Never Left Without Saying Goodbye
さよならも言わずに、消えてしまわないで――
概要
台湾のゲームメーカーRayarkが配信しているスマートフォン向けのアプリゲーム。公式発表ジャンルは音楽リズムアクション。
タイトルロゴは『DEEMO』と大文字表記、キャラクターは頭文字以外は小文字になっている。
2017年3月31日のバージョン3.0実装によって、本編が完結した。
後の2015年6月24日に『DEEMO ラスト・リサイタル』のタイトルでPlayStation Vitaに移植(ダウンロード販売のみで、ゲームの特性上互換性は無い)。
追加要素として、本編ストーリーの後日談追加、劇中のイラストカットシーンをフルアニメ化、アドホックモード限定のデュエットモードとバトルモード搭載、少女のボイスなどが挙げられる。
2015年12月3日にゲームストーリーをノベライズした小説『DEEMO‐Last Dream‐』が発売された。
更に2017年9月21日には、フライハイワークスより、Nintendo Switchで配信。2018年10月5日にはコントロール操作モード及び『Nintendo Labo』のピアノToy-Con対応のパッケージ版が配信予定。
そして、ソニーミュージックエンターテイメントの新レーベル「UNTIES(アンティーズ)」にて、3D化、VR化の新作『DEEMO -Reborn-』が発表され、2019年11月21日に発売された。
音ゲーとしては珍しくストーリーがあるのが特徴(詳細は後述)。
断片的な台詞とイラストカットのみの構成だが、優しくもどこか寂しげな世界観、美しい楽曲の数々、挿入イラストの可愛らしいタッチから絶大な人気を得た。
ストーリーの関連上ピアノを主旋律にした楽曲が多く、まるで本当に弾いているかのような操作感を味わえる。
ストーリー
とある城で一人孤独にピアノを弾いていたDeemoの元に、一人の少女が城の天窓から落ちてくる。
しかし彼女は自分がどこから来たのか、自分が誰なのかも覚えていない。Deemoは偶然見つけたピアノを弾くと生長する木を使い、少女が落ちてきた天窓より更に上にある世界に帰してあげることを決めた。
登場人物
- Deemo(CV:無し)
どこかにある城で一人ピアノを弾いている、影のような姿形をした人物。
少女や仮面の少女と違い全く言葉を話さないが、落ち込む少女を慰めたりする優しい性格。
ネタバレはこちら。
- 少女(CV:竹達彩奈)
Deemoが住んでいる城の天窓から落ちてきた少女。自分の名前や今までどこにいたのかも覚えていない。
当初は記憶が無い不安感故に落ち込みがちだったが、木の芽を見つけ、Deemoと交流していく内に表情豊かになる。
ネタバレはこちら。
城内の書庫のような場所で過ごしている謎の人物。
Deemo達が木を育てることをよく思っておらず、特に少女に対してはつっけんどんに接する。
映画
2019年11月16日に映画化決定が報じられた(上記のPV自体はその前日に投稿されている)。
2021年3月28日に詳細が発表され、正式タイトルが『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』に決定した。
制作スタッフ
総監督 | 藤咲淳一 |
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監督 | 松下周平 |
副監督 | 平峯義大 |
脚本 | 藤咲淳一・藤沢文翁 |
キャラクターデザイン | めばち |
イメージボード | 吉田ヨシツギ |
美術 | 小倉宏昌 |
美術設定 | 吉田大洋 |
色彩設計 | 片山由美子 |
CGアニメーションディレクター | 鈴木寛 |
モデリング スーパーバイザー | 今泉隼介 |
テク二カル ディレクター | 田村耕一郎 |
3DCG制作 | ブロス |
撮影・グレーディング | 江面久・齋藤瑛 |
編集 | 村上義典 |
音響監督 | 明田川仁 |
音響制作 | マジックカプセル |
制作 | SIGNAL.MD・Production I.G |
製作 | ポニーキャニオン |
主題歌
制作:梶浦由記
歌唱:高島一菜