら諌めたり、彼女が窮地に陥った際は本気で心配するなどでクレジッタを信頼し支える親友もとい凸凹コンビとも。
クレジッタ自身も秘書の的確なツッコミに図星を指されつつも、なんだかんだで彼女を信用しているようだ。
なお立ち絵は当初モブ女性の流用だったが、キャラが立ったためか途中からは髪色だけ変えた専用立ち絵になった。
ストーリー
メインストーリーでは第2部第1章第6話にて初登場。
ランドソルの復興式典にて、上述した復興事業の立役者とペコリーヌから紹介される。
ただ、国の代表者たるペコリーヌがお祭りの屋台の間を堂々と歩いている事については思う所があるようで、彼女のその姿勢を批判していた。
実の所、当初はランドソル本来の王女であるユースティアナことペコリーヌの事を「甘ちゃん」として嫌悪しており、彼女を貶めて王国を乗っ取ろうとしたゴウシン議長に依頼され、彼の汚れ仕事の手伝いをしていた。
その後、クレジッタが総工費10億ルピをもって建築した【リッチモンド商工会】の新ギルドハウス「クレジッタ・タワー」をお披露目しようとするが、【レイジ・レギオン】のカリザによって即爆破されてしまった。
その事については相当ショックを受けた様子が、キャラストーリー第1話で語られている。
その後、焦りと横暴さを増したゴウシンからの態度が悪化した事を機に、そのスタンスにも変化が訪れる様に。
ペコリーヌの毒殺を強要された際の交流で、彼女がどういった人物かを改めて知り、別の勢力に服毒され弱った彼女を見捨てきれず逆に助けてしまう。
その直後、ゴウシンから一方的に契約を切られたどころか、そのまま武力という強引な手でリッチモンド商工会を奪われてしまい、自身も殺害されかけるが、間一髪の所でペコリーヌに助けられる。
生まれに恵まれ何不自由なく生きてきたと思ってきたペコリーヌが苦労を積み重ねてきたことを知り、恩義に感動して今まで溜め込んでいた事をペコリーヌに吐き出して、彼女に忠誠を誓った。
その後はお礼参りとして、ゴウシンを罠にはめて罵り彼の玉砕を見届けた後、改めてペコリーヌの第一の忠臣たることをアピールした。
本人曰く、自分はペコリーヌに誓ったのであって王国に忠誠を誓った訳ではないとの事。
その後は国営ギルド【プリンセスナイト】に再就職し、財務担当としてその辣腕を奮っている。
また、後に【リッチモンド商工会】も取り戻す事ができ、そこのギルドマスターとして復帰した。
今までの高飛車な悪徳商人ムーヴも嘘のように明るくなり、忠犬のようにペコリーヌに尽くしまくっており、自ら声を大にして忠臣といって憚らないほどで、周囲からは半ば呆れられている。
ペコリーヌへの忠誠心はもはや信仰とか崇拝のレベルであり、彼女のためならば平気で身を差し出し、今までのアイデンティティでもあった私財を全て献上するほど。
秘書一号とはギルド【プリンセスナイト】に再就職した折に同僚となり、一緒に財務担当として精を出す傍ら、同僚となったことで彼女から「クレジッタ」と呼び捨てにされるようになってしまった。
これについてはクレジッタを弄っていた部分もあるのだが、後に週一で酒を奢る代わりにまた「クレジッタさま」と呼ばせる契約を結んでいる。
その時系列であるキャラストーリー第5,6話では、【美食殿】のギルド活動である「美味しいごはんの食べ歩きツアー」という名の危険な冒険にペコリーヌを連れてこさせまいと、自ら体を張ってギルド活動に参加し魔物に挑む様子が描かれた。
貧民の出、悪党に加担していたが最終的に主人公たちに救われ、現在はその仲間として活動するなど、何かとキャルとは被るところがある。
『Re:member 僕の願いが紡ぐ未来』では初のイベント出演を果たす。
基本的にシナリオ上戦闘員ではないのでソルの塔には集まらなかったが、機密となっているペコリーヌの昏睡を把握している数少ない人物という事で彼女の命運を主人公に託す信頼を見せていた。
