魔術に携わる人物、或いは行使する事の出来る人物を指す名称の一つ。
魔術士オーフェンに登場する魔術士
小説「魔術士オーフェン」シリーズにおける魔術士は、次のように設定されている。
魔術を行使することのできる、6つのドラゴン種族および、そのうちの1種・ウィールド・ドラゴン(天人)の血を引く人間を指す。
作中の時代では、ドラゴン種族は絶滅しているか、人前に現れることは滅多にないため、「魔術士」と言えば人間の魔術士を指すことがほとんど。
対して、天人は俗に古代の魔術士とも呼ばれる。
人間の魔術士の場合は、声を媒介とする音声魔術を用いる。大まかに物理に干渉する黒魔術を使う黒魔術士と、精神に干渉する白魔術を使う白魔術士に分かれる。
基本的に、魔術士は黒魔術と白魔術のどちらかしか使えず、自分の意志で選ぶことはできない、生まれ持った能力である。
比率的には、黒魔術士が圧倒的に多く、白魔術士は希少な存在である。
能力的には、白魔術士は黒魔術でできることを大抵再現可能であり、白魔術でしかできないこともあるため、白魔術士の方が優れているとされる。