「スクライブギルドへようこそ! 私がギルド長のメディアです!」
「聖典でなくても、よその世界から来たうつつさんがこの世界をどんなふうに書くのか見てみたいです!」
概要
メディアとは、『きららファンタジア』の第2部『断ち切られし絆』に登場する人物。
元女神候補生で、現在は写本の街にある「スクライブギルド」のギルド長を務めている。
異世界からやって来た住良木うつつに対して興味を持っている。
プロフィール
容姿
青のリボンに、灰髪のショートヘアーで左目は前髪で少しだけ隠れている。
黒をメインとした服装と幼い姿をしている。
6章などではハイプリスと共に女神候補生時代では青のリボンではなく、♢のマークを幾つか付けており、ランプに似たセーラー服風の衣装を着用している。
人物
明るく前向きでポジティブな性格で、誰に対しても敬語を使用し、基本的に「さん」「様」付けをしている(ハイプリスだけ例外に「呼び捨て」。また、敵対峙の真実の手には「呼び捨て」にしていたが、外伝イベントでは「さん」付けに改めている)。
ランプと同じく『聖典』オタクで、こよなく愛しているため、違う世界から来た人への興味・関心が強い。
女神候補生だった頃は親友のハイプリスと同じく優等生であったが、結局女神にはなれなかったことからスクライブギルドに入ることになった。
この出来事は6章で最近になって思い出したようだが、それ以前まではハイプリスとの繋がりは断ち切られたことで忘れていたと思われる。そしてその後も繋がりは再び断ち切られて忘れてしまったらしく、8章で辺境の大神殿で別人のように変わり果てたハイプリスと再開しても特に反応を示さず、最終章でハイプリスを捕まえることに成功しても特に複雑に思うことはなかった(推測ではあるが、計画に迷わないためにサンストーンに再びパスを切ってもらったと思われる)。
決着後は首謀者として神殿の牢獄に幽閉されたハイプリスに対して手紙を出していたが、彼女からは「優しすぎて、胸を痛めているに違いない」として返答されることはなかった。外伝イベントでは改心したハイプリスと共に真実の手達をナイトメアウツカイを解放するために同行しており、全てを終えて辺境の地で仕事を真っ当しているハイプリスとは手紙のやりとりをしている。
女神になれなかったことは心から挫折し、そのことをヒナゲシにつけこまれてしまった。
とはいえ、他のスクライブなら絶望に染まっててもおかしくない程の絶望のクリエを使われてもなお耐えるなど、精神面な強さは高い。
キャラクターシナリオでは女神を目指すランプの事を応援している。
物語での動向
メインシナリオ第2部『断ち切られし絆』
2章『頼りはボディーガード?』
初登場し、スクライブの誘拐事件が相次いでおり、アルシーヴの直々の命令を受けたフェンネルに護衛されている。
スクライブギルドの本部できらら達と出会い、特に違う世界からやってきたうつつに興味を持つが、うつつからは陽キャ扱いされ出会った当初は苦手意識を持っていた。
メディアの持ち前のポジティブさを生かして積極的に話し合ったり、うつつが気になっていた菫色のペンをプレゼントしたりと、徐々にうつつから信頼されるようになった。
途中ヒナゲシに襲撃され、フェンネルときらら、ランプが盾になり、うつつと共に逃げ、安全な聖典図書館に行くために近道をするがヒナゲシの罠に引っかかってしまいさらわれてしまう。
秘密基地に連れられ、ヒナゲシはメディアを「汚染された聖典を写本する闇の巫女」にする為に絶望のクリエを使って絶望に染めようとするが、メディアはうつつ達が来るのを信じながら耐え抜き、うつつを含むきらら達が到着。絶望に染まる前に助け出される。
きらら達に敗れたヒナゲシはメディアを諦めることになった。
また、メディア以外の残りのスクライブの人達はヒナゲシに絶望のクリエ結晶で真っ黒に染め上がった上にサンストーンとスイセンによって転送されてしまった。
そして、メディアの護衛が終わったきらら達はウツカイを追って、残りのスクライブ達がさらわれた先を突き止める為に写本の街から離れる事にし、メディアはうつつとの次の再会を楽しみにしているようだ。
6章『はじまらなかったものがたり』
写本してる最中、けいおん!の聖典が汚染されて、原因を突き止めるために「音楽の都」を向かおうとし、ウツカイに襲われるが、きらら達によって助けられる。アルシーヴからきらら達と共に音楽の都に向かってほしいと言われ、向かう(フェンネルはきらら達がメディアを護衛かつカルダモンの捜索のため、ここで別れることになる)。
音楽の都にあるライブ広場で、エニシダの呪いの歌によって苦しまれるが、澪を見かけ、澪を連れて逃げたし、喫茶店に隠れた。
その後、澪と行動し、律、紬、梓に会い、きららによってパスを繋ぎ直す力によって、唯以外の記憶が元通りになった。
