概要
生没年:1856年5月1日 - 1903年8月1日
本名「マーサ・ジェーン・カナリー」。通称「平原の女王」。
6人姉弟の長女として生まれたが、14歳で母を、15歳で父を失い、姉弟は孤児となった。
ジェーンは家族を養うため、皿洗い、コック、ウエイトレス、踊り子、看護婦、牛飼いなどのどんな仕事も請け負った。最終的により危険で実入りのいい斥候という仕事を引き受けた。
斥候として活躍する彼女は非常に多彩で波瀾に満ちた人生を送った。後に自身の武勇伝をつづった自叙伝『カラミティ・ジェーン』は今でも多くの人々に読まれている。
……なのだが、この本に書かれた内容には現実的でない誇張ないし全くのデタラメが多く含まれている。
元々彼女には虚言癖があり、本に書かれている内容には信憑性に大きく欠けていたのだ。
それでも彼女はビリー・ザ・キッドと同じいわゆる『西部劇』に代表するアメリカナショナリズムの象徴たる人物であるため、彼女をもとにした作品はかなり多い。
ちなみに「カラミティ(災厄)」という呼び名だが、広く知られている由来は「法廷の疫病神 (court calamity)」として、彼女が法廷内の男性を怒らせ続けた結果、彼女への警告として付けられた名前だと言われている。虚言癖のある彼女が証言台に立てばたまったものじゃなかっただろう。
ワイルド・ビル・ヒコックを深く敬愛していたという。
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クロノアイズ 登場人物の一人(続編である「クロノアイズ・グランサー」ではメインヒロイン)の正体がこの項目の人物。