エニシダ(きららファンタジア)
えにしだ
「では、今日も真実の手が一人、『歌手』エニシダが本物の音楽を聴かせてさしあげますわ!」
「認めませんわ。 あなたのようにただただ『楽しい』だけの音楽が認められて…… 血を吐くほどの努力を重ねたワタクシの歌が認められない世界なんて、必要ありませんの……!」
アプリゲーム『きららファンタジア』の第2部『断ち切られし絆』から登場する人物。
ハイプリスに仕えるリアリストの幹部「真実の手」の一人で、「歌手」の異名を持つ。
平沢唯からは「エニちゃん」とあだ名で呼ばれている。
自信家で他人を見下している傲慢な性格で、お嬢様口調を使う。
口調については作中で度々触れられており、同じお嬢様口調を使うフェンネルと共にスズランからは「喋り方が似てる」、住良木うつつからは「お嬢様っぽい言葉が続いて、なんか変な感じ!」と言及されている。
聴く者をネガティブにさせる不思議な歌声を持ち、他人の記憶すら操ることができる。
自分の歌では人を喜ばせることができず、聖典やクリエメイトを称える世界に絶望し、ハイプリスの仲間になって聖典にまつわる音楽をもてはやす世界を破壊するという革命を望んている。
そのため、クリエメイト達が彼女の努力が報われないと同情されても非常に嫌がり嫌悪している。
後述の外伝イベントの過去から神殿や聖典に対する恨みは元からあったものの、最大の要因はエニシダの中にあるナイトメアウツカイの影響であり、彼女の負の感情を増幅している。
初戦闘は第2部6章17節。武器はマイク。属性は火。攻撃は全て魔法で統一されている。
真実の手では異例の専用BGMが用意されている。
その内容とはデスヴォイスとロックなギターを印象としたデスメタルで、エニシダに相応しいBGMになっている。
使用した技
- ワタクシの歌声は、すべてを呪いますのよ。
2部6章17節、2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用するチャージ技。敵全体に魔法の大ダメージを与え、味方全体に1回だけ攻撃を完全カットするバリアを張る。
- ワタクシの歌を聴きなさい!認めなさい!!
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用するチャージ技。敵全体に魔法の大ダメージを与え、「魔力の残響」のスキルカードを1枚設置する。無窮の残響に踊りなさい!を使用した後に使用するようになる。
- 魔力の残響
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用するスキルカード技。敵全体に魔法の小ダメージを与える。ワタクシの歌を聴きなさい!認めなさい!!を使用した後に設置される。
- アンプリファイア
2部6章17節、2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用する通常技。敵全体に魔法の小ダメージを与える。
- だんだん弱く、ですわ。
2部6章17節、2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用する通常技。敵全体に魔法の小ダメージを与え、敵全体のMDFを1024ターンの間だけ小ダウンする。一度使用するとチャージ技を使用するまで使用しなくなる。
- いますぐやめなさい!その耳障りな演奏を!
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めてで使用する通常技。自身のチャージカウントを3だけ増やす。戦闘開始直後に一度だけ使用する。
- これをあなたたちに贈る鎮魂歌としましょう…!
2部7章26節で使用する通常技。自身のチャージカウントを3だけ増やす。戦闘開始直後に一度だけ使用する。
- 世界に、ワタクシの歌を認めさせるのですわ!
2部8章28節で使用する通常技。自身のチャージカウントを3だけ増やす。戦闘開始直後に一度だけ使用する。
- フィードバック
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用する通常技。自身に1回だけ攻撃を完全カットするバリアを張り、味方全体に30000の固定ダメージを与える。ワタクシの歌声は、すべてを呪いますのよ。を使用した後エネミー数が二人以上の時に使用する。
- 無窮の残響に踊りなさい!
