概要
CygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』に登場するギルドの一つ。
聖テレサ女学院の「異端児」たち3名が打算的に結成したギルドである。
異端児と呼ばれるだけあってそれぞれのキャラが濃く、メインを張ったイベントストーリーはネタまみれ、メタ発言も交えた独特なノリから「プリコネ版チームローアインズ」と呼ばれることもある。
当ギルド結成のきっかけは、ランドソルにある「聖テレサ女学院」の共学化問題と関連する。
この学院は良家の子女が集う超保守的なお嬢様学校だが、年々生徒数が減少しており、時代の流れには逆らえずに共学化の道を模索することとなった。
そしてその施策の検証と称して、奨学金受領を希望して集まった生徒達に対し、「試験編入してきた男子学生である主人公と仲良くなって見せろ」という条件を課すことにした。そんな課題を大真面目に発想する時点で学院上層部も相当ヤバヤバのヤバである。
その結果、その場に偶然集まった高等部1年生から3年生までの3人の生徒が、「仲の良さ」を対外的に形として示す必要に駆られて結成したのが、本ギルドである。
ギルド名は流れで適当に決まったものであり、書類に後から書き加えられたカッコ内も含めたものが正式名称の一部。というよりむしろカッコ内だけで通称となっている。
ギルドの目的は、本当は「(奨学金のため)仲良しになること」であるが、「社会的意義なし」との理由で認められなかったため、ユニの発案で名目上「教育的見地における社会的構造に準じる共存的融和の意義向上」(端的に換言すると「学校を共学にするっていいよね」)となっている。
アニメ版においては、ユウキ(主人公)が編入していない為、ギルドの活動内容は現状暈されている。
なお、なかよし部とは言うものの、あくまでギルドとして登録されている名称であり、学院内での部活としては申請自体されていない為、学院側からは部活動とは認識されていない。いわく「なかよし部を自称するただの帰宅部」。
なんだかんだと歯に衣着せずに本音で語り合える相性の良い3人が集まったため、結成からしばらく後には、名称通りの仲良し三人組ギルドとしては機能するようになった。ただし、元から学外に同性異性問わず友人が多い特殊な人物と、そもそも学内に同性の友人すらいない特殊な人物ばかりが集まってしまったため、共学化検証としての意義は甚だ疑問である。
今のところギルドを結成した最大の目的である「奨学金の獲得」は達成出来ておらず、むしろそれを利用して学院側から厄介事を押し付けられるなどしているが、なかよし部のメンバー自体は互いに本音や自分のノリを垂れ流しても仲良く交流しており、本人達自身が打算的に集まって出来たギルドである事をよく忘れている。
それはそれとして、とにかく金銭が欲しいので『ランドソル景観向上事業』に参加する等がめつい傾向にある。
ユニは当ギルドを「ユニちゃんズ」と呼んでいるが、他の2人に秒で却下された名前であり、ユニ以外は基本的に使用していない。
しかしユニが頻繁に口にする為か、部外者からユニちゃんズと呼ばれたり、チエルがうっかりユニちゃんズと口走ったり、またユニに面倒事を押し付けたい時に2人から持ち上げられる事もある。
また、当ギルドやメンバーを指す愛称としてファンのプレイヤーから用いられることもある。
ゲーム中の性能面でも相性がよく、クロエの畏縮とチエルのちぇるの蓄積速度をユニが加速させ、クロエが物理防御を下げ、サポートを受けたチエルがボコ散らかすという、先輩から後輩へのフォローが厚いシフトとなっている。編入生のアオイも物理防御力をダウンさせるスキルを持っているため彼女らと相性抜群であり、作業服verも物防デバフとスタン効果でなかよし部をサポートしてくれる。
但し、彼女達のポテンシャルを最大限発揮させるには長期戦であるのが大前提であるのだが、メンバー全員回復スキルを持たない上に耐久力も余り高くは無い為、難易度の高いクエストでパーティーを組む際はタンク役か回復役が必須になる。
その際はイベントで共演したアキノやユカリをタンク及び回復役として同時にパーティーへ組み込むのも一興だろう。
なお聖テレサ女学院に関するシナリオや設定制作などは、シナリオライターの王雀孫が担当している。
2020年11月に追加された「ルナの塔」のストーリー「姉なる命題と博士の対偶」もユニが他のメンバーに先駆け出演した関係上、同氏が担当した。
終炎のエリュシオンのバトル前ストーリーでも、なかよし部パートは同氏が担当した。
今後も同ギルドメンバーが出演した際には同氏がシナリオを担当すると思われる。
聖テレサ女学院
