概要
2018年11月6日16:00 ~ 11月21日13:59までに開催された期間限定イベント。
配布クリエメイトはココア(☆4・せんし(炎属性))。
なお、シナリオクエストは前後編に分かれていて、後編は11月9日に公開された。
あらすじ
エトワリアに来てからというもの、遊んでばかりのココアとチノ。
このままでは二人そろってダメ人間になってしまう……!
何かお仕事を始めなきゃ!と考えた二人は、エトワリアに新しいラビットハウスをオープンしようと奔走する。
登場キャラクター
- ココア(ご注文はうさぎですか?)…CV:佐倉綾音
- チノ(ご注文はうさぎですか?)…CV:水瀬いのり
- きらら(きららファンタジア)…CV:楠木ともり
- ランプ(きららファンタジア)…CV:高野麻里佳
- マッチ(きららファンタジア)…CV:三森すずこ
- クレア(きららファンタジア)…CV:和氣あず未
- ポルカ(きららファンタジア)…CV:松井恵理子
- コルク(きららファンタジア)…CV:桑原由気
- ライネ(きららファンタジア)…CV:茅野愛衣
- カンナ(きららファンタジア)…CV:日笠陽子
特徴
きらら作品の中で最も人気が高かった作品でありながらも、リリース当初は参戦しなかった『ご注文はうさぎですか?』であったが、このシナリオクエストによって、本格的に『ご注文はうさぎですか?』のキャラが参戦することになった。
そのため、これまで開催されたシナリオクエストと比べると、かなり力を入れているイベントになっている。
ピックアップ召喚では、イベント開催と同時に☆5のココア&チノもピックアップ召喚で登場したということに加え、ごちうさのコンテンツ施設である「ラビットハウス エトワリア店」が追加された。
だが、それだけではなく、このイベントで実装されたココア&チノに最終進化可能な専用ぶきが開放されたり、特別に全編フルボイスシナリオとなって開催されたりするなど、待望のごちうさ参戦ということもあり、かなり力の入ったイベントになっていた。
その後の召喚について
「ごちうさ」自体が当時の人気作品であった事から、他のクリエメイト達は別のイベントで召喚される事となった。
また、俗に言う「ソシャゲの六大書き入れ時」での中のお正月・水着・ハロウィン・クリスマスに「ごちうさ」勢の別Verが実装される事となり、多くのプレイヤーが召喚を狙う事となるのである。
イベント名 | 実装されたクリエメイト |
---|---|
パイレーツオブエトワリア | チノ【水着】 |
トリックオアトリート大作戦 | リゼ【ハロウィン】 |
ハングリークリスマス | ココア【クリスマス】 |
夏休み企画アルティメットクイズ | ココア【水着】 |
ハロウィンの怪盗伝説 | シャロ【ハロウィン】 |
クロモンと巨大なクリスマスツリー | 千夜【クリスマス】 |
サマーナイト・リゾート | シャロ【水着】 |
お正月中止を阻止せよ 十二支大集結! | 青山さん【お正月】 |
ビーチシャークパニック | リゼ【水着】 |
ごちうさの優遇の裏に
ところが、あまりにも力を入れすぎてしまったことによって、多くのファンから「どうしてごちうさだけ優遇扱いするのか」という批判も生じることになる。
このイベントから本作に本作的に参戦することになった『ご注文はうさぎですか?』は、『けいおん!』や『きんいろモザイク』、『ゆるキャン△』と同様、きらら作品の人気作品として有名であり、多くのごちうさのファンでもごちうさの参戦を待ち望んていた人が多かった。また、2019年にはOVAも発売されるということもあり、そのようなことから、多くのファンも期待していたor待っていたと思っていた人も多かった。
しかし、これまで開催された、数多くのイベントと比べるとかなり力が入りすぎてしまったということもあり、それによって、ごちうさの過剰なプッシュに対する批判も増えることになった。
このイベントでは、特別に全編フルボイスシナリオとして実装されたことや、初参戦していた時から最終進化可能な専用ぶきが開放されていたという点があったが、この二つの要素が、ごちうさの過剰な優遇に対する批判点にもなってしまった。特にフルボイス関連については、その次に開催された『アニマエール!』参戦イベントである「Yell for All」はフルボイス実装にならなかったということや、当時メインクエストはフルボイスになっていなかった(後に2018年12月10日からメインクエスト第1部「封印されし女神」の序盤(2章まで)だけがフルボイスになり、2019年5月30日までにメインクエスト第1部の全ての章がフルボイスになった)ということもあり、その点でごちうさ優遇に対して批判的な意見を持つ人も少しずつ増えてしまい、SNS上でも荒れてしまうことになってしまった(こちらも参照)。
また、後に開催される「甘兎庵の野望」で実装された千夜とシャロを最後に「クロスシナリオ」の新規実装が行われなくなってしまった(理由についてはこちらも参照)のだが、このイベントの前後に開催されたイベントで参戦したきらら作品は「クロスシナリオ」が実装されず、その一方で、ごちうさのキャラだけは、このイベントで参戦したココアとチノも含めた「ごちうさ」メインキャラ5人のクロスシナリオを実装させていたということもあり、その点もごちうさの過剰な優遇に対する批判点の一つになってしまった。
また「ソシャゲの六大書き入れ時」の中でも、実装しようものなら炎上する危険性の高いバレンタイン&ホワイトデー・ブライダルの時には実装されなかったり、水着とは違った肌色成分を演出でき、イベントの開催回数も多かった温泉(こちらも別の意味で炎上の危険があるが)でも実装されなかった事も、「ごちうさの過剰な優遇」を裏付けるものとなっている。