聖典の汚染が進み、澪達が疲弊してしまったことにより、神殿で休むことになる。急に目が覚めたうつつと話をした。うつつからは前から気になっていた「神殿に逆らった人達がいたらどうなるの?」と質問されるが、女神候補生をやめ、スクライブになった自分には情報が入らないとわからなかった(そのことは専門の方が詳しいらしい)。
そして、ランプもまた眠れずに話に乱入し、ランプからは「聖典を信じない人がどう救えばいいのか」と質問され、メディアは聖典を希望と信じていると同時に、最近になって思い出した自身とハイプリスの過去について話す(詳しい詳細はハイプリスを参照)。
きらら達が唯を助けるために楽屋に向かう際、メディアは汚染された聖典をスクライブの力で正しい聖典に描き直し、少しでも汚染を遅らせるために神殿に残った。
その後、唯の救出に失敗したきらら達が帰ってきて、自身は汚染された聖典は食い止めるので精一杯だった。
日曜日のライブ決戦でエニシダと戦い勝利し、唯もまたきららによって記憶を取り戻し、放課後ティータイムは完全に復活を果たし、元の世界へと戻っていった。
音楽の都での騒動が解決した後、フェンネルと毒に侵されたカルダモンと再開。アルシーヴがカルダモンを不完全ながら毒を治療した後アルシーヴからはきらら達と共に「リアリストの標的にされてしまった七賢者達を守って欲しい」と命令される。
7章『連鎖する悪夢』
しかし、彼女は七賢者を守るより汚染の可能性がある聖典を確かめて、修復できるものは修復するために写本の街に戻った。
そして、写本の街に真実の手が襲撃された時は女神ソラの神殿に通信機で伝えて、きらら達と七賢者を写本の街へ呼び寄せた。
スズランによる転移装置の細工によってきらら達と七賢者達はバラバラになってしまうが、きらら達とは再開でき、ダチュラの毒に侵されたシュガーとソルト、ジンジャーをスクライブギルドへ運ぶ手伝いをしている。
そして運び終わり、きらら達がセサミやカルダモン、ハッカを助けに行ったが、サンストーンがカルダモンのパスを切ろうときららが庇ったことにより、きららとの繋がりが断たれ、忘れてしまう。
唯一きららとのパスが切れなかったうつつがきららのことを話しても周りは信じて貰えずに落ち込んでしまうが、メディアの励ましによってうつつを勇気づける。そして、うつつが前にメディアから貰った菫色のペンが光って大きくなり、まるで杖みたいな武器を開花し、ウツカイをやっつけた。
きららを助けるためにハッカの夢幻魔法で、ランプとうつつ、マッチと共にきららの夢の世界に入り、無事にきららとのパスが復活、思い出すことができた。
きららが復活後は悪夢を見ているシュガー達を面倒を見ていたが、悪夢から解放された後はきらら達とフェンネルと共に毒を解毒するために高純度の星彩石を求め、写本の街の神殿へ行く。
しかし、高純度の星彩石はなく神殿には毒でやられている神官からダチュラに奪われたと聞く。
ダチュラの追跡時にかつてヒナゲシ達が使っていた秘密基地へ行き、エニシダとダチュラを見つけ、撃退した後に高純度の星彩石を見つけ、シュガー達を治療した。
そして、セサミからは「ソラの神殿が襲われた」ことと、スクライブの一人から「新たな聖典の汚染が見つかったことによるオーダー」が知らされた。
8章『旅の終わりは近づいて』
ソラとアルシーヴがさらわれてしまい、深刻な事態になった。
フェンネルからはきらら達やセサミと一緒にかおすの聖典を救ってほしいと命令される。
道中、サンストーンによってランプときららの間のパスが切られ、ランプがさらわれるトラブルが起きてしまうが、編沢を見つけ出すことに成功する。
そして他のクリエメイト達を見つけ、シュガーから「かおすは辺境の大神殿に囚われている」と聞き、辺境の大神殿へ向かうことにした。
辺境の地に着き、辺境の大神殿に進入して立ち塞がる真実の手達を撃破し、最奥できららによってかおすのパスを繋ぎ直して、ハイプリスとサンストーンを追い詰める。
しかし、ロベリアがハイプリス達の盾になったことで逃がしてしまい、ランプを人質にされる。ランプがクリエメイト達を見て興奮し、聖典の思いによってきららとのパスが復活し、最終的にロベリアを撃破することに成功した。
クリエタンクが破壊したことで、かおすと編沢以外のクリエメイトは元の世界へと帰って行った。
最終章『終わってから始まる物語』
ハイプリスがソラの神殿へ向かったことが分かり、セサミが七賢者と連絡を取るために居残り、きらら達とかおすと編沢と共にソラの神殿へ急いで戻る。
ソラの神殿へ着いた際に突然結界に包まれて隔離されてしまい、退路がなく援軍もなしで自分達でハイプリスと決着をつけなければならない状態になった。