なかよし部が通う学院。"女学院"の名の通り、在学生徒は例外を除き女子生徒のみであり、中等部~高等部まで確認されている(作中の言及から初等部の存在も確認されている)。私服登校であるルーセント学院とは違い、校則で決められた制服があり、リボンや体操着の色は学年や所属によって異なっており、
- 中等部→深緑色(アオイ編入生ver)
- 高等部1年→桃色(体操着は紅色)
- 高等部2年→黄緑色
- 高等部3年→水色
- 生徒会→黒(制服は白ベース)
となっている(但し、モブキャラのリボンは大人の都合により統一されている)。
お嬢様学校と言われてるだけあって、入学する生徒は貴族の令嬢が大半を占めており、種族は確認されている範囲ではヒューマンとエルフのみであるが、それ以外の種族の入学を制限しているかどうかは不明。少なくともイベント等の催事で学院を開放する際は種族に関係なく参加は可能なようである(但し、男性は原則親族か来賓のみに制限している)。
メンバー
基本メンバー3人は全員Re:Diveが初出。
なお地味な共通点として血液型が3人ともO型。それと普段の言動から忘れられがちだが3人とも学力が高水準である。
メンバー各々が、なかよし部の最後の良心と自負している。
高等部3年生のギルドマスター。周囲から「博士」の学位で呼ばれる大天才だが、それとは裏腹に青春や友情を渇望している。体育会系なクロエと頭ちぇるってるチエルに代わり、ギルド活動の事務処理や交渉事を一身に請け負っている。また、新進気鋭の印象派アーティストでもある、ユニちゃんズ 最後の良心。
- ロゼッタ (CV:小原好美)
ユニが小石に魔法で仮想自我を吹き込んだ事で生まれたゴーレム。主にユニの話し相手やサポートを行っている。端的に換言するとアレクサ。良くも悪くも事務的だが、お茶目な返しや感情的な反応も度々している。石なので性別は無いはずだが、性格的にはメスらしい。
高等部2年生。ダウナーながらもチャラい口調で話すエルフの女子。運動神経抜群で手先も器用。見た目に反して面倒見が良くかわいい一面もあるが、怒らせると見た目通り恐い。学院に隠れファンが多い。引きこもりのユニと頭ちぇるってるチエルに代わり、ギル活の肉体労働など運動面を一人で支えてる、なかよし部 最後の良心。
高等部1年生。「ちぇるーん☆」といった独特な言語センスを持つおてんば娘。普段はおちゃらけているが、冷静で現実的な思考も持ち合わせている他、割と天才肌で得意分野では二人に及ばないものの何でも出来る。頭脳労働特化のユニと肉体労働特化なクロエに代わりギルドの対人折衝や、特に二人が苦手とする美術面を一人で担う、なかよし部 最後の良心。
メンバー黒一点。正式な所属ギルドは【美食殿】であり【ルーセント学院】からの仮編入生という立場だが、活動査定において必須の存在であり、ユニとしては3人+主人公の"4人でなかよし部"という認識をしており、3人から特別な感情を持たれている。但し扱いは雑で教務主任にも名前を覚えられていない程存在感が薄い。
美食殿の活動やルーセント学院にも引き続き通っている事から一緒に行動しないことも多い。
アニメ版では編入していない為、アプリ版のみでの設定。
メンバー候補
なかよし部の直接的なメンバーではないが限りなく近い存在もしくは加入フラグが建っている該当者。
なかよし部と遜色ないやべーやつ。
なかよし部が参戦した最初のイベントストーリーである「森の臆病者と聖なる学舎の異端児」で主人公を務めた。なかよし部の絆を強固にするきっかけを作っており、3人から大変好かれている名誉部員にして事実上のメンバー。(少なくともなかよし部側からはその認識である)
短期編入が終わった後も臨時講師として度々学院に赴いており、TVアニメ版でも女学院に通っている。
なかよし部と並ぶと相性抜群なのと、本来の所属ギルドでは現状出番に乏しい為、多くのファンからも5人目のメンバーと認識されており、なかよし部+アオイのファンアートも多数描かれている。
イベントストーリー「鋼の聖女と聖なる学舎の異端児」で登場した高等部2年生の生徒会長、通称「鋼の聖女」。何よりも秩序と正義を重んじており、素行不良の異端集団「なかよし部」に対し一時は解体命令を出すも、聖学祭終了後は一応和解している。
実はクロエの隠れファン。聖学祭でもクロエのメイドコスプレ姿をこっそり写真として取得している。またカルミナの熱心なファンの一人で、特にチカを推している。教務主任であるマザー・ヒルダとは親子関係である。
呼称表
が\に | ユニ | クロエ | チエル | 主人公 | アオイ | マリア |
---|---|---|---|---|---|---|
ユニ | ぼく | クロエ君 | チエル君 | 同志or後輩or(主人公名)君 | アオイ君 | シスター |