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用する通常技。敵全体に魔法の小ダメージを与え、自身のDEFとMDFアップをリセットし、自身のDEFとMDFを1024ターンの間だけ大ダウンした後、自身のSPDを1024ターンの間だけ小アップする。エネミー数が一人以下の時に一度だけ使用する。
- アンプリファイア・エコー
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用する通常技。敵全体に魔法の小ダメージを与え、「魔力の残響」のスキルカードを1枚設置する。無窮の残響に踊りなさい!を使用した後に使用するになり、一度使用するとチャージ技を使用するまで使用しなくなる。
- 魔力の残響
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用するスキルカード技。敵全体に魔法の小ダメージを与える。アンプリファイア・エコーを使用した後に設置される。
- 静寂の中に消えなさい。
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用する通常技。敵全体に魔法の小ダメージを与え、敵全体のMDFを1024ターンの間だけ小ダウンした後、「魔力の残響」のスキルカードを1枚設置する。無窮の残響に踊りなさい!を使用した後に使用するになる。
- 魔力の残響
2部6章30節、2部6章【試練】金春のスクロールを求めて、2部7章26節、2部8章28節で使用するスキルカード技。敵全体に魔法の小ダメージを与える。静寂の中に消えなさい。を使用した後に設置される。
メインシナリオ第2部『断ち切られし絆』
4章『うつつはひとりぼっち』
秘密会談に登場し、自分以外にスズランとロベリアとダチュラと話し合い、任務に失敗ばかりのヒナゲシに対する批判とリアリストの目的の確認について話し合っていた。
ロベリアがサンストーンを追い出し、自らがハイプリスの右腕になると聞いた時は「はいはい せいぜい頑張りなさいな」と呆れながらも応援した。
6章『はじまらなかったものがたり』
この章から本格的に登場し、敵ボスを務めている。
音楽の都で平沢唯をリアライフで絶望に堕し、ギー太を奪っている。
広場のライブで自らの歌声できらら達や街の人達を苦しませる。途中、澪を発見したきらら達に気づき、ウツカイに捕えるように命令するが、どこかに隠れて逃げられてしまった。
エニシダの歌声によって澪達の改変された記憶はうつつによって首輪を外され、唯以外の放課後ティータイムはきららのパスを繋ぎ直す能力によって記憶を取り戻されてしまい、ハイプリスから送られてくる絶望のクリエの量が減っていると指摘されてしまう。
エニシダはプライドの高さ故に一人でも平気と言い、ハイプリスからガーディアンウツカイだけ送られてきた。
日曜日のライブ決戦でガーディアンウツカイをギー太を持たせと唯を絶望のクリエと鎖を繋ぎ強化し、きらら達を追い詰めるが、きらら達に気を取られうつつに気づくことができず、ギー太を奪われてしまい、唯の元に渡ってしまい、きららによって唯のパスが繋ぎ直され、放課後ティータイムの絆は完全に復活し、そしてリアライフが破られたことによってガーディアンウツカイは弱体化してしまう。
弱体化したガーディアンウツカイとウツカイを連れて挑むが、敗北、撤退した。
本拠地に戻りハイプリスに謝罪するが、特に咎められることはなく、むしろ「転送できた分だけでも、ずいぶんな量の絶望のクリエが集められた」と感謝されていた。
全ての真実の手が揃い自体、七賢者襲撃作戦が始まろうとしている。
7章『連鎖する悪夢』
真実の手が全て揃ったことによって、写本の街を襲撃している。
ダチュラの毒を喰らったシュガーとソルト、ジンジャーの3人と6章で先に毒を喰らった上に無茶をしたカルダモンが倒れて、自らの呪いの歌とスズランが使用する夢幻魔法を合わせて悪夢を見せ、苦しませた。
きらら達によってシュガー達を解放されてしまい、七賢者襲撃作戦は失敗に終わり、ロベリアは次の作戦のために撤退を決意。ロベリアからはダチュラと共に高純度の星彩石を餌にして、きらら達を捕まえるよう命令される。
エニシダは共闘するより1人で戦う方が向いてるとして先にきらら達を挑んで戦うが、敗北してしまい。後の事はダチュラに任せて撤退した。