彼が復活した際には彼女なりの快気祝いの言葉をかけている。
なお「これからも一緒に」では各キャラクターのスチルとアニメーションが流れる演出が入るのだが、元々名有りの脇役でイベント出演も無かったためにその素材が足りなかったせいか半分ほどペコリーヌ中心のシーンが混じっている。
『お宝頂戴!インビジブル・スティーラーズ』では直接の登場はないが、「金回りのことに関しては尋常でなく鼻が利く上に裏金が通じない」面倒な者として、カジノ王の暗殺ターゲットに挙げられていた。
第2部の最終決戦となる第16章にて、主人公の元に集う1人としても登場する。
メインクエストの第3部に当たるステージ63からはペコリーヌを追って護衛としてマツリとモニカをお供1号とお供2号として率いて別世界に足を踏み入れ、そのままペコリーヌ達に同行する。
スキル
通常
ユニオンバースト | ミリオンフリッピング | 前方の敵全てに物理中ダメージ+物防ダウン(範囲内の敵の数に応じてダメージとデバフ量アップ) |
---|---|---|
スキル | トラップウォレット | 目の前の敵を中心に物理中ダメージ+初弾は物理防御力小ダウン(永続) |
トラップウォレット+ | 目の前の敵を中心に物理中ダメージ+初弾は物理防御力小ダウン(永続)+クリティカルダメージ小アップ(永続) | |
ロイヤリティライト | 味方全体にHP・TP継続回復付与+物理無効バリア展開 | |
EXスキル | へそくりブースト | 物理攻撃力中アップ |
へそくりブースト+ | 物理攻撃力大アップ |
クリスマス
ユニオンバースト | スパークリングドロップ | 敵単体に物理特大ダメージ&物理防御力中ダウン(初弾は更に追加で敵単体の物理防御力小ダウン) |
---|---|---|
スキル | ゴージャスグリッター | 敵単体に物理大ダメージ&物理防御力小ダウン(初弾は範囲内の味方全ての物理攻撃力大アップ&物理防御力中アップ) |
ラッピングキャロル | 範囲内の味方全ての物理攻撃力大アップ&継続TP回復状態付与+最も遠くの味方単体のTP小回復 | |
EXスキル | 聖夜のデラックスコース | 物理攻撃力中アップ |
聖夜のデラックスコース+ | 物理攻撃力大アップ |
キャラステータス
通常
【物理】
後衛で、攻撃と敵の弱体化の二役で輝く女商人。
生ける金貨が詰まった財布を投げつける不意打ちや、金貨の嵐を巻き起こす攻撃で、相手の防御を大きく崩す。
ストーリー中では当初敵役として登場したものの、その後ペコリーヌ達と和解したためか、2021年9月18日にまさかのプレイアブル化を果たした(それも期間限定キャラとして)。
既存キャラの別バージョン・プリンセスフェス・コラボのいずれも該当しない限定キャラはクレジッタが初となっており、同月初頭のプリフェスを終えてハロウィンに備えていた所での唐突な限定実装に驚いたプレイヤーも多いと思われる。
使用スキルは主に対多数向けの物理デバフ持ちであり、UBは巻き込む対象が多い程威力と物防デバフ量が増加する。
スキル1はデバフ付与が初弾のみと一見頼りなさそうだが、このデバフは永続付与であり一度命中すれば戦闘終了まで継続するので安心。
また攻撃だけでなくスキル2で味方の補助も可能であり、味方全体にHP・TP両方のリジェネ効果と物理無効バリアを一気に付与するという豪快なサポートを行う。
マルチターゲット方式のボスに対して非常に強いユニットとしての活躍が見込める上、同月初頭のプリフェスで実装されたハツシオとは是非とも一緒に使って下さいと言わんばかりの相性を誇る。
グラフィック上の武器はボウガンであり、ゲーム上は弓と短剣を装備する独特なテーブル。
待機モーションなども彼女固有のものとなっている他、キャラストーリーは限定キャラながら他の通常版のキャラ達と同様に8話分用意されている。
但しキャラストーリーの閲覧は第2部第1章14話の閲覧が必要な点に注意。