クロエ | ユニ先輩orパイセン | うち | チエル | (主人公名) | アオイ | マリア |
チエル | ユニ先輩 | クロエ先輩 | チエルor私(※1) | (主人公名)先輩 | アオイちゃん | マリちゃん会長 |
主人公 | ユニ先輩 | クロエちゃん | チエル | 僕 | アオイちゃん→アオイ(※4) | マリアちゃん(※3)→生徒会長(※3) |
アオイ | ユニさん | クロエさん | チエルさん | (主人公名)さんor団長さん | 私 | |
マリア | ユニ三年生、ユニ先輩(※5) | クロエ二年生orクロエちゃん(※2) | チエル一年生 | (主人公名)特別編入生→ルーセントの方(※3) | 私 |
(※1)…素の状態だと「私」になる。
(※2)…内心での呼び方で、鋼の聖女のストーリーでも一度だけ直接呼んでいる。
(※3)…クロエ(聖学祭)ストーリー内にて
(※4)…トイフレンズで呼び捨てで呼んでいた。
(※5)…心の中では上級生を「先輩」付けで呼んでいる。
学院関係者・その他
本項では省略のため、なかよし部の面々が目立った活躍を見せたストーリーを以下のように呼称する。各ストーリー概要については後述。
- 森の臆病者と聖なる学舎の異端児→「森の〜」
- 授けの財団と聖なる学舎の異端児→「授けの〜」
- 鋼の聖女と聖なる学舎の異端児→「鋼の〜」
- 真冬の真夏と聖なる学舎の異端児→「真冬の~」
聖テレサ女学院の教師と生徒
なかよし部に負けず劣らず曲者揃い。というかテレ女自体がやべーやつの巣窟になりつつある。
- マザー・ヒルダ (CV:きそひろこ)
聖テレサ女学院の教務主任。なかよし部やその他生徒のセリフ中ではっきり個人名が述べられるにもかかわらず、セリフ上部に表示される発言者名は一貫して"女性教員"のままである。
ギルドのメンバーではないが、彼女が実質なかよし部の監督・伝達役になっていて当学院に関するストーリーではほぼ毎回登場しており、なかよし部の個別ストーリーでも出番があったりと、準レギュラーのような扱いとなっている。だが編入生でありメンバーである主人公の名前を未だに覚えていない。
一応、教職者としては真面目で理不尽に強権を振りかざす事も無いので尊敬されているものの、良くも悪くも教科書のような教頭の如く堅物で自身の昔語りを頻繁にするなど無駄に長話する点はクロエなどにはウザがられている。なかよし部と接する内に、次第にそのノリに汚染され始めており、その扱い(奨学金を餌にいいように操る事)にも慣れてきたご様子。生徒会長のシスター・マリアとは親子関係。
- 女学生→女生徒1/女生徒2→クロエの同級生1/クロエの同級生2
聖テレサ女学院の一般生徒2名。赤髪ロングのヒューマン(1)と、黒髪ショートのエルフ(2)のコンビ。画像は「2」の子である。
「森の~」時点では正真正銘のモブであり、両者とも単に「女学生」と呼ばれるのみだった。しかしクロエのキャラストーリーおよび「授けの~」から専属声優(「1」が天希かのん、「2」が引坂理絵)がつき、セリフでの名称も「女生徒1」および「女生徒2」というように、数字が付けられ区別されるようになった。「鋼の〜」では数字での区別や専属声優はそのままに、「クロエの同級生1」および「クロエの同級生2」に改称され、クロエとの関係性がより強調された呼び方になった。
聖テレサ学園生徒らしからぬ不良然とした風態のクロエに対し、畏怖と憧れが渾然一体となった感情を抱いている。実質ファンクラブ。ただその想いのヤバさは日に日に表面化するとともに変質しており、聖学祭では半ば騙すような形でクロエにメイド服を着せた上、普段着なれない衣装に恥じらう彼女をチエルと一緒に弄る姿も見られた。クロエに本気で罵倒されても悦ぶ強かさも身に付いている。お嬢様口調とネットスラングを混ぜた特徴的な話法を使い倒しつつクロエへの想いを垂れ流すヤベーやつら。
とはいえクロエのキャラストで彼女に助けられ、逆に助けたこともあるなど、彼女とは持ちつ持たれつの関係にある。
後に、マリアが同志だと気付き「同担歓迎」と快く思うも「推し方は人それぞれ」として敢えて見守る姿勢をとっている。
- ミィコ (CV:村井美里)
チエルの友人である先輩、高等部3年生。恋愛に関して貪欲で、かつては主人公に惚れていたが、いつの間にかルーセント学院のモブと交際していたようで、「鋼の〜」で元カレにフラれていた事が発覚した。直接接点のない後輩に名前を覚えられていた為、なかよし部やマリアには及ばずも学内で有名な存在なのかもしれない。
モブでありながら、固有名があり他のモブとは一線を画している。現実世界でもチエルの先輩として存在しているが、同一人物なのかは不明。
- 生徒会
