概要
CygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』にて開催されたイベント。
開催期間は2022/12/16(金) 12:00 ~ 2022/12/23(金) 11:59
メインストーリー第2部最終章となる第16章中盤の追加に伴う特別イベントという位置づけである。
解説
メインストーリー第2部第16章にて展開される、遂に本性を現し「終炎の巨神」を率いてランドソルの直接的な破壊に乗り出したミロクとの決戦に臨む特別イベント。
ミロクの召喚したボスモンスターとの戦いと、ボスモンスターを倒した後に解放される、ミロクとの最終決戦の二部形式に分かれて行われる。
基本的な形式は前回のレイドイベントであるレギオンウォーと同じ。
ミロク以外のボスとのバトルは、プレイヤー全員の力を合わせて戦う、いわゆるレイド形式のバトル。
ボスはそれぞれ非常に高い「Total HP」を有しており、プレイヤー全員で力を合わせてそのHPを0にすることで「完全討伐」になる。また、プレイヤー個人に用意されている「Battle HP」を0にすることでバトルが終了し「防衛報酬」を獲得することができる。
ミロクとの最終決戦はプレイヤー個人での戦いとなり、挑戦回数を消費せずに何度でも挑戦できる。
ボスのHPを削るごとに「バーストダウン」という味方へのバフ・ボスへのデバフが積み重なり攻略が楽になっていく。完全討伐を果たすと他のボス戦へ強力な支援効果が入る「バーストエンド」が発生する。
またボスに難易度が三段階設定されており「NOMAL」「HARD」「VERY HARD」から選択可能。どの難易度を選んでも報酬に違いはなく、1戦で削れる「Total HP」の総量が変化するのみ。
今回もどのバトルでも全てのキャラを編成可能。サポート設定キャラに関しても前回同様マナを消費せずに複数のサポートキャラをレンタルできる。
ボスたちとのバトルでは特定のキャラに「アドバンス効果」という特殊なバフが付与される。アドバンス効果とは、バトル中に対象キャラのLvが+30(サポート設定キャラは+15)される効果であり、育成が不十分なプレイヤーでもある程度参加しやすいようになっている。
前回のレギオンウォーではシナリオ上一部のキャラのみ抜擢されていたが、今回は主人公に縁のあるキャラが一同に集められた事で事実上ほぼ全てのプレイアブルキャラクターにアドバンス効果が適用される事となった。
適用外となったのは終炎の巨神体内には突入せずに外に残って巨神本体の侵攻を食い止める役を買って出た七冠の面々、『スターライトプリンセス Re:M@STER!』『Re:ゼロから集まる異世界食卓』のコラボキャラ、そして何故かネア。イベント中の会話には顔を出していたトゥインクルウィッシュの3人は最後までアドバンス対象に適用されなかった。
前回の「レギオンウォー」ではプレイヤー達からは例の如く「ランドソル滅亡(○回目)」が囁かれてはいたが、有志の試行錯誤や情報共有の甲斐あって一人攻略が固まるとその危惧も必要なく他の攻略が進んでいった。果たして今回はいかに……?
