「聞いてよ!大学でね、みんなが中学生扱いするの!ひどいと思わない!?」
プロフィール
誕生日 | 5月5日(おうし座) |
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身長 | 144cm |
血液型 | B型 |
役職 | デバッガー(FS3) → 雑用係(PECO) → プログラムチームプログラマー(DDB, FS4) → プログラマー(PECO2) |
出身地 | 東京都 |
CV | 朝日奈丸佳 |
人物像
涼風青葉の幼馴染で、物語開始時点ではきらら女子大学に通う大学生。
青葉とは小学校入学前(アニメ版では幼稚園入園よりも前)からの付き合い。青葉のことを「あおっち」と呼び、青葉からは「ねねっち」と呼ばれている。
後に大学の夏休みを利用してデバッグのアルバイトとしてイーグルジャンプにやってくる。任期満了で一度離れるが、その後プログラマー見習いのアルバイトとしてイーグルジャンプに再入社。阿波根うみこの指導の下、プログラミングの勉強に励む。
本人曰く途中単位が危うくなりながらも、卒業した後は正式に契約社員として入社した。
同時期に入社してきた鳴海ツバメと数年間同じブースで働き切磋琢磨し合った。
その後、大規模な席替えをした際は青葉のいた席に移動。ツバメ・滝本ひふみ・飯島ゆんと同じブースで仕事をすることに。
その少し後に、これまでの働きぶりが認められ晴れて正社員となる。
容姿
背丈は青葉以上に小柄で中学生に間違われてからかわれることもしばしばだが、背丈の割に豊満な胸を持っており、どう見ても幼児体型ではない(ちなみにアニメ版の資料の胸サイズは遠山りんやうみこなどと同じ設定になっている)。
性格
見た目同様性格も子供っぽく、逆境からは背を向けたがるところがあり、社内の冷蔵庫内の八神コウのプリンをうっかり食べてしまいちょっとした騒ぎを起こしてしまうなど軽率な言動も目立つ。
その一方で自分に敵意を向けてくるような相手であっても、本当に困っていれば迷うことなく手を差し伸べる優しさを示すなど大人の振る舞いをする一面も。
趣味・嗜好
女児向けのアニメ映画「ムーンレンジャー」を青葉と一緒に観に行った際は、青葉が無難な塩味のポップコーンをチョイスしたのに対し期間限定のバナナキャラメル味をチョイスするなど好奇心が旺盛。ちなみにこの際小学生以下程度を対象としたグッズが配布されていたが、青葉共々問題なくもらえていた。
青葉と同じブースの篠田はじめに引けを取らないオタクであり、はじめのコレクションに並々ならぬ関心を示す。はじめと手分けしてパッケージゲームの特典違いを揃えたことも。アニメオリジナルシーンでは、勤務時間中にはじめと好きな映画のキャラクターの話で盛り上がりすぎて注意されてしまったこともあった。
ゲーム業界事情にも詳しい。
理由は定かでないが、サメに思い入れがあるようで、普段からサメを象ったバッグを愛用。自分のデスク周りにはサメのぬいぐるみを数個飾っている。ただしサメの種類にまでは詳しくないようで、ジンベエザメをはじめとするほとんどの種類を知らなかった。
イーグルジャンプの同学年内では最も酒に強い(正確には『青葉たちが大変なことになるため下手に酔えない』)という意外な面も。
社員旅行の幕間を描いた第11巻カバー下の書き下ろしでは、青葉と共にオリオンビールとミミガージャーキーで晩酌をする様子が描かれており、やり取りから察するに習慣的に飲んでいる模様。(その様子はひふみからおじさんみたい…と思われてしまう)
活躍
青葉を後押し(THE SPINOFF!)