生徒会長のマリア率いる役員達。マリアの思想に感化されており崇拝しているが、反面厳し過ぎる姿勢を疎んじている節がある(約1名を除く)。現状、副会長のトミヱと書記のナタリーのみ名前が判明している。
外部支援者
女学院に多額の資金援助をしているパトロン。「授けの〜」では特別講師として招かれたが、なかよし部に毒されて大事件を巻き起こした。これ以降も、事ある毎になかよし部から金品を求められているが、真に受けず問題児達を優しく窘めようとする聖人君子。「鋼の〜」では終盤の徒競走の解説役を務めた。
アキノの部下。彼女が経営する美味しいたいやき屋は有名であり、チエルもここの常連。また彼女が好んで用いる「だにゃ」という語尾は、「授けの〜」以降チエルに伝染している。機械工学に精通しており、下記のなかよしX建造を主導した。事件後もユニとは積極的な技術交流があるようで、彼女の発明品の設計図などが度々ユニに流れている。後にアオイと仕事仲間になる。
「授けの〜」で「ドラゴンスレイヤー」という異名を紹介されたことで厨二病患者であるクロエから崇拝され、熱烈な視線を向けられている。が、当のミフユはこの視線を威嚇と勘違いしていた。「授けの〜」終盤における校舎ブッ壊し事件の財団の罪滅ぼしも兼ね、「鋼の〜」ではなかよし部に助力する(有償)。後にアオイと仕事仲間になっている。
通称:ウロボロスさん
なかよし部から「出来る大人の女性」として尊敬される一方で、「麦しゅわガンギマリねえさん」と言われる程の暴飲っぷりにドン引きされている。ウロボロスさんとの通称はクロエのバイト先もといボランティア先の店員が、彼女の麦しゅわ消費量を己が尾をも飲む蛇の名に喩えたもの。
なお以上のアキノ、タマキ、ミフユ、ユカリの【メリクリウス財団】の構成員4名は「授けの〜」以来学院全体で相当有名になっているようで、「鋼の〜」では一般生徒がユニの足の遅さを、ユカリの婚期を用いた比喩で形容する場面も見られた。
大陸級のアイドルグループ【カルミナ】の一員。「鋼の〜」で描かれた聖学祭にて、終盤にサプライズで登場した。チエルは同グループの熱烈なファンであり、その登場に発狂。一方ユニは彼女を知らず、「ゾンミノ君」「ゾンビアーナ君」などと名前を繰り返し間違えまくった。それに対してクロエが最大の無礼と突っ込んだ。チエルは「推しの人生に介入したくない」として彼女から認知されぬよう細心の注意を払っていた…つもりだったようだが、カルミナすこすこ侍なるペンネームで送りつけたファンレターが頭ちぇるった怪文書と化していたせいで彼女らの興味を引いてしまっており、初対面で看破された。
依頼を受けて聖学際に赴いていたため、「鋼の〜」で出演。依頼を受けたのはドクロ親父の独断であり、欲望全開な理由にテレ女のやべーやつらでさえドン引きしていた。尚、ゾンビアーナ君とも接触していた事が4コマで確認出来る。
ボイスドラマCDで描かれた、地域交流会にてなかよし部と知り合った年少ギルド。「鋼の〜」における聖学祭ではなかよし部の工作に協力していると思しきシーンがある。
地域交流会でユニは成り行き上迷子のユニちゃん8歳と偽称して彼女らと接し甘え倒しており、聖学祭終了時点で未だにそう勘違いされている。
ルーセント学院の教員。女学院の男女共学化に先駆けて彼女からの推薦で主人公が送り込まれた。なかよし部3人組全員と面識があるようで、「イオちゃん」と呼ばれるほど気安い関係。マザー・ヒルダからも彼女の推薦を鵜呑みにするなど、信頼されている。
アオイの師であり上司。「森の〜」では彼女からの紹介で、アオイが一時編入していた。
- ゲテモノ好きのマニアックおじさん達
「鋼の〜」にて登場。教職者であると同時に腕の達つ魔術師であり、思わぬ形でなかよし部の起死回生への手助けをするも、同時に学院を危機に陥らせた元凶でもある。詳細は下記。
その他
- なかよしX (CV:佐倉綾音)
「授けの〜」で登場。【メルクリウス財団】が、なかよし部各人の性格とビジネスアイデアを混ぜ合わせて(一部盗作して)開発した巨大ロボット。お披露目時に暴走し、女学院の校舎を破壊したためになかよし部によって破壊された。後に残骸はユニに回収され、各種派生・発展技術が開発され、彼女の機械工学分野の発展に大きく寄与した。
- コニちゃんズ
「鋼の〜」で登場?元々は聖学祭の美術展示に出費された、ユニによるなかよし部の等身大粘土細工。
ただ名状しがたき嫌悪感と威圧感を放つ造形から、聖学祭に来ていた他校の先生方、通称「ゲテモノ好きのマニアックおじさん達」に感銘を与えてしまい、あまりに興奮した彼らの策謀によって暴走ゴーレムへと変貌してしまった存在。合体したり、目(に当たると思われる部位)からビームを放つなど、見た目に反して(?)とても凶悪。
元々がユニの作品という事もあって、責任問題になる前に、なかよし部によって秘密裏に処理された。