フェーズ1
開催時点で発表されていたボスモンスターは以下の4体。
いずれも過去のイベントストーリーでボスを張った魔物であり、ミロクの能力によって再生されている。
- 黒の王ジャバウォック(『不思議の国のリノ 小さなアリスと希望の絵本』より)
ミロクの力で再び現れた魔物で、やはり今回も希望の力が攻略の鍵となっている。
- 暴走のイノセントボウ(『ハッピー・チェンジ・エンジェルズ』より)
厳密には魔物ではなく暴走した弓で、ミロクの力により再び暴走している。
- ファントムバロン(『リトル・ブレイブ・ハロウィンナイト!』より)
イベントでは天に昇ったはずがミロクにより強制的に呼び戻されて操られており、戦うことは本意でなく苦しんでいる。
- テンタパス(『デンジャラスバカンス!渚のグルメプリンセス』より)
ペコリーヌに踊り食いされた個体と同一で体に歯型が残っている。このため雪辱を果たすべくペコリーヌを特に執拗に狙う。
いずれもボスとして相応の能力はあるものの、正直な所いずれもレギオンウォーの面々とは比べ物にならないほど弱い。ある程度の戦力が揃っていれば攻略は簡単で、バースト効果が積み重なればVERY HARDですら編成によっては30秒切りでの討伐も可能。上記の通りサポート編成数の上限がなくなったため、初心者でもVERY HARD攻略の敷居は低い。
マルチターゲットで特に倒しやすいジャバウォックが分かりやすく真っ先に集中的に狙われ、レギオンウォーのカリザもかくやという勢いでTotal HPが削れていく。
なんとか17日を跨ぐことは出来たものの17日0時35分頃に完全討伐。そのカリザをゆうに上回る討伐速度によりほぼ半日弱で撃沈、残りの3体も概ね80%を切っていた。
同日午前10時頃、暴走のイノセントボウも完全討伐。朝日は迎えられたが昼を超える事は出来なかった。同時に残り2体も平行して適度に削られており、4体とも次の日はおろか夜も迎えられなさそうな気配が漂う。
午後14時40分頃、ファントムバロンも完全討伐。イノセントボウの撃沈から5時間も持たず遂に残るはテンタパス1体のみとなった。テンタパスも既に40%を切っておりフェーズ1突破も目前となっている。
そして午後16時55分頃、最後に残ったテンタパスも集中砲火を受け完全討伐。日は落ちていたが夜は迎えられずこうして最初に発表された全4体のボスが撃沈した。
次のフェーズはどう来るかと構えていた全国の騎士くん達の前に現れたのは意外な人物であった。
フェーズ2
立ち塞がったのはなんとミロクに始末されたはずのゴウシン元議長。
しかも禍々しい角と羽が生え異形の姿に変貌してしまっている。その代わりに(?)目立つあの髪はさっぱり刈り上げられぱっと見では同一人物とは気づけない出で立ち。ただの人間だった以前とは違い(やたらと名前の長い)強力な技を放てるようにまでになっているなど、嘗ての彼とは性根の腐った人格以外は完全に別人である。
こうなった理由はミロクの力……ではなくなんとアンチビーストに力を与えられたからであった(一応ミロクにも力は貰ってるようだが)。何故それがこんな所にいるのかは不明だが、ミロクが折角だからと利用するつもりだったのだろうか。ちなみにミロクはもとから大して期待していなかったらしい。
なおボスとしての強さは前座の4ボスに毛が生えた程度のためさほど苦戦はしないはず。
ただしTotal HPは前座の4ボスを合計したほどの多さになっている。レギオンウォーと比べるとおよそミソラとアゾールドを合わせた数。
そして18日午後13時45分頃に完全討伐。さすがに時間はかかったものの1日と持ちはしなかった。
そして次はミロクとの決戦だろうと思っていた全国の騎士くん達の前にまさかのアイツが現れた。
フェーズ3
最後とばかりに立ちふさがったのは4体の魔物。2体ずつ1組になっておりミロク戦の前の最後の壁として一同の脅威となる。
- アルマ&オラム
(『リトル・リリカル・アドベンチャーズ!』)
(『トワイライトブレイカーズ』)
- なかよしX&名もなき芸術
(『授けの財団と聖なる学舎の異端児』)
(『鋼の聖女と聖なる学舎の異端児』)
それぞれ関連のあるイベントで出番を張ったボス同士が組んでいる。
