2018年秋アニメとして放送された『アニマエール!』が本作に初参戦したイベントであるが、今回のイベントのメインとなる『アニマエール!』と前回のイベントで参戦した『ご注文はうさぎですか?』、『スロウスタート』の百地たまてはもちろんのこと、それ以外の多数のきらら作品のキャラが登場しているイベントになっている。また、本作オリジナルキャラを除いた、このイベントで登場しているキャラ達は、2018年に新規参戦及び正式参戦した作品が中心となっている(但し、ソーニャは2017年の「エトワリアのサンタクロース」で先行参戦している。また、2018年に新規参戦したきらら作品の一部や正式参戦した『桜Trick』は誰一人も登場していない。また、『スロウスタート』の花名と栄依子の出番はかなり少なく、冠と『キルミーベイベー』のあぎりに至ってはこのイベントに登場していない)。

そのため、このイベントで登場するキャラはなんと22人(ほんのわずかしか登場していない花名と栄依子も含む)。それに加え、このイベントで登場した本作オリジナルキャラである妖精(ピンク色の気弱な妖精と、黒色の妖精の2種類が存在している)も登場しているため、かイベント本編の内容はかなり豪華である。後に2022年に開催されたメインクエスト第2部8章(あちらは28人も登場している)よりは少ないものの、あちらは本作オリジナルキャラと『こみっくがーるず』のキャラのみで話が進んでいるため、多数のきらら作品のキャラが登場している時点で、ある意味、きらら作品のオールスター作品である本作の特徴である、きらら作品のキャラ達のクロスオーバーを楽しむことが出来る。

…が、特別に全編フルボイスシナリオとなって開催された前回のイベントとは異なり、残念ながら、このイベントは特別に全編フルボイスシナリオとして開催されなかった。

せっかく様々なきらら作品のキャラがクロスオーバーしているイベントでありながらも、前回のイベントとは異なり、全編フルボイスシナリオとして開催されなかったということは非常に勿体ないとも言えるだろう。それに加え、前回のイベントはごちうさが参戦するイベントということもあって、全編フルボイスシナリオとして開催されたのに対し、このイベントでは、「アニマエール!」の初参戦イベントであったのにも拘らず、全編フルボイスシナリオとして開催されなかったということもあり、前回のイベントから指摘されていた、「ごちうさの過剰な優遇」に対する不満を持つ人が増えてしまった。

また、2018年8月に開催された「謎の島と絆の試練」で参戦したはるかなレシーブのキャラと同様に、このイベントで参戦した「アニマエール!」のキャラもクロスシナリオは実装されなかった。その一方で、前回のイベントで参戦したごちうさのキャラ(ココアとチノ)はクロスシナリオが用意され、その後のイベントで登場したリゼ、千夜、シャロにもクロスシナリオが用意されたこともあり、前回のイベントから見え始めた、「ごちうさの過剰な優遇」が少しずつ進んでいき、ごちうさとそれ以外のきらら作品との格差が少しずつ広がっていくことになり、これが後に、「ごちうさの過剰な優遇」によって不満を持った人の増加に繋がり、次第に「ごちうさの過剰な優遇」が本作の問題点になっていく。

そして、このイベントの開催からおよそ3ヵ月後に開催された『エトワリア冒険譚前編リゼ教官の秘密特訓?』以降、ついに本作の問題点になっていた「ごちうさの過剰な優遇」が牙を剥くことになる…。