これがきみの唯一の使命
そして…
きみが生まれた意味
ゲームシステム
最大の特徴は特殊なジャンプと張り付く動作で、コントローラーの右スティックを倒して方向を指定し、LR等のトリガーボタンを押すことでジャンプする。そのまま壁や天井に張り付き、障害物を乗り越えたり縦穴をジグザグに登ってゆく。
ゲームが進むにつれ新たなアクションが増え、空中に停滞し、そこからさらに方向を指定して二段ジャンプも可能。またステージの各所にある「記憶の欠片」を入手することで体力の最大値が増え、敵の攻撃にも打たれ強くなる。だが時間制限のあるギミックも増えてゆき、基本的に失敗=即死のため、難易度はかなり高い。
しかしセーブポイントはマメに更新されるため、すぐにリトライが可能。何度も失敗しながら操作に慣れ、1つずつギミックを攻略してゆく、いわゆる「死にゲー」である。
物語の背景は登場キャラクターが極端に少ないためほとんど語られることはないが、敵として襲ってくるゾンビや亜人の頭に取り憑いて記憶を読み取ったり、記憶の欠片を拾うことで過去の情報を断片的に入手可能。また、各章(全5章)のステージをクリアするごとに過去の出来事を描いたマンガが挿入される(最終章を除く)。
ストーリー
暗く巨大な地下施設の一室で、ひとつの命が目を覚ます。
それは1匹の小さなスライムで、どこからか聞こえてくる声に「MO」と名付けられ、声の主を助けるために施設からの脱出を目指す。
施設内はゾンビと化した人間や異形の亜人が跋扈する危険地帯だった。さらに、壊れたまま動き続ける設備や猛毒の植物が自然の罠として彼らの行く手を阻む。
それらの困難を乗り越えていくうちに、MOは次々と新たな力に目覚め、声の主は徐々に記憶を取り戻していく。しかし……
登場キャラクター
MO
本作の主人公。正体不明の翡翠色のスライムで、ジェル状ではなく「ドラゴンクエスト」に出てくるような丸みを帯びた形をしている。謎の声の呼び掛けによって地下のカプセルから目覚め、声の主の下にたどり着くため施設からの脱出を試みる。
直径50cm程度の身体に2つの目と角、額の黄色い紋様が特徴で、けなげに身体を震わせてピョンピョン飛び跳ねる姿はカワイイの一言。しかし物語が進むにつれて新しい能力に目覚め、ゾンビの頭に取り憑いて操り、その頭をもぎ取りながら飛び跳ねるなど、次第にエゲツない動きをするようになる。また、大型の機動兵器を苦もなく動かすなど、膨大なエネルギーをその身に宿している模様。
声の主(仮称)
どこからかMOに語りかけてくる存在。幽閉されているらしく、呼びかけが届いた存在のMOに助けを求め、彼(彼女?)を己の下へ導く。声色から女性と思われ、施設の構造にも詳しいが記憶に欠落が多く、自分の名前さえ覚えていない。
ディラン
施設内のモニターから目のような紋様を映し、MOを監視する謎の存在。MOと声の主を会わせたくないようで、モニターに文字を映し出して警告している。
過去の登場人物
イラーラ・シェリー
ジェレミー・グリーンベル
シリウス・グラント
アスカ・ミドルトン
ハーパー・ターナー
モンスター
ゾンビ
施設内を徘徊する生ける屍と化した人間。かつては施設を運営するスタッフだったが、もはや人としての意識はなく、MOを視認すると駆け寄り、手で引っ掻いてくる。頭に取り憑いて操った後、崖に落としたりダッシュジャンプで首をもぎ取ることで倒すことが可能だが、一部の個体は施設内の装置から何度でも再生される。
キメラ
地下施設の壁や天井を徘徊する生物。大型犬程の大きさのずんぐりとした身体に、4つの赤い目と短い四肢を持つ。体表が黄と緑の2種類かあり、それぞれ背中の針と酸性の毒液でMOを攻撃する。ゾンビと同じく記憶を読み取ることができるが、その正体は……
亜人
昆虫のような外殻と赤い単眼を持つヒト型の生物。ゾンビよりはるかに優れた身体能力をもち、また施設内の猛毒の植物の中でも活動可能。手製の槍や斧で獲物を狩る他、壁画を描いて祈りを捧げるなど生活は原始的だが、施設の機械設備を改造して罠を作るなど知能は高い。
異常感染者
施設の3か所の隠し部屋に潜んでいる生き残りの人間……のはずだが、MOが近づいても何の反応もなく、施設内の惨状に反して完全に人の姿を保っていることが逆に異常さを感じさせる。記憶を読み取ると動きだし、血を噴き出しながらトカゲのような尻尾を持つ怪物に変貌。倒す手段はなく、逃げるしかない。施設の現状に対して何か知っているらしく、「神」と崇める存在から「髄液」を授かったらしいが……
用語
EF流体
「Extremergy Fluid」。
人類が発見した新世代エネルギー。
専用の設備が必要だが、非常に高密度、高効率のエネルギー流体で、世界中の資源問題の解決を期待して日々研究が続けられている。
RMF流体
「Raw Matter Fluid」。
“様々な物質のダミーとなれる原料”で、理論上は人間の複製も可能らしいが……
ELF流体
「Extremergy Life Form」。
人類が産み出してしまった究極の、そして禁忌のエネルギー流体。
主題歌
『Epilogue』
プロデューサー:SIHanatsuka
作詞:海兎
作曲/編曲:SIHanatsuka
ボーカル:L Lockser
ミキシング/マスタリング:SIHanatsuka
It’s getting dark
I can hear their whispers
Who am I ?
A deep sadness fills me suddenly
While recovering fragments of my memory
I wonder when the sun will come reach me again ?
I will keep waiting for you
Alone,
Light births shadow, as shadow births light
Something that should not exist but does
it's Blackhearten
I really can’t wait meeting you
There is nothing to fear anymore because,
I will never be able to "know"
The only way to pay for my sin is Death
関連イラスト
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転生したらスライムだった件:同じく青いスライムが主人公になっている作品。