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概要編集

岩手県水沢市(現奥州市)出身。第37回文藝春秋漫画賞受賞。

1985年に雑誌「ポップアップ」でデビュー。1989年に「伝染るんです。」を連載開始し、本人の代表作となる。

妻は同じく漫画家の伊藤理佐(代表作:『おるちゅばんエビちゅ』・『ヒゲぴよ』など)で、お互いに再婚である。伊藤との間に女児が1人いる。

しんぶん赤旗記者のジャーナリストでイビチャ・オシムの通訳を務めたこともある千田善は従兄弟であるほか、エニックスのプロデューサーであった千田幸信も親類にあたる。


ちなみにペンネームは友人が付けてくれたものだが、特に意味はないとのこと。本人や友人がミリタリーファンというわけでもないらしい。

なお、この友人は漫画家・イラストレーターの朝倉世界一の命名者でもある。


ただし、「戦え!軍人くん」を執筆していた頃にペンネームが「戦車」な上に軍国主義者と勘違いされた事でかなり苦悩していた。これ以降はこの手のミリタリーギャグは一切手を出していない。


4コマ漫画「伝染るんです。」「いじめてくん」「ぷりぷり県」「殴るぞ」などの、擬人化されて言葉を話す動物が暮らすような牧歌的・メルヘンともいえる世界観に、不条理さを忍ばせるシュールナンセンスな作風は、1990年代における不条理ギャグの確率とブームを支えるものとなり、お笑い小説演劇など、ジャンル外にも多大な影響を与えた。

2000年代以降、「萌え4コマ」、特に日常系空気系と呼ばれる作品が人気となったこともあり、不条理ギャグ漫画のブームは落ち着いたが、不条理ギャグの影響はいまだに大きく、吉田をはじめそれらの作品群を発表した漫画家の評価は高い。


近年は、「吉田電車」などのエッセイ漫画やイラストレーター業に重点を移している。地元である岩手県にまつわる仕事も多い。


1990年代前半は小学館刊行の任天堂のゲーム攻略本(「スーパーマリオワールド」など)で4コマ漫画を執筆しており、「緑のボケナス」の弄られキャラを作った人でもある。

中の人」・「中の人などいない」(「伝染るんです。」では「下の人」)といった言い回しを漫画内で使っており、これ以外にもいくつかの作品のネタがネットスラングやネットミームとなっている。


pixivでは、彼の作品のファンアートや、画風を真似たパロディイラストなどに、このタグが付けられる。


関連イラスト編集

下のエルヴィン団長

す    ず     め吉田戦車のマリオはんこ


関連タグ編集

漫画家

伝染るんです。 いじめてくん ぷりぷり県 殴るぞ

中の人 不条理

ルイージ


おかあさんといっしょ:2019年、体操の歌「からだ☆ダンダン」の作詞を手がけた。現在も番組内で流れている。


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