ゲームソフト等の業界で良く用いられる表現で有りソフトウェア等を(デバッグ等も一応済ませて。)完成させて残りはディスク等のメディア作成やマニュアルやパッケージ等の付属品の製造と言う段階で有る。
詳細
この言葉は家庭用ゲームソフトでゲーム会社自らがマスターアップを完了しました、と言う表現をする事は少無い。コレは「マスター提出後にハードメーカーのチェックが通らず、差し戻しとなる。」事例が有る為で有る。ただ昨今はこの「ハートメーカーチェック合格・納品完了。」を指して、マスターアップと言う事は有る。
同人用ゲームやパソコン用市販ソフト(特にアダルト系。)等で良く用いられる表現となっている。「マスターアップ出来ました。」と発表された場合は既に発売日をぶっちぎっていた等の1部の例外を除けば先ず発売日に発売されると見て良い。
一方でプログラマー等のスタッフに取ってはマスターアップ予定日の前は場合によっては徹夜でデバッグ作業やチェック等に取り組ま無ければ行け無い地獄が待っている。マスターアップまでに完成が出来無いと発売延期は避けられ無い為で有る。但し、PC用ソフトウェアの場合は無理やり出して変な仕様やバグが発生をした場合パッチで対応すると言う手段を取る事も有るが、コレは場合によっては「商品未満の物(未完成品・欠陥品。)を販売した。。」とメーカー及びブランドの信頼を喪失する可能性が有る為、発売延期との両てんびんにかける必要が有る。
ただ昨今はコンシューマ系でもハード側での更新システムが用意された事も有り、ゲームの進行に支障をきたさ無い(例えば表示がおかしいだけで内部データは問題無しと言った場合。)、あるいは複雑で再現性が低いと言ったバグはマスターアップの段階ではそのままにされ、発売当日以降のパッチで対応する事が増えて来ている。
マスターアップしたのに発売され無かった例。
発表されたとしても油断しては行け無い。ぼとむれすによるアダルトゲーム「おまかせ!とらぶる天使」はマスターアップが何と2回、具体的には2006年4月14日、2007年4月20日に行われている。
所が「重大なバグ」発見や動作システムの再構成等で発売はされず、最後のマスターアップから何年経っても結局発売される事は無かった。