「オレは『真実の手』が一人、魔手スズラン。 ま、冥土の土産に覚えておくんだな」
「世の中、金なんだよ、金。 聖典なんかじゃ腹はふくれねえんだ」
概要
アプリゲーム『きららファンタジア』の第2部『断ち切られし絆』から登場する人物。
ハイプリスに仕えるリアリストの幹部「真実の手」の一人で、「魔手」の異名を持つ。
プロフィール
容姿
銀髪ポニーテールで、緑のサングラスが特徴で、露出度は高めの衣装になっている。
胸はかなりご立派な上に、コミカライズ版きららみたいにムチムチな太ももを持っている。
人物
世の中、金が全てと豪語している。一人称は「オレ」。
他の真実の手と違い報酬ありきで行動をするため、戦闘参加への報酬としてアクセサリーや宝石を要求する。
聖典が人を救わないと憎悪し、世の中は金だけしか救えないと思い、ハイプリスの仲間(傭兵)になる。ハイプリスの報酬は特別で、フェンネルやセサミからの倍の報酬の申し出を断っており、例え依頼人よりもお得な報酬を用意されても聖典を信じる人達やクリエメイトの味方になることはない。
後述の外伝イベントの悲惨な過去から聖典や世界に仕組みについて疑念は持っているものの、一番の要因はスズランの中にあるナイトメアウツカイが影響を及ぼしている。
ロベリアについては報酬をくれることから思い入れがある様子で、外伝イベントでハイプリス達とは一緒に行かない事に(素直じゃないながらも)寂しそうに思っていた。
リアリスト内では最も足が速く、その速さは七賢者随一の速さを誇るカルダモンですら追いつけなかったほどで、彼女から警戒されている。
能力
- 夢幻魔法
七賢者であるハッカが得意とする特殊な魔法。7章で使用できることが判明した。
作中では自身だけでなくサンストーンとロベリアを七賢者達の夢の世界へ送り込んでいる。
ハッカ同様に特殊な魔法だけあって激しく消耗する。
戦闘
初戦闘は第2部4章10節。鎌に似た武器を持ち、召喚術や魔術を使用する戦闘スタイル。属性は風。攻撃は全て魔法で統一されている。
使用した技
- 召喚術【殃禍顕現】
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用するチャージ技。敵全体に魔法の大ダメージを与える。
- コンセントレーション
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身のチャージカウントを7だけ増やす。
- マジックチャージ
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身のチャージカウントを3だけ増やす。自身のチャージカウントが1以上の時に使用する。
- マジックシュート
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身のチャージカウントを1だけ減らし、敵単体に魔法の小ダメージを与える。自身のチャージカウントが1以上の時に使用する。
- マジックスキャッター
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身のチャージカウントを2だけ減らし、敵全体に魔法の小ダメージを与える。自身のチャージカウントが2以上の時に使用する。
- トリックシュート
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身のチャージカウントを3だけ減らし、敵単体に魔法の小ダメージを与える。自身のチャージカウントが3以上の時に使用する。
- トリックスキャッター
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身のチャージカウントを4だけ減らし、敵全体に魔法の小ダメージを与える。自身のチャージカウントが4以上の時に使用する。
- デモンシュート
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身のチャージカウントを5だけ減らし、敵単体に魔法の小ダメージを与える。HPが95%以下で自身のチャージカウントが5以上の時に使用する。
- デモンスキャッター
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身のチャージカウントを6だけ減らし、敵全体に魔法の小ダメージを与える。HPが95%以下で自身のチャージカウントが6以上の時に使用する。
- その力、オレによこせ!
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。敵単体のMATアップをリセットし、自身のMATを3ターンの間だけ大アップする。自身のチャージカウントが8以下の時にクリエメイトにMATアップのある人数が一人以上いる場合に使用する。MATアップのある目標を優先的に狙う。
- お前のもんはオレのもんだぜ!
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。敵単体のMDFアップをリセットし、自身のMDFを3ターンの間だけ大アップする。自身のチャージカウントが8以下の時にクリエメイトにMDFアップのある人数が一人以上いる場合に使用する。MDFアップのある目標を優先的に狙う。
- お、いいもん持ってんじゃねーか!