8章『旅の終わりは近づいて』
それぞれのリアリスト達が各地の街に分かれ、七賢者を相手にしていた。
ハイプリスが他の真実の手と共に辺境の大神殿に集合させて、きらら達を倒すよう命令される。
スズランの敗北後にきらら達の前に立ち塞がり、挑むも敗北してしまい、その場で倒れ込んだ。
「そんな…… わ、ワタクシが負けるだなんて…… 世界を革命、したかった……」
その後、ハイプリスの計画はきらら達によって阻止されて失敗に終わり、リアリストは壊滅することになった。
壊滅後はカルダモンによって監視されるようになった。
外伝イベント『リアリストたちの未来』
カルダモンによって監視された後も、不貞腐れて彼女を困らせていた。
そして、改心したハイプリスに負け犬と称し、囚われた身でありながら自身の歌で神殿を全て破壊して世界を作り替えると画策する。
しかし、ハイプリスによってナイトメアウツカイを取り除かれ、頑なな心から解放され、エニシダの過去が明らかになる。
エニシダは偉大な歌姫である母親から同じく歌姫にするために日々厳しく指導されており、間違った所は殴られていた。
そして、エニシダの声では母親のような声にはなれないとして、母親は禁術で母からエニシダへと声を移植する術を本人の意志関係なく発動した。
しかし、禁術は失敗に終わり現在の呪いのかかった歌となり、母親からは「不用品」と言われた挙句に捨てられてしまった。
過去の回想から母親の行動理念は明らかに一線を越えて毒親レベルに達しているだろう。ヒナゲシの両親やスイセンの両親にも問題はあったものの、ここまでは残酷な描写はされていない。
ただし、エニシダ自身はそんな母親に対して期待に応えられなかったと複雑に思っている。
二度と歌えなくなった彼女はハイプリスに拾われ、「君の歌で、共に世界を変えよう」と諭されたことによって、リアリストに入った。
カルダモンはこれから世界中を回るとして、世界中なら禁術を解く方法があると信じ、彼女と一緒に行くことを決めた。
そして、辺境に行き、そこに住む人々のために働くハイプリスとサンストーンとは別れることとなった。
★5エニシダ【第2部/期間限定】
「本当は名乗るまでもないけど、ワタクシは『歌手』エニシダ。当然知ってますわよね?
そうそう、今日はライブをやりますので、必ず聴きに来ること。よろしいですわね?」
2022年10月12日にハイプリスとサンストーンと共にプレイアブル化として実装された。
職業はアルケミストで属性は炎属性。
とっておきのスキルは「敵全体」に魔法の大ダメージを与え、「敵全体」のMDFと「味方全体」のMDFを3ターンの間だけ大ダウンする「ワタクシの音を聴きなさい!」。
その他のスキルは「敵全体」に魔法の中ダメージを与えた後、「敵全体」のMDFを3ターンの間だけ中ダウンし、「敵全体」の炎耐性を3ターンの間だけ小ダウンする「チョークダウン」と「敵全体」に魔法の中ダメージを与え、「自身」のステータスダウンを3ターンの間だけ無効化する「ハーモニクス」を使用する。
- 夢のバンド対決、あるいは実装前の前哨戦?
エニシダのキャラクターデザインを務めたはまじあき先生の代表作は「ぼっち・ざ・ろっく!」である。
そして、6章は同じバンド漫画の「けいおん!」が登場するため、実質的には「ぼっち・ざ・ろっく!VSけいおん!」と夢のバンド対決が叶うことになった。
さらに、ぼっち・ざ・ろっく!は2022年秋アニメとして放映され、きららファンタジアにも参戦することが決まった上に、その実装日がなんとエニシダと同じ2022年10月12日だったのである。
そして、エニシダ本人もぼっち・ざ・ろっく!の参戦イベント「ぼっち・ざ・路上ライブツアー」で出番は少ないものの登場を果たし、ひとりをバックハンドに任命させようとしていたが、ひとりを探していた結束バンドによって連れられたことによって、逃してしまった。
- 公式からの扱い
第1部のボスを務めた七賢者セサミみたいに真実の手の中では最も優遇されている。
それは、「リアリストで唯一専用BGMがある」、「プレイアブル化される」、「外伝イベント以外のイベントに登場する」と他の真実の手と比べると明らかに恵まれている。
また、同時期に実装されたハイプリスとサンストーンはうつつと並んで第2部のキーパーソンを担っている為、エニシダとは全く異なる立ち位置である。