……片方が凄まじく異彩を放っているのは気の所為ではないだろう。
上記の通りアドバンス効果はほぼ全員に適用されているものの、事前に発表された4体のボスに対応するアドバンス効果対象キャラに含まれていないキャラがいるため開催前から追加のボスが存在するのではないかと考えられていた。
実際開催されるとメインストーリーにおいて巨神体内にあるソルオーブは「8個」と言及されておりミロクはそれらを各魔物に守らせていると語っている。加えてフェーズが3まであることが判明しており発表済みの4ボスはフェーズ1とされていた。
この点から4体のボスが討伐されることで、追加で更に4体のボスが増えることが見込まれている。恐らく各ボスが明らかに弱めの調整かつプレイヤーにかなり有利になっているのも実際は合計8体のボスが控えているためだと思われていた。
そして実際にフェーズ3が明らかになると本当に4体のボスが追加された……が、2体1組という意外な形での実装となった。
そしてミロクとの対決となるが、ミロク戦はマルチレイドバトルは適用されず、プレイヤー自らで倒す事になる。ミロクはレベル700でHPが3分割され3モードに分かれているがサポートは3人まで借りることが可能な上に全滅しても特にペナルティはなく倒せるまで何度でも挑戦は可能。ただしミロクは特に3段階目がかなり強い。レベルカンストかつ戦力が揃っているプレイヤーなら何の問題もなく倒せる相手だが、戦力があまり充実してないと何度も全滅させられ泣きを見る可能性が高い。撃破すれば4000ジュエルと専用装備スフィア(レベル240)を獲得出来る。ミロクは強敵だが是非イベント終了となる23日午前までには必ず撃破してもらいたい。
なおイベント開催期間中にミロクに勝利できなかったプレイヤーに関しては、イベント終了後もメインストーリー第2部第16章の画面から、難易度が引き下げられたうえでミロクに挑戦することができる。
イベント開催後に第2部第16章を解禁した新規プレイヤーに関しても同様である。
余談
ボスのHPを削っていくとストーリーが展開され、なんとこれまでのイベントストーリーで登場したゲストキャラクターたちがアメスによって呼び集められ援軍に駆けつけるという熱い展開が繰り広げられた。
一方でフェーズ2以降では敵側にもゲスト出演の援軍がついているパターンも登場するようになった。
- 黒の王ジャバウォック戦の援軍
・アリス(『不思議の国のリノ 小さなアリスと希望の絵本』)
黒の王の力が絵本から流れ出していく事に気付き、追跡したところジャバウォックと戦うリノ達に合流。リノに再び希望を司る救世主の力を与えた。
・魔物の姫(『シンデレラレッスン 華やかなる日々はリンゴの味』)
ジャバウォックに潰されそうになっていたリマを助け渇を入れる。
・チュウジとチュウザ、配下のネズミ達(『スイート・タイニー・ステージ! 駆け出し女優とリトルレディ』)
自警団(カォン)の面々に引き連れられて登場。リンのピンチと聞き駆けつけた模様。
・ハンゾウと配下の忍達(『まきばの四農士 貧乏牧場奮闘記!』)
なんとイベントストーリーの後に魔物の姫に拾われて彼女に恩義を感じて従っていることが判明。
マヒルも世界のために戦う彼らを見て過去のことは水に流した。
- 暴走のイノセントボウ戦の援軍
・聖夜の精霊&おばあさん(『メリープリンクリスマス! 空舞う少女とまごころのお菓子』)
イノセントボウにお菓子を与え一時的に気をそらし足止めさせた。
・ローズメン(『デビュタント・シャングリ・ラ 聖夜のラブゲーム』)
サレンとアキノに愛の教えを説きにいく必要があると感じて参上した模様。
イノセントボウの力で身体が入れ替わってしまった二人を激励し、結果二人だけでなく同じように入れ替わり現象でめちゃくちゃになっていた偽悪魔軍団の面々も士気を取り戻した…のだが
・ラフィ(『ハッピー・チェンジ・エンジェルズ』)
・エミィ(『ハッピー◇ハプニング 幸せの双子天使と聖夜の贈り物』)
上記のローズメンの激励の直後に登場、エミィのエンジェリックアローにより全員元の身体に戻れたのだが、せっかくの士気高揚に水をさしてしまう少し残念な結果になってしまった。
なおこの時の会話から、ラフィの弓矢がミロクの魔力により再び暴走させられていた本物であることが判明した。
