その昔、世界は闇に包まれていた。
唯一存在していたのは一匹の巨大な龍『スドリカ』
(STORYより)
概要
2018年4月19日サービス開始。
リズムゲームをリリースしている傾向が強いRayarkでは数少ないRPG。正式ジャンルはファンタジーストラテジーRPGである。
音楽ゲームで有名なRayarkらしく、演出に関わる音楽には非常に力を入れている。
あらすじ
その昔、世界は闇に包まれていた。
存在するのは一匹の巨大なドラゴン「スドリカ」、そしてその玩具「人類」のみであった。
人々は永遠の命を与えられ、自由を奪われた。
威圧に耐えながら生きる日々。
勇者「ヴァンダクティ」がドラゴンに自由への渇望を訴えるも、待っていたのは重い処罰であった。
不満を募らせた人々はヴァンダクティを王とし、運命に逆らう決意をする——
そして倒された龍が太陽に大地になり、人類は自由を手に入れ永遠の命を失った。太陽の恵みで1000年の繫栄を謳歌する世界の陰にはしかし、スドリカの復活と永遠の命を欲して暗躍するものがいる…という背景のもと、プレイヤーは記憶喪失の「観察者」として、謎の女性・レイの導きで、ヴァンダクティ大陸の上で登場人物たちが紡ぐ「万象の書」を読み進めていく。
なおこの世界には、人間、獣人、両者の中間のような亜人が存在しており、亜人は現在迫害される立場にある。
シーズン1『Sunset』
ヴァンダクティの末裔とされる王家が治める人間の国「太陽王国」が主な舞台。王女アンジェリアとその叔父である摂政王セオドアが、掲げる理想の違いから対立する。
前日譚として『-before sunset-セオドア編』があるが、日本語版は存在しない。
シーズン2『Mirage』
太陽王国の北西、蛇とトカゲの獣人が治める国「砂漠王国」が主な舞台。太陽王国と対比してか、月のモチーフがみられる。蛇神を信仰しており、大陸の成り立ちに纏わる伝承が太陽王国とは異なるようだが…?
前日譚として『-before mirage-レイザー編』があり、公式サイトで読むことができる。
シーズン3『Eclipse』
太陽王国の東、獣人の住まう「東方連邦」が舞台。衣装や建物などは現実の東洋をモチーフとしている。20年に一度の盟主選びを巡って巻き起こる波乱を追う。ここにも太陽王国とは違う龍の伝説が存在する。
シーズン4『Aurora』
2022年8月現在更新中。OPムービーなどから、スドリカの伝説の核心に迫る内容だと推測される。
システム
キャラクターは金(前衛)、黒(中衛)、白(後衛)の3属性に分かれており、イベント戦闘のような特殊な場合以外では、この3属性から1体ずつ、加えて任意でアドバイザーキャラクターを編成して戦闘を行う。
キャラクターには各自、プレイヤーの操作で発動するスキルが3種類、パッシブスキルが1種類、アドバイザーとして編成したときの特殊なスキルが1種類設定されている。ごく一部のキャラクターが持つ最低レアリティ状態はパッシブスキルを持っていないが、全てのキャラクターを最高レアリティまで育成することができるため、パッシブスキルを持たないキャラクターは存在せず、また性能が極端に高い/低いキャラクターというものも存在しない。
戦闘はターン制で、敵の体力の表示の横にあと何ターンで行動するかが表示される。プレイヤーは毎ターン、画面下部のコントロールパネルを指でなぞってキャラクターのスキルを発動する。
コントロールパネルは上記3属性の対応した色のソウル(炎のようなもの)が2×7でランダムな配置に並んでおり、これをキャラクターごとに設定されている通りになぞって消す。1/2/3/4/6個のソウルを使うスキルがあり、数だけの指定の場合と形が指定されている場合がある。
仲間のスキルを誘発するスキル、パッシブスキル、フィールド効果、バフ・デバフをいかに組み合わせるか、キャラクターの性能というよりも相性がものを言う。
自社コラボ
スドリカは過去に、同Rayark社の人気音楽ゲームであるDeemo、Cytus2とそれぞれコラボしているため、両ゲームではスドリカのBGMが音ゲーとしてプレイできる。後者にはコラボに際した書き下ろし楽曲も収録された。
スドリカ内のイベントストーリーは、それぞれのゲームの世界からスドリカ世界にやってきたキャラクターがスドリカのキャラクターと交流し冒険するものとなっている。また、やってきたキャラクターが人気曲を引っ提げてプレイアブルとして実装されているので、ファンとしては嬉しいだろう。毎年復刻されているので、入手は比較的容易。
余談
2018年9月26日、アプリを起動すると「サービス終了。」というウインドウが表示される不具合が発生した。これはサーバーの切り替えの際のうっかりらしく、2022年8月現在もスドリカはしっかり運営されている。
関連タグ
Sdorica(スドリカ)イラコン:過去に行われていたpixiv公式イラコン。タグとしてはスドリカイラコンタグが使われている。