Billy the Kid
1859年11月23日 - 1881年7月14日
享年21歳
概要
アメリカ開拓時代のアウトロー。
生涯で21人を殺害し、その他にも強盗や窃盗を重ねた伝説的なガンマン。
身長が160cm前後と西洋人としては小柄で、そこから“キッド(クソガキ)”の名を拝するに至った。
本名を「ウィリアム・ヘンリー・マッカーティ・ジュニア(William Henry McCarty,Jr.)」という。
少年時代に母親に乱暴を働いた悪漢を銃で殺害して以後、アウトローの道に堕ちて各地を流転していった。
“早撃ち”と“ロデオ”の名人として知られ、特に早撃ちに関しては多くの逸話を持つ。
一例として――
- 空中に放り投げた缶に六発撃ち込み、すべて同じ穴に貫通させた。
- とある悪漢との早撃ち対決で眉間に三発撃ち込み、コイン一枚分ほどの銃痕しか残さなかった。
- 走る馬上から杭に止まった小鳥を撃ち落とした。
……といった、超絶技巧の持ち主だったとされている。
悪人である一方、口達者で親しみやすく、誰とでも打ち解けることが出来た世渡り上手だったとも。
左利きだが、現存する写真では右利きのように映っており、現像の際に反転したという見解が一般的。
また身嗜みに気を使う伊達男だったともいわれる。
銃やロデオ以外にも“ファンダンゴ”というフラメンコ系のダンスも得意だったと伝わっている。
「リンカーン郡戦争」と呼ばれる騒動の発端を作り、その件で保安官のパット・ギャレットに仲間ともども逮捕されるも、四ヶ月後に刑務所を脱走した。これがニューヨーク・タイムズに報じられ、キッドの悪名は全米に知られることとなった。
脱走から一年たった1881年に、かつて自分を逮捕したパット・ギャレットに闇討ちに遭い、殺害された。
墓標には「真実と経歴。21人を殺した。少年悪漢王 彼は彼らしく生きて死んだ」と刻まれたという。
その刹那的な生き様と天才的な銃の腕前から、当時から現代にいたるまで熱狂的な愛好家が多く、しばしダークヒーローのような扱いを受けることがある。彼を主題にした映像作品も多く作られた。
また殺害した人数については虚実ないまぜ増えた可能性が示唆されており、実際にカウントされたものだけを数えると9人ほどだとされている。
最後のレストラン
凌と「まるで劇画」っていうような根性風のジャンケンをした。「本当においしいもの」を注文した。
宵闇眩燈草紙
オークションで骨董品のリボルバーであるサンダラーを取り返した林潤花の元へと襲撃をかける形で初登場し、続くシホイガン編では主要人物の一人となった。
シリンダー(とおそらく特殊弾の薬莢)に特殊な金属を用いたリボルバー・サンダラーの射手と決着をつける事に拘っており、決闘とそれに至るまでにしか興味が無い。
墓を暴いた黄人載により蘇った殭屍。ガンマン人形の試作品も兼ねており、生前より強化されている。
経歴は史実同様でパット・ギャレットに撃たれて死亡しているが、ジョン・タンストールは決闘の剣として2艇のサンダラーを製作している。
しかしビリーと言うには年を重ねている事や右利きである等違和感があり、時折思い出す欠落した記憶がビリーと異なることが明らかとなり、終盤に判明したその正体は...
そしてムーチーとの決闘で因縁の相手が乱入したというイレギュラーがあったものの、奪われた記憶を思い出して決闘にも敗れたことで解放される事となった。
ネームモデル
関連タグ
コルトM1877ライトニング(伝説上でキッドの愛用したとされる拳銃)
ウィンチェスターライフル(正規の記録に残っている彼の得物)
ビリー・ザ・キッド魂…特撮番組『仮面ライダーゴースト』に登場するビリー・ザ・キッドの魂が憑依したゴーストの形態の一つ。
ビリーザキッド(ラヴヘブン)…乙女パズルゲーム『ラヴヘブン』に登場する。