青葉のキャラクターデザイナーになりたいという夢を後押しする。高校3年生の春、手始めに美術大学への入学の仕方を美術の先生に訊きに行こうと青葉にアドバイス。
さらなる詳細は後述の人間関係の項目を参照。
また、成り行きで青葉だけでなく自らも美術部へ入部することに。その際に星川ほたるとも知り合い親友となっていく。夏休み合宿中に青葉とほたるが同じ美大を受験するのに自分だけは違う進路となるため、そのことを寂しく感じて思い悩むが、美術部顧問の日高ちなつに励まされ元気を取り戻す。
青葉を通じた出会い(FS3編)
夏休みも取れず『フェアリーズストーリー3(FS3)』の制作に忙殺される青葉を心配していた矢先、大学でイーグルジャンプのデバッグの求人情報を発見。青葉の様子を確かめるためアルバイトを始める。それを機に、イーグルジャンプやうみこと深い関わりを持つことになる。
アルバイト最終日、『FS3』のマスターアップ前日にゲームがフリーズするバグを発見。ふざけた調子で報告したため、ただですら疲労困憊していたうみこを苛立たせる。その後、青葉と共にうみこのお遣いで眠気覚ましのドリンクを買いに行くが、領収書を受け取らなかったため注意される。さらにうみこのために高価で高濃度なドリンクを買ったため、突っ込まれる。(うみこもテンションがおかしくなっていたためか、ノリツッコミをしていた)
さらなる詳細は後述の人間関係の項目を参照。
プログラマーになる決意(PECO編)
任期満了でアルバイトを退職後、ほぼ経験ゼロからプログラミングを学び、うみこの協力も得つつ半年で自作のアクションゲームを完成させるほどに成長する。作中2年目突入時改めて面接を受け(正社員採用が前提であるものの、まだ大学に在学中ということで契約社員という扱いとなった)、再びイーグルジャンプで働くことになる。
入社が決まった報告に行った際、青葉が『PECO』のキャラクターデザイナーになったと知り、
「凄いよあおっち大出世じゃん!」
と手放しで絶賛し、諸般の事情で落ち込んでいた青葉を大いに元気づけた。
プログラマーとしてはまだ駆け出しで戦力とならないため、しばらくは練習として『PECO』と無関係のミニゲーム制作に励む。ミニゲーム完成後は、うみこの指示で再びデバッグ作業に参加する。ツバメのミスで多数のエラーが発見された際は普段以上にバグ発見に注力し、ツバメと共に難局を乗り切った。
さらなる詳細は後述の人間関係の項目を参照。
青葉と直接一緒に仕事を(DDB編)
遂にプログラマーとして実戦投入される。
『デストラクションドッジボール(DDB)』では、青葉と共にシステム周りのデザイン(UI)の制作を任される。その際、キャラデザのコンペに敗れて落胆する青葉が前向きになれるよう鼓舞する。
成長した姿(FS4編)
『DDB』発売後に晴れて正社員となる。その際、(冗談ではあるが)正社員となる試験と称してうみこに趣味のサバイバルゲームに付き合わされる。ねねは青葉とペアを組み、うみこ&ツバメペアと対決。10戦中9敗するが、辛うじてノルマである1勝をもぎ取った。
青葉がキャラデザを手掛ける『フェアリーズストーリー4(FS4)』の開発がスタート。青葉によってねねがモデルのキャラクターも生み出される。
そんな中、ツバメの母親が倒れてしまうアクシデントが発生。ツバメが抜けた穴を埋めようとより意欲的に仕事に取り組む。しかし他社からヘルパーが来るのを知り、仲間が部品を交換するかような扱いを受けているように感じてモチベーション下げ、仕事の効率も落としてしまう。
ねねは「自分の仕事は自分にしかできないって思える…?」と青葉に疑問をぶつける。青葉の「私に頼んでよかったって思ってもらえるような仕事をしようって いつも心がけているよ」という返答に、再び前向きな気持ちになれた。
「みんながいたから作れたゲームなんだって 言いたいです! そう言えるように頑張りたいです!!」
とうみこに宣言する。
ツバメが早期に職場復帰し開発も順調だったが、出資会社である芳文堂が自社の都合で突如出資の取りやめを言い渡すトラブルが発生。ねねは主要メンバー達の中でも特に取り乱していた。
フランスのゲーム会社・ブルーローズが出資をしてくれることになり開発は続行できることに。ところが今度はブルーローズが出資の条件としてほたるにキービジュアルを担当させるよう要求してくる。
紆余曲折あったものの青葉はコンペ用のイラストを完成させるが、寝坊をして大遅刻してしまう。ねねは青葉を迎えに行って叩き起こし共に出社。会社へ向かう電車の中で、青葉だけでなくほたるのことも応援したいのだと複雑な心境を打ち明ける。そしてコンペの結果、青葉がキービジュアル担当の座を自らの手で勝ち取り、共に喜びを分かち合った。
作中5年目の春には新人達が入社。早速先輩風を吹かせうみこから窘められるが、後輩達への指導は熱心な様子。マスターアップ3日前にゲームがフリーズするバグが発見され大慌て。そんな様子を見たうみこから
「FS3の時 停止の不具合を見つけてもふざけていた桜さんがこんなに慌てて。変わるものだなと思って」
…と失笑された。
最終回
『FS4』発売から数年後の春。
イーグルジャンプ社屋の引っ越しが描かれるが、この日は風邪で欠勤していた。
青葉がアートディレクターを務める『PECO2』開発チームで、うみこと共にプログラミングを担当。NPCのAI制御を一任されている。
人間関係
涼風青葉との関係
端的に言えば、青葉にとってのモチベーターである。
高校時代、キャラクターデザイナーになるには大学で技術を高めなければと思っていた青葉に、彼女が憧れるコウが高卒で入社してキャラクターデザイナーになったことを教え、コウが勤めるイーグルジャンプの採用面接を受けるように後押しした。
