概要
イーグルジャンプに存在するグラフィックチームに内包されている班のひとつ。
主人公である涼風青葉が属しており、物語初期の『フェアリーズストーリー3』開発時のメンバーは彼女を含めて4名でのみ構成されている。ここに厳密にはメンバーでないが、しばしば行動を共にする2名も加えた6名のことを指す場合もある。
イーグルジャンプにおいて特に重要な仕事を担っており、メンバーひとりひとりの能力も高い故にディレクターである葉月しずくからも目を掛けられている。
青葉の入社以前から八神コウがリーダーを務めていたが、『PECO』の制作段階においてコウがアートディレクターを務めることになり、チームの一員である滝本ひふみが新リーダーとなる。また、属していた遠山りんがプロデューサーに抜擢されたためにチームを抜け、後にインターンシップとして入社した望月紅葉が属することとなる。
『PECO』のマスターアップ後は八神コウがイーグルジャンプを離れてフランスへ旅立ち、事実上チームを抜けた。その後コウは、『フェアリーズストーリー4』でチームに復帰する。
メンバー一覧
主人公で、グラフィッカー兼キャラクターデザイナー。
入社以降はチームのムードメーカーとなっている。コミュニケーション能力が高い上に人当たりの良さは凄まじく、また作画やモデリングの技術も短期間でメキメキ向上させていく。そのため他のチームメンバーからも一目置かれている。
『PECO』では事実上のメインキャラデザイナーを務め、『フェアリーズストーリー4』ではコウからキャラデザイナーに指名される。
キャラ班のリーダーやアートディレクターを務める。
高卒で入社したにもかかわらず、1カ月も経たない内に頭角を現して『フェアリーズストーリー』のメインキャラデザイナーに抜擢されるといった輝かしい功績を持っている。現在も才能や実力は留まることを知らず、ゲーム業界でも高い知名度を誇っている。また青葉や紅葉から憧れを持たれ、同時に彼女達がゲーム業界に入るきっかけになるなど、少なからず影響を及ぼしている。
『PECO』の開発段階にて青葉の後押しもあってアートディレクターを務め、代わりにひふみをリーダーに推薦する。また、『PECO』の開発途中で自らのスキルアップのために渡仏する決心を固めており、マスターアップ後はイーグルジャンプを離れると共にグラフィックチームを抜けてフランスへ旅立った。
『デストラクションドッジボール』開発終了後、チームに復帰。自らアートディレクターに志願し、『フェアリーズストーリー4』の開発を先導していく。
イーグルジャンプにおける青葉の先輩社員で、キャラ班のモデラー。
コミュ障に悩んでおり、それでもメッセージだと顔文字を使いこなす等、かなり饒舌となる。
『PECO』の開発段階にて葉月とコウからの指名でリーダーに抜擢され、当初は戸惑いを見せるもコウの後押しもあって引き受けることとなる。
モデリング担当の社員。
関西の出身であり、関西弁を使って話す。青葉よりも1年早く篠田はじめと共に入社している先輩社員である。
『デストラクションドッジボール』開発においてはアートディレクターに抜擢される。
チームに加入した人
インターンとして入社し、その後正社員としてグラフィッカーとなる。
不器用で人見知りが激しいが、キャラデザに対しては真摯。同い年でありながら既に内部デザイナーを担当している青葉をライバル視している。
『デストラクションドッジボール』ではコンペで青葉やゆんに競り勝ち、キャラデザを手掛ける。
『フェアリーズストーリー4』ではラスボスのキャラデザをコウに提出したのを機に、他にも数点のキャラデザを任せられる。
厳密にはキャラ班では無い人
モーション担当の社員。
モーション班所属だがスペースの都合でキャラ班のブースに席があるため、キャラ班と共に行動することが多い。
青葉よりも1年早く飯島ゆんと共に入社している先輩社員である。
『デストラクションドッジボール』では自ら企画を発案し、ディレクターを務める。
元アートディレクター兼背景班リーダーで、現プロデューサー。
コウと仲が良いため、キャラ班とともに行動することが多い。
温和で優しく、困っている者に助け船を出したり、自ら相談に乗ってあげる等、心優しい一面もあるが、一方では怒らせると怖いらしく、実際に怒号を見たコウとはじめ、ゆんが怖気づいた程である(逆にそれを見ていた青葉からは「大人だ」と感心されていた)。
『PECO』の開発段階にてプロデューサーに抜擢され、アートディレクターの座をコウに譲ってグラフィックチームを抜けた。
余談
作中では描写がないものの、イーグルジャンプには複数のゲーム開発チームが並行して存在している。つまりそのチームの数だけ他にもキャラ班(もしくはキャラ班に相当するチーム)は存在していることになる。