概要
青ねねとは『NEWGAME!』の涼風青葉と桜ねねのコンビ・カップリングタグである。
2人は幼馴染で、小学校入学前(アニメ版では幼稚園入園よりも前)からの付き合い。互いに相手を「ねねっち」「あおっち」と愛称で呼び合う仲。
小中高と学校もずっと一緒だったが、高校卒業後に青葉が就職、ねねは大学進学で初めて進路が分かれた。しかしその後も長電話で近況報告や悩み事を打ち明け合ったり、休日は一緒に映画を見に行ったりもしている。
また、2人とも高校3年生の時に親しくなった星川ほたるとも変わらぬ友人関係を続けている。
2人ともことあるごとにそれぞれが相手のモチベーターとなっており、進路を左右する重大局面や落ち込んだ時などに励まし合い、互いの人生に大きな影響を与え合っているといっても過言ではない。
主要エピソード
青葉の進路(THE SPINOFF!)
高校3年生の青葉はキャラクターデザイナーになりたいと願うものの、具体的な行動を始められずにいた。そんな青葉にねねが美大を目指すなら美術の先生に話を聴きに行こうと青葉を引っ張っていく。
美術部に向かった2人はそこでほたるや顧問の日高ちなつと出会う。2人は成り行きで美術部に入部し、貴重な1年を経験することになる。
クリスマスの頃となり、ねねが青葉に本当に美大へ入る必要はあるのかと問う。青葉が憧れる八神コウが高卒でイーグルジャンプに入社したからであった。
それを知った青葉は美大受験とイーグルジャンプへの入社を併願。ほたると同じ美大に合格したものの、入社試験にも合格。美大入学を辞退しイーグルジャンプへの就職を決めた。
変わらぬ友情(FS3編)
休日に一緒にアニメ「ムーンレンジャー」の映画を見に行った際は、大人料金の青葉と大学生割引が有効なねねに分かれる。ねねが青葉に気を遣い大人料金を払おうとする一幕も。(結局2枚の合計金額を半分こにした)
一方で、入場時には小さな子供のみがもらえる特典を2人共もらえてしまった。
また、金欠でグッズを買えずにいたねねに青葉がお金を貸そうかと申し出るが、ねねは「友達同士のお金の貸し借りは友情の破綻の原因」としてそれを断る。
夏に入ってから青葉は夏休みも取れず『フェアリーズストーリー3(FS3)』の制作に忙殺される毎日を送っていた。それを心配していたねねは、奇しくもイーグルジャンプのデバッグのアルバイト求人を発見。青葉の様子を見るため応募して入社する。
ねねは残業や休日出勤を繰り返し十分な睡眠時間も取らずに働く青葉を理解できず(実際ほたるが十分な睡眠時間を取らずラノベの仕事をして倒れたことがあったから)、それを否定する発言をして喧嘩に発展。しかし青葉の仕事ぶりや社内における立ち位置を知り、青葉と仲直りした。
仕事仲間に(PECO編)
ねねはアルバイトで出会った阿波根うみこの影響でプログラミングに興味を持ち、ゲームを一本自作し、青葉とほたるに披露する。ねねが描いた拙いプレイヤーキャラを見て、青葉が「言ってくれれば少しは描いたのに」と言うが、ねねは「だってあおっちプロだからお願いしたらお金かかっちゃうじゃん」と返す。青葉はねねからプロだと認められていると感じたようで、赤面しつつ礼を言っていた。
その後、ねねはプログラマー見習いとして(正社員採用が前提であるものの、まだ大学に在学中ということで契約社員という扱い)、再びイーグルジャンプで働くことになる。ねねの入社面接ではうみこと青葉が面接を担当した。
その少し前、青葉は『PECO』のキャラクターデザイナーとなっていたが、諸般の事情でキービジュアルを外され落ち込んでいた。
ねねは入社が決まった報告に行った際、青葉がキャラクターデザイナーになったことを知り、
「凄いよあおっち大出世じゃん!」
と激励。青葉を大いに元気づけた。
直接一緒に仕事を(DDB編)
『デストラクションドッジボール(DDB)』では、共にシステム周りのデザイン(UI)の制作を手掛ける。キャラデザのコンペに敗れて落胆する青葉が前向きになれるきっかけとなる。
『DDB』発売後、ねねは正社員に。その際、(冗談ではあるが)正社員となる試験と称してうみこに趣味のサバイバルゲームに2人揃って付き合わされる。うみこと鳴海ツバメのコンビと対決し10戦中9敗だったが、辛うじてノルマである1勝をもぎ取った。
大きな試練(FS4編)
青葉がキャラデザを手掛ける『フェアリーズストーリー4(FS4)』の開発がスタート。青葉によってねねがモデルのキャラクターも生み出される。
紆余曲折あって青葉とほたるがキービジュアルの座を賭けてコンペで対決することに。
青葉はコンペ用のイラストを完成させるが、寝坊をして大遅刻してしまう。ねねは青葉を迎えに行って叩き起こし共に出社。会社へ向かう電車の中、ねねは青葉だけでなくほたるのことも応援したいのだと複雑な心境を打ち明け、青葉はそれを支持する。そしてコンペの結果、青葉がキービジュアル担当の座を自らの手で勝ち取り、共に喜びを分かち合った。
その後(最終回)
開発チームが増えたためお馴染みの面々がバラバラになる中、この時点でもこのコンビはチームメイトである。青葉がメインキャラクターデザイナー兼アートディレクター、ねねがプログラマーとして共に『PECO2』の開発に携わる。