概要
フライデーおじさんとは、金曜ロードショー2代目OP(1997年4月4日から2009年03月20日)に登場する映写機を回すシルクハットをかぶった初老の男性である。
OPのメインテーマは久石譲作曲の「cinema nostalgia」、アニメーションはスタジオジブリでおなじみの宮崎駿と近藤喜文の両名により製作された(どちらかというと近藤喜文の関与が大きいとされる)。2015年に金曜ロードSHOW!30周年記念としてスタジオジブリの作品が放映された際は期間限定でこのOPが使われたこともあった。
長らく正式名称は不明で、「映写機おじさん」(金曜ロードショーの公式サイドも一時期こちらの名称を使っていた)、「金曜日の紳士」等と呼ばれていたが、2021年1月22日に正式にスタジオジブリの宮崎さん(注1)によって「フライデーおじさん」という名前が与えられた。(参考リンク)。
※注1...該当ツイートだけではあくまでスタジオジブリの"宮崎"の記載しかなく、宮崎駿か宮崎吾朗が名付けたか定かではないが、スタジオジブリの公式twitterでは、宮崎駿のツイートを「宮崎さん」(以下参考ツイート①、②、③)宮崎吾朗のツイートを「吾朗さん」(以下参考ツイート①、②、③)と明確に分けて呟いているので宮崎駿が名付けた可能性が高いとされる。
余談
- この映写機を回す専門の職業を映写技師と呼び、フィルムの原料のニトロセルロースは火薬として用いられる物質で取り扱いに細心の注意を要す(火災も多く、数多くの貴重なフィルムが失われてきたという)ことから、安全フィルムが開発されるまでは国家資格として扱われていた。近年では映画のデジタル化に伴って高度な作業を要することもなくなり映写技師の仕事も減少しているとされる。
- 1997年12月に起きたポケモンショックの影響を受けたことにより左右の縁の速さが遅くなるように修正された。
- かつてのFlashやPixiv上では映写機を手回しガトリングガンに見立てたイラストや動画が多い。