- ファントムバロン戦の援軍
・ハナ(『リトル・ブレイブ・ハロウィンナイト!』)
救護院の子供たちと避難するよう言われていたが、山神様の助けを借りて駆けつける。父であるファントムバロンと対話し、彼をミロクの呪縛から解き放とうと奮闘した。最終的に彼女の想いを聞き届けたファントムバロンはミロクの呪縛に抵抗できるまでになり、娘を愛していることを伝えた後、彼女の後見人であるサレン達に自身を倒してほしいと頼んだ。
・山神様(『激走! ランドソルギルドレース』)
ハナを連れて登場。ハナがファントムバロンとの対話をするための隙を作るため、周りの幽霊たちの攻撃を受け止めるタンク役を買って出る。
幽霊たちの攻撃が激しくピンチに陥るが、駆けつけたランファの歌により事なきを得る。
- テンタパス戦の援軍
・アメきち&ハレきち(『スズナレインボーステージ!』)
シェフィとカズマサがテンタパスに拘束された際に駆けつけ、アメきちが雨を降らせ真水に弱いテンタパスを弱体化、二人の救出を成功させる。
ハレきちはその後、テンタパスの粘液で使い物にならなくなったカズマサのシークラッカーを自身の能力で渇かす手伝いをしていた模様。
・カズマサ(『新春グルメプリンセス! 一投にかけた乙女たち』)
シークラッカーを持って参戦するもいきなりテンタパスに捕まってピンチになる、テンタパスの粘液でクラッカーが使えなくなる等の相変わらずのポンコツぶりをみせるが、最終的にアメきちハレきちやビーチベースボール部員達の協力もありテンタパスを追い込み漁形式で痛手を負わせることに成功する。なおテンタパスのバーストダウンの一つには彼のユニオンバーストをそのまま付与させたものがある。
・ビーチベースボール部員(『ミサトサマーエール! 夢追う真夏のナイン』)
カズマサの持ってきたシークラッカーを使用しての追い込み漁作戦を行い、無事成功させる。
- ゴウシン戦の援軍
アドバンス効果にある通り魔法少女イベントのキャラが総出演。
- なかよしX&名もなき芸術戦の援軍
・シスター・マリア(『鋼の聖女と聖なる学舎の異端児』)
なかよし部の救援?として登場。相も変わらず表面上は辛辣な物言いをするものの、なかよし部への監視と指導を兼ねてメルクリウス財団とカリンの派遣、時間差でカルミナによる援護を手配しサポートしてくれる。
・マザー・ヒルダ(『聖なる学舎の異端児シリーズ』)
マリアと共に親子揃って登場。世界を救うという理由で、なかよし部の休講を認めたらしく「早くお救いなさいな」(クロエ曰く、「鍋のアク掬っといて」みたいなノリで)と急かしてくる。無茶を言うな。
・ミィコ(『聖なる学舎の異端児シリーズ』)
火事場の大騒ぎに乗じて登場した一般通過出会い厨。わざわざ巨大な怪物の腹にまで潜って男漁りする姿は逆に猛者と言えなくもない。
なお、なかよし部のセリフパートに関しては王雀孫氏が担当した。
敵側ゲスト
- ゴウシン戦の敵ゲスト
- アルマ&オラム戦の敵ゲスト
・貴族(『トワイライトブレイカーズ』)
・院長(『イリーガルオーエドカルテ Dr.ミツキの診察室』)
・アクダイカン(『ショーグン道中記 白翼のサムライ』)
結託したはいいが全く連携が取れていなかった模様。次第に改善され窮地に陥る主人公ではあったが、ここにアリサ・ジータ・ルナ・ヴァンピィ・アン・グレア・ルゥといった既にプリコネに参戦していたCygamesの他作品のキャラクターがコッコロの父の手引きにより次々と現れ悪党達を殲滅させ、残っていた古代兵器を破壊するため主人公達との共闘を誓うのだった。
コッコロ「わたくしたちの知らない、女性のお友達がいたとは……」
関連項目
プリンセスコネクト!Re:Dive プリンセスコネクト!Re:Diveのイベント一覧
王都終末決戦…こちらは2019年12月に開催された、メインストーリー第1部最終章となる第15章の追加に伴う特別イベント。4体のボスとのレイドバトル形式と、それらを撃破した後に解放される最終決戦の二部形式である点などが共通。
レギオンウォー…2021年8月に開催された、メインストーリー第2部第9章の追加に伴う特別イベント。上記以外にバーストダウン・バーストエンドなどの仕様が共通。