このイベントでの「ご注文はうさぎですか?」の優遇については、SNS上でも不満や批判が相次ぎ、「なんか納得がいかない」「ごちうさ優遇しすぎ」等のような不満や批判の声が多かった。
キャラの過剰な優遇については、本作に限らず、様々なソシャゲでも発生することがある問題点の一つとして有名であり、本作のような美少女ゲームに限っても、本作におけるごちうさと同様、過剰な優遇をしていることが多く、それに対する不満を持つファンも少なからず存在している(『少女☆歌劇レヴュースタァライト-Re LIVE-』の聖翔音楽学園の舞台少女(この過剰な優遇によって、とある問題が生じてしまっている。詳細は『スタリラ』の「サービス終了」も参照)や『アサルトリリィ Last Bullet』の百合ヶ丘女学院のリリィ(特に主役の二人)(実装キャラの数・衣装数・イベントの扱いなどで過剰な優遇されることが多く、その点で一部のファンから指摘されることもある)など)。
本作もまた、「ごちうさの過剰な優遇」によってきらら作品のキャラの扱いに格差が出たことによって、不満や批判の声が多くなったのだが、本作はかの有名なオールスター作品のように、多種多様な「まんがタイムきらら」シリーズのキャラクターたちが一堂に会するオールスター作品であったこともあり、まだ扱いが良くなかった作品(参戦したばかりの作品、例えばこのイベントの前に開催されたイベントで参戦した『はるかなレシーブ』など)やキャラ(☆4しか持っていないキャラ(特に『ひだまりスケッチ』の乃莉など))も存在していたこともあり、それによって「ごちうさの過剰な優遇」に対して不満や批判の声が高まった可能性も高い。
そして、2019年になると、前述の「その後の召喚について」で説明したように、「エトワリア冒険譚 前編 リゼ教官の秘密特訓?」以降、次々とごちうさのクリエメイトなどが次々と実装される事態となり、2019年に実装された☆5の実装数は8体も増加。それに加えて、☆4の実装数も含めると10体以上も追加されているということもあり、それによって、SNS上では、ごちうさのキャラの実装が発表された際にごちうさの優遇に対する不満や批判の声が高まるという出来事が日常茶飯事になってしまうことになる。
最終的には、本作のサービス終了時点で実装されたごちうさの☆5のキャラは19体(『NEWGAME!』の☆5の実装数と同じ)となり、本作オリジナルキャラを除いた、本作に参戦しているきらら作品の中では、『きんいろモザイク』(20体)の次に多い人数になった。しかも、『きんいろモザイク』『NEWGAME!』は初期参戦作品なので、初期参戦作品を除いたいらら作品の中では最多の人数になっている(初期参戦作品以外のきらら作品で、ごちうさの次に☆5のキャラの実装数が多い『スロウスタート』は16体であるため)。
このような点から、☆5の実装数の点でも優遇されており、その点も「ごちうさの過剰な優遇」が指摘されていることが多い。
こうなってしまったのは、開発・運営(特に2018年当時は赤字になっていたドリコム)にとって、『ご注文はうさぎですか?』は貴重な収益源だったという理由や、一部の作品の中には、中の人・原作者の都合があったからという理由が存在し、(例えばリゼあやなどのように)他の作品のキャラと合わせやすく、他作品の長所を生み出しやすいという特徴があったという理由もある。しかし、このイベントから始まった「ごちうさの過剰な優遇」によって、多くのファンにとっては「ごちうさの過剰な優遇」に対する不満や批判の声が高まったのもまた事実だろう。
このように、あまりにも力を入れすぎたごちうさの過剰なプッシュは、一部のファンにとっては批判されることになった。それにも拘らず、前述の☆5のキャラの実装数など、ごちうさのあまりにも過剰なプッシュはそれ以降も続くようになってしまい、ごちうさの過剰な優遇は、後に本作の問題点の一つに変化してしまった。
一応、このイベント以降のごちうさの過剰な優遇によって、ごちうさのファンを本作に興味を持たせる結果にもなっている。しかし、それによって、3年後の2021年に実装された、本作のメインクエスト第2部5章の扱いの酷さによる批判の遠因にも繋がってしまうことになる。
運営の作品に対する扱いの差に疑問視する人が増えてきたということを考えると、このイベントから始まった「ごちうさの過剰な優遇」による功罪はかなり大きいと言っても過言ではない。ある意味、このイベントは、本作の歴史や評価をする上で、そして、本作での「ごちうさの過剰な優遇」を説明する上でのターミングポイントになったのは間違いないかもしれない。
関連タグ
ご注文はゲリラですか?:こちらは逆に、ごちうさのキャラ(特にこのイベントで参戦したココア)の扱いがかなり酷かった、本作のメインクエスト第2部「断ち切られし絆」の5章。
双璧の戦乙女:フルボイスが実装されたことによって(主にごちうさの過剰なプッシュによる批判もあって)いろいろと荒れた本作のこのイベントとは真逆に、フルボイスが消滅したことで(一部のキャラが後に不遇扱いになってしまったということもあって)SNSで大騒動になってしまった『アサルトリリィ Last Bullet』のメインストーリーのイベント。なお、ごちうさが過剰に優遇されていたことで批判を受けていた本作と同じように、あちらも百合ヶ丘女学院のリリィの過剰な優遇が問題視されることが多い。
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