概要
『メタルマックス2』のDSでのリメイク作『メタルマックス2リローデッド』で追加された13F建ての新名所金輪際ホテルに潜む賞金首。
正面入口は閉ざされており、スロープから地下に侵入し探索するのだが、これが恐怖の前奏曲になるとは誰も想像していなかったのだ……。
賞金首として
海の西にある半島にそびえたつ金輪際ホテルに出現する、賞金額が不吉な66,600Gの賞金首。
ハンターオフィスに張られている賞金首ポスターには、人型のシルエットのみが描いているだけで、正体は不明でホテルに侵入したハンター達をポルターガイストで苦しめている。
しかし、本物の幽霊にしては子供だましにもならないチャチなお化けの演出があったり、ポルターガイストにしては大規模過ぎるバリケードが張られていたりする為、この事件に近づいた人々の意見は「これは間違いなく幽霊ではなく生身の人間の仕業」の方向で一致している。
戦うには地下を入れた全14Fをくまなく探索し、他の階に移動する為のエレベータの作動・ホテル内部の通路を塞ぐシャッターの開放のパスワード探し等と、とにかく非常に時間がかかる。
13Fまで上がり熱センサーをダウンロードしてやっと戦える。かくしてこの賞金首の正体はもちろん幽霊等ではなく、姿が見えないだけの生身の人間であった。
この時、厨房でくさったスープを手に入れていないとすぐに逃亡されてしまう。しかも所持しているだけでは意味が無く、戦闘中にこれを撒いてこいつをスープで汚しておく必要がある(サーモグラフィーに映りにくくなる水被り対策)。
汚しておくと逃亡できなくなるが、HPが高く弱点もないので長期戦となる。ホテルということで、もちろん室内に戦車を持ち込めない(と言うか、正規の手段では金輪際ホテルのマップ自体が戦車で立ち入れない)為白兵戦で決着を決める事態になる。
電気スタンドで殴りかかってきたり、皿、DDパイナップル、ニトロビール、椅子を投げて攻撃してくるが、そんなに攻撃力が無いのが救いか。
ニトロビールの燃え状態が地味に痛いので、まめな回復をしておくと良い。
スープを撒き忘れて逃亡された場合、水をかぶって体温を下げて去ってしまう為、その場での再戦はできない。監視モニターの部屋へ行き、モニターを見ている人から情報を聴いて追いかけよう。戦闘中にスープを使うのに気づかず、終わらない追いかけっこに終始しないように!
倒すと洗車モップと同じ効果の金輪際モップ、男らしさが下がる防具スケスケアーマー、皿を投げる武器金輪際チャクラムのいずれかが手に入る。ドロップマラソンの為に初戦ではわざと逃がし、狩り易い場所に現れたところを狙い、マラソンを開始する要領のよいプレイヤーもいるとか。
その素性は、何らかの実験で透明になってしまった科学者・ジミー博士のなれの果てだったらしい。
実はもう一人透明になってしまった協力者の男性・サミエルがおり、そちらとは事件解決後に話せるのだが、「金輪際ゴースト」となってしまったジミーは既に狂気に陥っており、賞金首として指定されるのは致し方ない状態であったと見える。実際、透明人間になったのに気を良くし、モンスターハンターを脅かして楽しんでいたらしい。
また、サミエルも自身の正気が長くは持たないであろう事態は察しており、彼の妻から捜索を依頼された後で話すと、主人公に銀のロケットを渡し「自分は死んだと伝えてくれ」と言い残し、いなくなってしまう。ロケットを渡すと妻は泣き崩れ、子供は困惑してしまうと、後味の悪い終わり方である。
余談
無事にこの賞金首を倒すと、今度はこのホテルで鬱クエスト「金輪際ホテル殺人事件」が起きる(金輪際ホテルの項目参照)。この場所自体は元々『メタルマックス3』用に制作されたが容量の関係でカットされたもので、2リローデッドに登場させる際にイベントを追加させるに至った。そして、サスペンス系のイベントに似合う場所としてここに白羽の矢が立った。
『メタルマックス4』では、このホテルを建設した同グループによる「金輪際リゾート」が登場し、更なる恐怖がプレイヤーを襲う。