名前の由来は粘土細工に持たせていた「ユニちゃんズ」の旗の字が汚く、「コニちゃんズ」に見えたことから。責任回避のために仮称「謎の暗黒組織コニちゃんズ」となった。
- 【美食殿】
アニメ版2期3話で初対面、学院裏手の森で発生している怪異現象を解決すべく、編入しているアオイと共に協力している。
『Re:member 僕の願いが紡ぐ未来』にてチエルが雑に絡んで威圧感に堪えきれずあっさり引き下がった。なかよし部に対する彼女の反応は果たして…?
アプリ版の活躍
『森の臆病者と聖なる学舎の異端児』
記念すべきイベントストーリー第1弾。
【フォレスティエ】からの編入生としてやってきたアオイを主人公を介して迎え、三者三様に彼女を支えた。同時にアオイの存在がなかよし部の絆を強固にするきっかけにもなっている。
『授けの財団と聖なる学舎の異端児』
イベントストーリー第2弾。
学園に特別講師としてやってきた【メルクリウス財団】の企画で一攫千金を狙うなかよし部だったが、それが間接的に思わぬ事件に発展してしまうことになった。ちなみに、この騒動の後始末が後のイベントへの伏線になっている。
『鋼の聖女と聖なる学舎の異端児』
イベントストーリー第3弾。
上記の案件をきっかけに生徒会からギルド解体を迫られてしまい、【聖学祭】で決着をつけることに。クロエとマリアの因縁、チエルとノゾミ、株が鰻登りのマザー等々、大ボリュームの長編になっている。なおこのストーリーは後に開催された『以心電心!アオイ トイ フレンズ』と繋がっており4th Anniversary カウントダウンストーリー第4話でもなかよし部がこのストーリーの舞台となったおもちゃ工場へ足を踏み入れている。
イベントストーリー第4弾。
聖学祭を経て【なかよし部】とマリアの戦いには区切りがついたものの、OBからの苦情に関しては先延ばしにしていた中で、懲りずに問題を起こし続けた【なかよし部】はいよいよ退学勧告の危機に瀕していた。
マリアの尽力もあり、地下の反省房に収監という形で退学こそ免れた【なかよし部】だったが、本人達は込み入った事情を知らずに、看守である副会長トミヱからスパルタの自習を強いられる事に。
恩赦の条件としてメリクリウス財団の新事業『メルクリゾート・ウィスタリアンズ』の宣伝大使を受け持つ事になった【なかよし部】を待ち受けるのは…?
ドラマCD『小さな冒険隊と聖なる学舎の異端児』では【リトルリリカル】とも交流しており、狂気の18才児誕生秘話でもある。
-その他イベントストーリーでの動向-
『新春美食メモリーズ シェフィのおつかい大作戦!』
オマケコーナーの新年会で三人揃って参加している。イベントストーリー関連はチエルやユニは別イベントで登場していたが、なかよし部全員参加はこれが初。性懲りもなくアキノや裕福そうな人物達から金を巻き上げようとしていた。
『Re:member 僕の願いが紡ぐ未来』
4th記念ストーリーなのもあり実装済みのキャラはほぼ全員登場のオールスター状態で、なかよし部も例外無く参戦。『聖なる学舎の異端児』シリーズ以外でのストーリーでは初めての出演である。
前後編通してシリアスからの最終回直前の激アツ展開たけなわな所をリトルリリカルに混じる18才児から始まり恒例の茶番で清々しいまでに流れをぶった切った。その後強そうな人物に便乗しようとチエルが一生意味深ワード撒き散らし役っぽい目をしたお姉さんに勝手に突撃して勝手に自滅して退散した。ちなみにアオイはなかよし部を見て白目を剥いたらしい。なおカヤには「愉快な連中」と見做されていた。
オマケコーナーでも、寝たきり状態と目覚めた主人公に対して各々コメントしており、捻くれた言い回し(揃って「他の二人はとても心配していたが自分は心配していなかった」と宣う)だが三人とも主人公を心配し戻ってきた事に歓喜しているのが窺える。
『メインストーリー第2部第16章』
最終決戦に向けアメスの力でほぼ全てのギルドが召集される中、【なかよし部】も満を持して登場。メインストーリーでの初登場となる。
どうやら彼女達はバイトとして呼ばれたらしく、主人公から説明されるまで状況を飲み込めずにいた。(クロエは経験的に察したようだが)
最終決戦では、ミロクの力で復活したなかよしX&名もなき芸術の悪魔的コラボと対峙する事に。
加勢に来たアオイがなかよしXの洗礼を受け精神崩壊を起こしたり、二度に渡る休憩を挟みながら合流したマリアやマザーやその他援軍と共になんやかんやありながらも二体の悪魔兵器を撃退した。
余談だが、中盤戦の最中とある事情で身動きが取れなかった【なかよし部】の三人に代わり、アオイが「なかよし部、全力解放です!」と号令をかけていた。やっぱりアオイもなかよし部じゃないか…?
