概要
『魔法ワールド』の人物。魔女。『ハリー・ポッターシリーズ』において憂いの篩のアルバス・ダンブルドアの記憶の中に登場する。
ホグワーツ魔法魔術学校の創設者のひとりヘルガ・ハッフルパフの末裔。
『ハリー・ポッターシリーズ』本編の時点で既に故人。
人物
独身の老婦人。太っている。
裕福で、数々の骨董品を集めるのが趣味。
ホキーという名前の年老いた屋敷しもべ妖精が彼女に仕えている。
ハリー・ポッターと同世代のハッフルパフ生ザカリアス・スミスと同じ名字であるため、彼の親戚である可能性がある。
(といってもスミスというのはイギリスではかなりありふれた名字であるため、詳細は不明。)
来歴
1945年頃、ヘプジバは夜の闇横丁のボージン・アンド・バークスで魔法の道具を売買する顧客のひとりだった。
当時の店員であり、骨董品の買取外商をしていたトム・リドルは彼女の家に何度も足を運んでいる。
ある日、ヘプジバは自宅でトムに先祖代々の家宝であるハッフルパフのカップと、ボージンから手に入れたコレクションのひとつスリザリンのロケットを内密に見せる。
その二日後、ヘプジバは突然死した。
ホキーがヘプジバのココアに砂糖と間違えて毒を入れたことを認めたため、ホキーは有罪になり、その後獄死した。
しかし、アルバス・ダンブルドアが獄死する前のホキーと面会した際にその「記憶」を採取し、真相について知ることになる。ヘプジバを殺害した犯人はリドルであり、ホキーの記憶を改竄して濡れ衣を着せていた。
リドルがヘプジバを殺害したのは、ヘプジバのハッフルパフのカップとスリザリンのロケットを奪うためである。彼は分霊箱にするために魔法界に伝わる由緒正しい宝、特にホグワーツの創設者ゆかりの品を求めていた。また、ロケットはリドルにとって母メローピー・ゴーントの形見の、先祖代々の家宝でもあった。そもそもリドルがボージン・アンド・バークスに就職したのもそれらを発見し強奪するためである。
ヘプジバを殺して裂かれたリドルの魂の欠片は、分霊箱へ封じられた。