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私の就職先は、あなたでした


概要編集

作者は海野つなみ。「Kiss」(講談社)にて2012年12号から2013年6号、同年6月号から2017年2月号にかけて連載された。なお「Kiss」は2013年に月2回刊雑誌から月刊誌に転換している。

契約結婚を題材としており、パロディが至るところに用意されているのも見どころ。

好評を博した後、「Kiss」2019年3月号から2020年4月号まで主人公達の新婚生活模様が連載再開の形で描かれている。


ちなみにタイトルはハンガリーで有名なことわざを少し略したもの。正式には「逃げるは恥である。だからこそ役に立つ」


2016年10月から全11話でテレビドラマ化、2021年新春ドラマスペシャル版が放送された(後述)。


あらすじ編集

大学院卒でありながら派遣切りによって職無しとなった森山みくりは、父親の紹介でかつて彼の部下であった津崎平匡の家で家事代行として働くことになる。ところがそんな中、みくりの両親が定年を機に田舎暮らしを宣言。現状維持を望む二人は就職としての結婚をすることとなるが・・・。


テレビドラマ編集

概要編集

2016年10月から12月にかけてTBS系列火曜22時台にて放送された。

キャストは森山みくり役に新垣結衣、津崎平匡役に星野源、他。


なお、2021年5月19日に星野源と新垣結衣がなんとリアル結婚を発表

SNSでは逃げ恥婚というハッシュタグによるお祝いと歓喜の声が湧き上がり、講談社『Kiss』編集部並びに原作者の海野つなみ氏宛にもお祝いメッセージがわんさかと届いた。


評判編集

視聴率は初回10.2%とTBS火曜10時枠としては初の2桁発進、そこから一度も数字を落とさず最終回では20.8%を記録した。ネットの拡散と共にどんどん視聴率を伸ばした近年稀に見るドラマと言えるだろう。ちなみにこの数字は関東地区のもの(ビデオリサーチ調べ)であり、地方では結構早い段階から、15%どころか20%に達した所もあった。

また、出演する星野の主題歌「恋」に合わせてキャストが踊るエンディング恋ダンスが話題となり、動画投稿サイト等でファンによる踊ってみた動画が多数投稿され社会現象となった。


再放送編集

その大ヒットを受け、TBSでは2017年12月31日に第1話から第8話まで、2018年1月1日に第9話から最終話まで再放送を行った。またそれ以外にも放送枠確保の上で後日再放送した局があるほか、毎日放送のように前半数話を年末に、後半数話を年明けに再放送した局もある。


その後、COVID-19の影響で「私の家政夫ナギサさん」の放送の目処が立たなくなった事を受け、2020年5月19日から2度目の再放送を、全系列局同時ネットで実施したものの、「ナギサさん」が7月から放送される事になったため、6月30日放送の第7話を持って打ち切らざるを得なくなった。そのため残り4話分に関しては、TBSでは7月4日と5日に2日連続・2話連続2時間枠という格好で消化したものの、系列局によっては平日のベルト帯(例えば昼4時台や夕方5時台)を使って4日連続放送で消化したり、臨時に週1の放送枠を、本来放送されている番組を1時間後ろに回すか番組そのものを休ませる措置を執ることでやりくりして設けた上で消化している。


復活編集

2021年のお正月特番という格好で復活することが2020年9月25日に明らかにされ、翌2021年1月3日に放送された。

単行本の10巻と11巻の内容をベースに、子供を持つ親となった二人の奮闘が描かれた。


パロディ・オマージュ編集

原作に倣い、パロディやオマージュがたくさん盛られている。特にTBSドラマスタッフが携わった過去の作品のパロディが多い。

『プロフェッショナル 仕事の流儀』『Eテレ2355』『真田丸』がパロディの題材となったNHKは、朝の情報番組『あさイチ』でこのドラマをパロディで返している。作者の海野つなみが2016年12月19日放送の『あさイチ』にゲスト出演したほか、11月24日放送の『クローズアップ現代+』に原作が取り上げられた際にもインタビューに答えた。放送終了の翌年、『おんな城主直虎』の総集編の章タイトルの一つにこの作品名を起用した。

「逃げ恥」脚本家の野木亜紀子氏が大ファンだったことから、是非ともコラボがしたいと直々にオファーの連絡を入れ、当番組も大喜びでスタジオを丸々提供しての全のっかり方式で公式パロディが実現した。


アニメにて編集

  • TBS系列の『アニメサタデー630』枠のアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第65話にて、上田アズサの家に居候していたスザクが、アズサに「『大宮ラブストーリー』を全話見終わったんだけど、何かおすすめ無い?」と話しかける場面があるが、そこでアズサが勧めていたドラマは『逃げるは萩だが薬院大通』、略して『逃げ萩』だった(その際、作中のテレビ画面に映っていたのは「電車のシートに並んで座る男女」という、既視感漂う場面だったことも付け加えておく)。

関連項目編集

逃げ恥 恋ダンス 逃げ絵 ムズキュン

逃げるし、恥だし役立たず(実はこれも元ネタはTBSの番組)


外部リンク編集

講談社による原作単行本1巻の紹介

テレビドラマ公式サイト

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