《時系列》
なかよし部は本編に関わらない唯一のギルドだった為、時間経過が分かりづらいが、作品の発表時期や各々の発言を踏まえると時間軸は、
- 個別ストーリー(ギルド結成前) ↓
- ギルドストーリー(ギルド結成~最初の課題) ↓
- 森の臆病者(アオイ編) ↓
- 王都終末決戦(メインストーリー第1部最終章) ↓
- 授けの財団(メルクリウス財団編) ↓
- 姉なる命題と博士の対遇(ユニ&シズル編) ↓
- 鋼の聖女(聖学祭編) ↓
- アオイトイフレンズ(番外編) ↓(なかよし部自体は出てこないが聖学祭と話がリンクしており後日談になっている)
- でこぼこガールズ・キャンプ(番外編2) ↓(トイフレンズの後日談イベントとなっており、序盤でアオイが特別講師として女学院に再度赴いている)
- トゥインクルサマーゲーム(番外編3)(ガールズ・キャンプから話が直結しており、クロエがゲストとしてストーリーに登場している)↓
- 終炎のエリュシオン(メインストーリー第2部第16章) ↓
- メインストーリー第2部第16章・エンディング(余談に記載) ↓
- 握りしめるこの手を(下記のイベントにてサマーゲーム時に交流があったクロエにユイ達が修行でアストラルになった事を報告している)↓
- 真冬の真夏と聖なる学舎の異端児(最新)
上記の流れで確定している。ドラマCDの小さな冒険隊(リトルリリカル編)に関しては、ギルド結成~財団編の間なのは確定だが詳細な時期は不明である。
上述のアオイトイフレンズに関しては、なかよし部の助っ人に来たミフユがその足でアオイの面接に向かっていた事が判明しており、アオイはその後聖学祭に参加した事になる。でこぼこガールズ・キャンプでは直接の出番はなかったが、終盤のアオイの回想でなかよし部メンバーも登場した。
トゥインクルサマーゲームでは、上記の通りクロエがストーリーに登場しており、他のチームの助っ人として大会に参加している。
TVアニメ版の活躍
TVアニメ版ではシーズン2のオープニングフィルムに登場。さらに第3話に出没。
※アプリ版から以下の設定変更がなされている
・ユウキ(主人公)は女学院に編入しておらずなかよし部とも初対面である。
・上記に伴いアプリ版での活動目標だった「男女共学化の推進」が行われず何を基準に奨学金の査定がなされてるのか不明。(アプリ版でも雑用を押し付けられてはいるが)
・アオイは森の臆病者では短期編入だっが、アニメ版では既に数ヶ月学院に通っている。(特別編入なのか正式な学院の生徒なのかどちらかは不明)
《Season 2》
- 【第3話】『不思議な森のティーパーティー~アフターヌーンは危険な香り~』
この時点で既になかよし部は結成済みであるが、上述のようにアプリ版で編入しているユウキとも初対面の為、奨学金の査定基準が不明瞭な状態である。ついでにペコリーヌ達美食殿との絡みが描かれるのもアニメ版が初である。
聖テレサ女学院を悩ませるという問題解決のため(?)、アオイと美食殿の面々と共に付近の森を探索を行った。内容自体はユニのキャラストーリーがベースになっている為、なかよし部回というより実質ユニがメインの回になっている。逆にチエルとクロエの出番は控えめでユニ以外の戦闘描写もされなかった為、ちぇるハラで良くも悪くも目立ったチエルはともかく元々がツッコミ役という立ち位置のクロエに至っては、目立つ場面にも恵まれていなかった。
- 【第10話】『落日のランドソル』
覇瞳皇帝の謀略でランドソルが大混乱に陥る中、逃げ遅れて象牙の塔でピンチになる三人だったが、タマキとカスミの助力により事なきを得る。
ユニが同じく世界に違和感を感じていたカスミに依頼しタマキの協力を得て手に入れた王宮の書物から、『ランドソルの住人が記憶操作をされている事』『現在の国王(ユースティアナ)が偽物である事』『本物のユースティアナは誰なのか』を突き止める。
その後、覇瞳皇帝サイドについたキャルの猛攻に反撃出来ずに消耗していたペコリーヌがトドメを刺されそうになった刹那、ロゼッタで経由し通信魔法で介入。ランドソル中に真実を伝えついでに覇瞳皇帝を煽動した事で結果的に不興を買ってしまい、キャルを無理矢理行使した住人への無差別攻撃を実行されるも、キャルの涙ながらの本心を聞いたペコリーヌが復活し攻撃を阻止、覇瞳皇帝に宣戦布告をした。(この時の映像も町中に転送している)