最上層部でハイプリスとサンストーンが待ち伏せでおり、うつつの正体を知る(詳しい詳細は住良木うつつを参照)。
正体を知り絶望するうつつだったが、メディアやきらら達、そしてクリエメイトであるかおすや編沢がうつつを諭したことによって希望を見出し、うつつの絶望のクリエが白く輝き出してきららが第2部衣装へと変化する。
そしてきららとうつつを応援し、巨大な黒い剣は砕け散り、その衝撃によりサンストーンを言の葉の樹から落とすことに成功する。
砕け散った絶望のクリエを吸収したハイプリスとの激闘の末に勝利し、聖典の世界を守ることやソラの救出に成功した。描写はないが、2章で捕まえられてしまったスクライブ達も無事に救い出せたと思われる。
リアリストが壊滅して数日後、帰る故郷がなく「ぼーっ……」と言ってふぬけるうつつだったが、メディアの「しばらく私と一緒に暮らしませんか?」と提案し、うつつは今の自分より良い奴になりたいとその提案を承択され、共に暮らすようになった。
その後の展開については前述の人物の頃目を参照。
プレイアブル化
★5メディア【第2部/期間限定】
「メディアと申します。普段はスクライブギルドで
聖典の写本をして過ごしていますが……
このたびは、まほうつかいとしてのご用命ですね。
お役に立てるよう精一杯がんばります!」
前述の第6章のPVで再登場する際にプレイアブル化が発表され、1月27日に実装された。
属性は月属性で、職業はまほうつかい。きららやアルシーヴ、七賢者と同じく専用モーションとなっている。
第2部のキャラクターの中では初めてのプレイアブルとなった。
とっておきのスキルは敵全体に魔法の特大ダメージを与え、敵全体のMDFを中ダウンさせ、味方全体のリキャストを減らす「聖典の教え」。
その他のスキルは敵全体に魔法の中ダメージを与え、味方全体の弱気と孤立を解除する「一人はみんなのために、みんなは一人のために」、敵全体に魔法の特大ダメージを与え、味方全体のMATを大アップさせ、自身の狙われやすさが中アップする「ペンは剣よりも強し」を使用する。
弱気と孤立を解除する効果からあんハピ♪勢や住良木うつつ、ハイプリスとの相性は抜群。特にうつつやハイプリスとはメインシナリオ通り関係性が強いため、実に興味深いものとなっている。
また、彼女の護衛役をしていたフェンネルとの相性もよく、彼女の狙われやすさがアップしてしまうスキルをフェンネルが打ち消すことができる。
余談
- うつつ【水着】
2022年の水着イベント『ビーチシャークパニック』で実装されたうつつ【水着】の進化前には千葉サドル先生による水着のメディアがこっそりと描かれている。
そして、X(旧Twitter)の千葉先生が一枚のイラストがポストされた。
このポストに関して、メディアのキャラクターデザイン担当の原悠衣先生が自身のX(旧Twitter)で尊いとの言葉をポストしている。
- 身長
メディアの身長はプロフィール通り“不明扱い”である。
ただし、立ち絵から察するに背丈はかなり低い事がわかる。
また、同じく原先生がデザインしたクレアは日本側の主人公と同じ155cmである事が判明しているので、メディアの場合はイギリス側の主人公と同じ(139cm)の可能性がある。
- コミカライズ版
漫画化されたのは第1部のみであるため、彼女の登場は絶望的であったが、34話と36話の1コマにカメオ出演を果たしており、第6巻のカバー下にも描かれている。
また、本作における全ての元凶である混沌の使者の見た目がメディアそっくりである。
関連イラスト
関連タグ
関係者
住良木うつつ ハイプリス きらら ランプ フェンネル アルシーヴ ソラ
カップリング
関連・類似キャラクター
- 涼風青葉(NEWGAME!):前向きな性格で、周囲に対する気配りができ、仕事に対するモチベーションも強い。作中でもハイプリスが「私と君は青葉様と紅葉様のようなライバルというわけだ」と言及している。ただし、見た目に関してはこちらに近い。
- 萌田薫子(こみっくがーるず):キャラ的にはうつつと酷似してるが、芯の強さはどちらも共通しており、作中でもリアライフをかけられても完全に心を折れることはなかった。第2部8章・最終章で絡んでいる。
- 花小泉杏(あんハピ♪):ポジティブ思考で、メディア以上のメンタルを持つ。うつつに似た狭山椿がいるのも共通しており、彼女の成長に貢献している。似た物同士ではあるが、残念ながらはなことは絡まなかった(うつつと椿に関してはイベント『ぼっち・ざ・路上ライブツアー』で友達部と一緒に絡んでいる)。
- 鳩谷こはね(アニマエール!):ポジティブ思考で、優しい心の持ち主。こちらはチアリーディングとして人々の為に役に立ちたいと思っている。こちらも絡みはなかった。