概要
hirahira.netにより開発された。
Windows Media Player用の視覚エフェクトとして動作し、音楽に合わせて3DCGで表現された御守りんご(通称おまもりんごさん)が楽器を鳴らしたり、踊ったりする。ただし、おまもりんごさんのリズム感覚が壊滅的なため音楽のリズムと楽器は全く合わない。
続編が何作か作られ、それに伴いキャラクターおよびサポートするメディアプレイヤー(iTunesおよびWinamp)が増加した。現在おまもりんごさん5まで製作されている。
「りんご」だがMacintoshには対応しない。
有料ソフトだが、機能を削った体験版(試用期間制限なし)も無料配布されている。また二次創作を広く認めている。
登場キャラクター
- 御守りんご(みかみりんご) 通称おまもりんごさん
17歳(おまもりんごさん1では15歳、おまもりんごさん2で16歳、おまもりんごさん3以降では17歳になっている)の女子高生。古い寮に住んでいる、音楽大好きなのんき娘。
銀髪のツインテールで頭にりんごの形をした飾りをつけている。常にやる気無さそうなジト目で、かなり思考がゆるい。なぜかしっぽが生えており、先にリボンが付いている。
隣の部屋から漏れ聞こえてくる音楽(=再生中の音楽)に合わせて踊ったり楽器を鳴らしたりするのが趣味。ただし、致命的にオンチで尺も取れない。
- 海棠コイ(かいどうこい)
おまもりんごさん2で初登場。おまもりんごさんと同じ寮に入ってきた百合女子高生。金髪ロング。おまもりんごさんが大好きで、彼女を自分の部屋に連れてきて眺めているだけで幸せ。…だが、それを阻む者には激しい敵意を向ける。
露出癖があるのか、下着姿になっていることが多い。
- 秋田奈々子(あきたななこ)
おまもりんごさん3で初登場。おまもりんごさんと同じ寮に入ってきた女子高生でひとつ年下。ショートカットの眼鏡っ娘。おまもりんごさんやコイに比べると遥かにまともな人物。部屋にコタツを持ち込んだため彼女の部屋におまもりんごさんが入り浸り、りんごさんをとられた形になるコイに目をつけられている。
漫画「まんがりんごさん」
キャラクターデザインを手がけたmsにより漫画化され、hirahira.netのHP上で連載された。
ここではある時期になるとおまもりんごさんが大きくなって(でかりんごさん)発情期になり、百合っぽい行動をとるようになるという演出があった。ただしその行動は無情にも奈々子にのみ向けられるため、りんごさんと仲良くしたいコイはいつにも増して不機嫌になる。また、おまもりんごさんは普段はしゃべれないが、でかりんごさんになるとしゃべることが出来るようになる。
コイもしゃべれないようで、プラカードに文字を書いて筆談する様子が見られる。
また原作「おまもりんごさん3」の続編「おまもりんごさん番外編」は「まんがりんごさん」終了時の状態を反映している。
これとは別に、「おまもりんごさん」CD-ROMの付属ブックレットにもmsによる漫画が描かれている。
漫画「おまもりんごさん」
「まんがりんごさん」と同じく、msにより製作された。芳文社まんがタイムきららにて2009年2月~2010年1月まで連載。単行本全1巻。
「まんがりんごさん」とは異なり、原作ソフトウェアからはキャラクターのみ引き継いで、舞台背景は新規に作られた。
おまもりんごさんとコイが「茅場ユナイテッド」(ちば-)(Jリーグクラブチームのジェフユナイテッド市原・千葉が元ネタか)というアイドルグループのメンバーになっているという設定。また奈々子はアイドルの所属する「茅場プロダクション」のマネージャーになっている。他に新キャラ「可児奈津美(かになつみ)」「リリー・アンネロッタポーチ」「宮崎千歳(みやざきちとせ)」が登場する。
おまもりんごさんが縦糸目で「\さむい/」など\○○○/発言をするほか、第一回時点での所持金が765円だったりと内容はさまざまな方面へのパロディが見え隠れする。
後に製作された「おまもりんごさん5」はこの漫画終了時の設定を引き継いでいる。
音楽作品
茶太氏をボーカルとした同人音楽CDが数タイトル製作されており、ジェネオンからもCDが発売されている。