さらにメインストーリーの内容上キャラストーリー2話閲覧は第2部第4章幕間、3話以降は第2部第6章幕間まで閲覧しないと解禁されない。
ホーム画面では椅子に腰掛けながら大量の宝石や貴金属を手の平からばら撒いており、後方で秘書1号が呆れる様にそれを見ている様子も窺える。
2022年9月12日に、専用装備『アバカス・アーバレスト』が実装。装備すると『トラップウォレット』の性能が底上げされる。
クリスマス
【物理】
後衛で、甘美なひと時を堪能する聖夜の女商人。
最も遠い味方へのTP回復や、初弾に追加効果のある攻撃で敵の弱体化と味方の強化を行い、勝利の舞台を整える。
イベント『クライ・ベイビー・クリスマス 誰が為の幸福なる日』に合わせて登場した、クリスマス衣装のクレジッタ。
ペコリーヌより半月遅れ、恒常ガチャでの実装である。
余談
- プリコネRリリース3周年の際のインタビュー記事にて、木村Pが「プレイヤーの皆さんが予想していないキャラクターも実装する予定」と語っていたため、クレジッタのプレイアブル化を予想していたユーザーも少なからずいただろう。
- ペコリーヌが横に並んでもあちらが普通サイズに見えてしまう程、プリコネの女性陣の中で屈指の爆乳の持ち主(キャラクターストーリー第1話より、シェフィ『(ぺこの)むね、おっきぃー!』→クレジッタ『わたくしのほうがおおきいですわよーっ!!!(怒)』)。
- ドクロ親父も「外見は最高だが、中身は残念過ぎるけど、別にいいか」と妥協している(当然、シノブからも軽蔑の眼差しを向けられている)。
- ツムギから「胸の大きさと服のセンスが反比例しているお姉さん」と呼ばれている。
- プリコネフェス2024年における中夜祭での木村Pからの話の初期設定では死亡して退場する予定だったが人気が出たので生存をする事になった模様。
表記ゆれ
関連イラスト
関連項目
アキノ…同じく商業ギルドである【メルクリウス財団】のギルドマスター。第8章では旧知だったことが示されている他、クレジッタの口からも時折財団の名が出てくる。
ネア…1年後の同時期にプレイアブル化されたキャラ。クレジッタと同じく「別バージョンでもプリフェス排出キャラでもコラボキャラでもない」限定キャラ繋がり。その他、黄色で巨乳繋がりでもある。
キャラストーリー
※この先一応のネタバレ注意。
キャラクターストーリー第4話で判明する「あちら」の世界での名前はクレア・ボヤンシア。
シドニーから来日してきた投資家の女性。
外国人であるため日本語会話は基本的に「mimi」を使って行っている。
投資によって、アストルムと同様に、ほぼ一文無しだった状態から億万長者へ上り詰めた。
しかしその稼ぎの大半を騙し取られてしまい、人間不信となっている。
ある日、mimiの調子が悪くなったせいで道に迷っていた所に主人公へ声をかけ、目的地である椿ヶ丘駅の近くにあるホテルにまで案内される。
そして第8話にて主人公を巻き込んで突入した先では、ある少女と主人公の3人で対戦型乱闘ゲームで戦っていた。
クレアが来日した理由は、苺という名の少女とオフ会をするためであった。
ゲームで連敗したクレアは、今度は「レジェンドオブアストルム」にて決着をつけようとしたその時に「夢」が終了する。
クレア・ボヤンシアの名は、透視・千里眼を意味するclairvoyanceと投資家を掛けたものだと考えられる。
苺はそのまま秘書1号から取ったものだろう。
クレジッタは主人公に対して人間不信であることを公言していたため、クレアという名前自体、偽名である可能性もある。
現実では外国人のプレイアブルキャラとしては(元から人間じゃないキャラを除き)通算で5人目で今回も種族はヒューマンとなった(一部外国人の名前の様なキャラは本名が日本人である場合が多いがハーフ、クォーター、外国籍の可能性も否定できず、プレイアブル以外であれば何人かいると思われる)。