高校卒業後進路は別れたものの青葉とは現在でも仲が良く、物語序盤は残業のない夜を中心に長電話で近況報告や悩み事を打ち明け合っていた。アニメではこれが行き詰った仕事の解決のヒントとなった描写がある。
転機となったのは、青葉からゲーム(『FS3』)の制作終了まで夏休みが取れないと言われたことだった。自分が夏休みの間も働く彼女を心配して、たまたま大学の掲示板で青葉が勤めるイーグルジャンプの求人が掲載されていたことから同社でアルバイトをすることを決める。
当初は残業や休日出勤を繰り返し十分な睡眠時間も取らずに働く青葉を理解できず、それを否定する発言をして彼女と喧嘩をしてしまうが、飯島ゆんから青葉の仕事ぶりや社内における立ち位置を聞かされたことで青葉と仲直りをして友達として彼女を応援しようと決意する。
阿波根うみことの関係
当初はアルバイトとその管理者という関係だった。初日からいきなり遅刻し、青葉を探して社内をウロウロして産業スパイと間違われ、仕事についてからも離席を繰り返すことからうみこからの心証はかなり悪く、自身も彼女に苦手意識を持っていた。しかし、バグのみならず旧作を熟知していないとわからないような指摘を真面目に行ったことから彼女からの評価が改善した。アニメでは企画班からも評価されていることを帰りのエレベーターの中で彼女から直接告げられた。
途中からうみこの隣の席で働くことになり(最初は他のアルバイトと同じブースでデバッグしていたが、よく抜け出して青葉のところに行ってしまうことで素行に問題アリと見なされてしまったため)、彼女と机を並べて仕事をするうちにプログラマーの仕事に興味を持つようになる。その中でうみことの距離を縮めており、青葉と喧嘩してしまった時も相談に乗ってもらっている。
また、『FS3』の打ち上げパーティーの際にはビンゴの景品でうみこが提供した商品(アサルトライフルのエアガン)を引き当て
「いらない」
とバッサリ切り捨てつつも
「次のデバッグの仕事までには(ミリタリーについて)調べておく」
と前向きに受け止める。直後に
「(専門業者への外注になったため)もうデバッグのアルバイト募集はない」
と知らされた際にはエアガンを取り落してしまうほどに落胆していたが、彼女から個人的に名刺を渡されて関係が維持されることに。
ねねがプログラマー志望の契約社員として再入社してきて以降もプライベートでの付き合いは続いており、うみこがねねの買い物に同行したり一緒にお茶したりしているシーンも描かれている。
バレンタインデーにはうみこに拳銃型のチョコレートを贈っている。うみこは他の女性社員達からも人気で当初なかなかチョコレートを渡せず、ツバメと共にまるで失恋したかのような感情を覚えていた。無事にチョコレートを渡せた後は、ツバメ共々高級チョコレートを逆に贈られている。
鳴海ツバメとの関係
うみこの計らいで二度目の入社が実現。それと同時期に入ってきた研修生の鳴海ツバメとはすぐに打ち解け、早くも「なるっち」「ねねっち」と愛称で呼び合う仲となる。
ところがねねがプログラマーの仕事を志した動機について軽率な物言いをしたため、ツバメを激怒させてしまう。これを機に、ねねはツバメから「コネ入社」(※1)と邪険に扱われるようになる。しかしツバメがケアレスミスで重大なエラーを発生させて窮地に陥る事態が発生。ねねが事前に望月紅葉からツバメの家庭の事情を聴いていたこともあり、救いの手を差し伸べ仲直りし、共に難局を乗り切った。
(※1)「コネ入社」とは本来は創業者一族や関連会社との繋がりを指す言葉であり、今回のケースは単なる経験者採用である(未だに勘違いしている社会人は多い)
作者曰く、「ツバメはねねにとってすごく重要な役割を果たしたキャラクター。彼女がいたから、ねねが社会人として成長していく姿を描けた(要約)」とのこと。(画集「NEXT GAME!!」より)
星川ほたるとの関係
高校3年生になったばかりの頃、青葉の付き添いで入部した美術部で親しくなる。夏休み合宿以降は自分のことを「ねねっち」と呼ばせ、自らは「ほたるん」と呼ぶようになる。
高校卒業後も青葉やほたるとは定期的に集まって一緒にお茶したり温泉旅行に出掛けたりと、良き友人関係を続けている。また、高3から毎年元旦に3人で高尾山へ初詣に行くのが恒例となっている。
きららファンタジア
サービス開始時から青葉のセリフに名前だけは登場していたが、長い期間に亘って実装はされず、一部プレイヤーからは「きらファンのバグを取るために残業している」と揶揄される始末だった。
左:配布★4 右:水着★5
ようやくイベントクエスト『ねねっちクエスト』でせんしとして参戦し、自作のゲーム世界に巻き込まれながらも青葉達とともにエトワリアにやってきた。
クロスシナリオでは胸が意外にあるにもかかわらず香風智乃と同じ身長だったため、保登心愛から年下(チノと同じ年)と勘違いされ「ねねちゃん」と呼ばれた。挙句にはお酒が飲める年齢だと話しても信じてもらうどころか逆に心配される。
また、ねねの方が年上だと説明を受けたランプからも「いくつになっても小さいままだ」と失礼すぎる発言をされ、年下扱いをされたままだった。
イベントクエスト『パイレーツオブエトワリア』ではほとんどの者から「さん」付けされたが、年上だと知っているのか知らないのか平沢唯からのみココア同様に「ねねちゃん」と呼ばれている。
余談
作者のお気に入りキャラクターなのか、得能正太郎氏の公式ツイッターアカウントのプロフィール画像には、主人公の青葉を差し置いて、長らくねねが起用されている。