- 【第12話】『もう一度、キミとつながる物語』
他のギルドと共にランドソルの人々を守っていた。エンディングでは室内でボール遊びをしている(チエルが蹴る➔それをクロエが金属バットで打つ➔ユニが飛んでキャッチしようとしている素手で)。
※危険なので室内でのボール遊びはほどほどに
楽曲
- なかよしセンセーション…イベント『森の臆病者と聖なる学舎の異端児』エンディングテーマ
- 作詞:磯谷佳江 / 作曲・編曲:大久保薫
- 歌:チエル(佐倉綾音)、クロエ(種﨑敦美)、ユニ(小原好美)
- 青春スピナー…イベント『授けの財団と聖なる学舎の異端児』エンディングテーマ
- 作詞:ミズノゲンキ / 作曲・編曲:睦月周平
- 歌:チエル(佐倉綾音)、クロエ(種﨑敦美)、ユニ(小原好美)
- 無敵ドリーミング…イベント『鋼の聖女と聖なる学舎の異端児』エンディングテーマ
- 作詞:しらゆき美優/ 作曲:白戸祐輔(Dream monster)/編曲:白戸祐輔(Dream monster)佐藤厚仁(Dream monster)
- 歌:チエル(佐倉綾音)、クロエ(種﨑敦美)、ユニ(小原好美)
- 妄想サマーハレーション…イベント『真冬の真夏と聖なる学舎の異端児』エンディングテーマ
- 作詞・作曲:出口遼 / 編曲:出口遼、半田翼
- 歌:チエル(佐倉綾音)、クロエ(種﨑敦美)、ユニ(小原好美)
- Connecting_Happy!!(プリコネフェス2024ver.)
余談(※ネタバレ有り)
- 特別イベント『王都終末決戦』ではサーヴァント・ウォル(防衛)戦のパーティメンバーにクロエが選ばれた(ユニとチエルは当時未実装だったため不参加)。
- 後発実装組というだけあってかメンバー全員が★3という豪華なギルドになっている。そのため、キャラを仲間にし絆ランクを上げることが解放条件である、ギルドストーリーの解放難易度がやや難しいため注意。2020年11月21日にはメンバー全員がハードクエスト周回で自力解放できるようになったため、多少は難易度が落ちた。
人気と扱いについて
無印には登場していない後発ギルドで、Re:Diveにおいても現状メインストーリーで唯一出番がないという本編から最も遠いギルドでありながら熱狂的なファンが多く、
- ゲーム内のホーム画面に設定されているアニメ部門第1位【なかよしセンセーション】、シーン部門第2位【ギルドストーリー第3話】、シーン部門第3位【クロエのキャラストーリー第8話】
- Re:Dive 3th生放送
- ゲーム内のホーム画面に設定されているアニメ部門第1位【なかよしセンセーション】、アニメ部門第3位【青春スピナー】、シーン部門第3位【ギルドストーリー第3話】
- Re:Dive 3.5th&4th生放送
- 一番入ってみたいギルド第2位、一番好きな曲【なかよしセンセーション】第2位
- 4th生放送
上記のように、公式による人気度関連のランキングでは必ずと言っていい程ランクインしており本作屈指の人気を持つ。
その人気に肖ってか、森の臆病者と聖なる学舎の異端児から始まり、特定ギルドを中心としたイベントは3つ(ドラマCDを含むと4つ)と美食殿の次に多く、さらにルナの塔でもRe:Dive初出ながらユニが登場するなど非常に優遇されている。
グッズ方面も急速に展開されており、売り切れが続出する程の人気ぶりである。
反面、メインストーリーには絡むことはほとんどなく、王都終末決戦についてクロエに言及されたり、ミネルヴァのセリフに聖テレサ女学院の名が登場したりするぐらいであり、現状は実質的に外伝扱いになっているギルドとも言える。
2021年4月1日に放送されたエイプリルフール生放送!のキャラライブで、美食殿の3人及びリトルリリカルに続き、3人揃って3Dモデルでサプライズ登場を果たし、続く3,5周年記念生放送では3Dモデルでお知らせの告知を行った。