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。とっておきゲージを300%減らし、自身のチャージカウントを3だけ増やす。自身のチャージカウントが5以下の時にクリエメイトに通常攻撃の使用回数が十五回に達する度に使用する。
- 大魔術演算
2部4章10節、2部4章12節、2部4章24節、2部4章【試練】鮮緑のスクロールを求めて、2部7章12節、2部7章17節、2部8章27節で使用する通常技。自身に1回だけ攻撃を完全カットするバリアを張り、自身の魔法攻撃を一度だけ小アップする。HPが95%以下で自身のチャージカウントが9の時に使用する。
物語での動向
メインシナリオ第2部『断ち切られし絆』
4章『うつつはひとりぼっち』
敵ボスを務めており、ロベリアの会談の際に登場する。ロベリアの他にエニシダとダチュラと会談し、ヒナゲシに対する批判とリアリストの目的の確認について話し合っていた。
また、ロベリアからは手を貸してほしいと頼まれ、報酬の前金を受け取り協力する。
ロベリアと共にきらら達を撃破するためにまずはうつつを孤立させ、その後きららとランプを引き離し、きららが一人になった時に各個撃破を狙う。
しかし、ロベリアの計画は予想外に外れ、水路の街にやってきたカルダモンとランプが乱入、不利と判断し撤退する。
その後ロベリアが神官を利用してカルダモンを捕まえ、転移の準備のためにきらら達が神殿で足止めするように指示され、きらら達を足止めにする。
転移の準備が完了した後はロベリアからはこれ以上の協力は必要はないとし、スズランはカルダモンと神官達を連れてハイプリスの元へ転移した。
7章『連鎖する悪夢』
真実の手が揃い、写本の街を襲撃している。
転移装置を細工してきらら達と七賢者達をバラバラにした。
フェンネルを見つけて倒そうとするが、フェンネルからは「神殿が倍の報酬を出したら?」を提案される。スズランは悩んだがハイプリスの報酬は特別だから申し出は感謝だが断った。そしてフェンネルは「お金より大事なものを もう見つけていますわ」の言葉によりスズランは調子を狂ってしまい、この場での勝負を後回しにした。
シュガーやソルト、ジンジャーがダチュラによる毒に仕込んだ武器によって倒れ、カルダモンも6章でのタチュラの毒を回復しきれず倒れ、きららはサンストーンによってパスを切られ倒れた時に、スズランは夢幻魔法によってきららの夢に入るが、唯一きららとのパスが切れなかったうつつの活躍によってきららのパスが復活してしまう。
スズランの夢幻魔法とエニシダの呪いの歌で、七賢者達を苦しませるが、きらら達によってシュガーの悪夢を解放されてしまった。
ロベリアから報酬を渡されサンストーンと共にソルトの夢の世界に入り、悪夢の解放を阻止させようとするが、きらら達に撃退されてしまい、ソルトの悪夢を解放を許してしまった。
その後、ジンジャーの悪夢が解放されてしまい、スズランは夢幻魔法の多用と対ハッカの対応で疲労してしまう。サンストーンとロベリアをカルダモンの夢の世界へ送り込むがここでもきらら達によって撃退されてしまった。
結果、七賢者襲撃作戦は失敗に終わりサンストーンとロベリアと共に撤退することになった。
8章『旅の終わりは近づいて』
それぞれのリアリスト達が各地の街に分かれて、七賢者を相手にしていた。
ハイプリスが他の真実の手と共に辺境の大神殿に集合させて、きらら達を倒すよう命令される。
スイセンの敗北後にきらら達の前に立ち塞がり、挑むも、敗北。その場で倒れ込んだ。
「ちっ、こんな甘ちゃんどもに負けるとはオレもヤキが回ったもんだぜ……」
「ハイプリス様、ロベリア…… 後は、頼んだ……」
その後、ハイプリスの計画はきらら達によって阻止されて失敗に終わり、リアリストは壊滅することになった。
壊滅後はセサミによって監視されるようになった。
外伝イベント『リアリストたちの未来』
セサミによって監視された後は食事は食べるが話は応じないと不貞腐れていた。
ハイプリス達がスズランに会いに来て、そしてハイプリスが辺境で再び人々の為に仕事に就くと言われる。
たが、ハイプリスは自分にもう報酬を払えないとして一緒に行く気はなかった。
そこでうつつからは、本音ではなく本当はハイプリスについていきたいんじゃないのか?と問われ、セサミからスズランを神殿が雇おうとするも、素直になれなかった。
そして、ハイプリスによってナイトメアウツカイを取り除かれ、頑なになった心から解放され、スズランの過去が明らかになる。
人に騙され持ち逃げされてしまったことで、スズランの家庭は借金になってしまい、父親は破産を余儀なくされた。
その後は父親は他の人達に金を借りたものの、中々返せずに激怒されてしまう。
そして、父親は出稼ぎに行っていたが帰ってくることはなく、母親とは一緒にいながらも過労で命を落としてしまう。
お金さえあれば何も壊れなかった。そしてお金がなくなれば全部終わり。だからスズランは金しか信じなくなったのだ。
しかし、スズランの過去を見たうつつからは「母親とはお金がなくなってからもずっと一緒にいて、本当にお金のためなら神殿に来たっていいはずなのに、神殿にはいかずハイプリスにつき、本当はハイプリスについていきたいのでは?」と指摘する。
スズランは迷いながらも否定するが、セサミからは報酬を渡され、本当の本心を伝えないと後悔すると言われる。
そしてスズランは本心でハイプリスの行く辺境の地へついていくことに決め、ハイプリスに感謝された(ハイプリスと共についていく真実の手は右腕のサンストーンを除けばスズランしかいない)。
ハイプリスの旅立ちの日にハイプリスとサンストーンと共に辺境の地へ旅立っていった。
ただしハイプリスとサンストーンとは異なり、辺境の地での描写はない。
関連タグ
リアリスト
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サンストーン ヒナゲシ リコリス ロベリア スイセン エニシダ ダチュラ
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