2024年のプリコネフェスの時点で3Dモデルが出たキャラは24人になっており、シェフィや【トゥインクルウィッシュ】より先だった事も踏まえると待遇の良さが窺える。
GWの10連ガチャ無料キャンペーンでは、過去にCM担当していた美食殿に代わり、なかよし部が替え歌を引っ提げて出演する、更にプリコネフェス2022のキービジュアルに選ばれグッズ化も決定しており、公式からのプッシュに拍車が掛かっている。
2022年4thライブにて【青春スピナー】→【なかよしセンセーション】をフルバージョンで連続で披露していた。
2022年、年末年始無料ガチャのTVCMを担当。美食殿→リトルリリカルに続く3Dモデルでの告知となったが、なかよしX&コニちゃんズもCM内を徘徊しておりファン達に衝撃を与えた。
2023年5thのキャラライブには残念ながら登場は叶わなかったが、その前のインフォメーションコーナーにおいて今後のキャンペーンや重大な実装情報等を紹介していた。
6thとなる2024年には2年振りにキャラライブへと参戦、【なかよしセンセーション】→【無敵ドリーミング】をまたも連続で披露し、エンディングにはConnecting_Happy!!(プリコネフェス2024ver.)を参加メンバー全員との歌唱で締めくくった。
この先第2部~第3部のネタバレ有り!!
最終決戦となる第16章にて、主人公の元に集うギルドの1つとして満を持して登場したが、上述の通り詳細な情報を持っておらず、主要メンバーの中で唯一『現実』について触れていないギルドとなっていた。
その為、メンバーを集めたアメスが"意図的"に【なかよし部】に対してのみ『現実』について話さなかった可能性がある。
その後、様々な事情が衝突した結果、ほぼ全てのプレイヤーへの強制ログアウト処置がなされ、【なかよし部】も全員『現実世界』へと帰還していった。
『第3部』
本編が第3部に移行し、OPも変更され、なんと【なかよし部】も登場している。三人で【カルミナ】のステージを応援していた。
第2部で執行された『懲役』解放の行方と、【なかよし部】が本編にどう関わってくるかは検討もつかない状況だが、少なくともアストルムに引き続きログインしている事が確定したと言える。
前述の出番の少なさはライターの王雀孫のかなりの遅筆が原因ではないかと囁かれており(そもそも専属ライターではない)、それを裏付けるように
- 聖学祭版のユニがキャラストーリーの追加にかなりの時間を要している
- 2024年冬イベで実装されたウィンター版ユニ・クロエはそもそもキャラストが実装されていない(絆ランクボイスは従来通りキャラストに対応したと思しき発言があるためプロット自体は存在すると思われる)
- ルナの塔ではクロエとチエルが未だに登場していない
- ギルド全員に通常版の星6が実装されていないのはなかよし部とマナリアフレンズだけである(他は今後も実装されないであろう他社コラボキャラを除くと限定キャラの多く、EXキャラ、ルナ、クレジッタくらい)
- 前述のようにメインストーリーに出番が全くない。2部までに登場したキャラは多くが3部サイドストーリーで裏世界に出入りしている様子が描かれるが、9章現在でギルドの一人も登場していないのはなかよし部だけである。(そもそも1部や2部ですら最終決戦の時にしか登場せず、あくまでバイトで雇う形で状況説明もされていない。)
……と、ストーリーが追いついていない事例が多い。
関連イラスト
関連タグ
ルーセント学院…同じく学校のギルド。チエルやクロエからは「ルー学」と略されている。こちらはテレ女と違い男女共学である。一部生徒には、なかよし部がテレ女のヤベー奴と認識されている。
ローアイン・トモイ・エルセム…同会社のグラブルに登場する異端チャラ男集団。彼女達と同じく、トリオでのテンポの良い掛け合いやイベントシナリオのノリから彼らを連想する人が多い。
BNW→同会社のウマ娘プリティーダービーに登場する実在の競走馬たちの呼び名に基づく同期3人組。やはりトリオでの掛け合いやエピソードの多さの他にも、理屈っぽく堅苦しい喋りをする子・口は悪くつっけんどんだが優しい子・やかましいぐらい元気な娘とそれぞれの共通点も多い。