概要
巨大な蜘蛛の体に凶暴な顔がついた、妖怪の「土蜘蛛」のような姿のおぞましいモンスター。
由来は恐らく、ギリシア神話に登場する蜘蛛女「アラクネー」またはarachだと思われる。
元々は人間の機織りだったが女神アテナの怒りを買って蜘蛛に変えられてしまったという。
他のゲーム作品では「アルケニー」という名前で登場する例が多いが、こちらは実はスペルの誤読。
活躍
王都カミハルムイのストーリーボス。
本人曰く暗黒大樹から生まれた魔物で、エルトナの聖地を汚しエルトナ大陸を我が物にしようと企んでいた。
聖地への扉を開く黄金の指輪を手にするためアグシュナ王妃を喰い殺してなりすまし、夫のナシュロイ王をも殺して黄金の指輪を強奪。
リタ姫には正体を見破られエルトナの聖地に封印されてしまったが、リタ姫には「乱心して母親を殺した狂気の王女」という汚名を着せ続けていた。
50年後、冥王ネルゲル復活の余波を受けて封印が弱まり、ニコロイ王に幻影を見せて暗黒大樹の葉を玉座に奉納させ解放されるも、主人公の活躍により完全に倒される。
図鑑によると、捕食した相手の姿と記憶を吸収し化けられるとのこと。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ではSSランクの自然系モンスターとして登場している。
原作で女性に化けていたこともあってか、性別はメス固定。
余談だが、Ver.5ではウェブニーの先輩である「スパイダ先輩」の外見がこの怪蟲アラグネの極小バージョンである。
同系統のモンスター
- 妖魔将ゲジュラ
Ver.2に登場。大魔王マデサゴーラ配下の四魔将の一角で、アラグネよりも一回り大きい。
小さな蜘蛛に化けることもでき、ムーニス王の背中にくっついてピラミッドの最奥までまんまと入り込む。
敵を跡形もなく溶かしてしまうほどの猛毒使いだが、アンルシアが展開する「勇者の盾」の内部にいれば安全。
ちなみにアンルシアのことを「デコっぱち」呼ばわりしていた。
- 闇蜘蛛マルギト
占い師クエストのボス。「メラゾーマ」などを使う。
占い師マルグリットの心の闇から生まれたモンスター。
- 銀甲の崩撃将ダバム
「アストルティア防衛軍」の「銀甲の凶蟲兵団」に出現するボス。
顔の部分が人面ではなく複眼になっているなど、より蜘蛛らしいデザインになっている。
チョッピ荒野という広いフィールドで戦うこと、オトリ召喚札や大砲を駆使しなければ勝てないため防衛軍の中ではかなり難易度が高い。
- 海邪甲デプスロガン
夏イベントで登場する色違い。カニのような色合いと質感になっている。
こちらはわかめ王子やだいおうキッズなどの海産物モンスターに変身し8人で戦うことになる。
プクリポ型魔族の女性ウェブニーが呪いの泉に落ちて変貌してしまった姿がアラグネの色違いである。本来のかわいらしい姿とのギャップが激しい。
呪いの泉は落ちた者が最も恐れている姿に変わってしまうという作用をもつため、蜘蛛嫌いのウェブニーはこの姿になってしまった。
『ドラゴンクエストⅪ』に登場するモンスター。
鮮やかな赤と緑の色違い。グロッタの町のストーリーに登場する。
エンディング後には「アラクラトロ・邪」と戦うこともできる。
- 覚醒蟲アラッド
『星のドラゴンクエスト』に登場するモンスター。アラッドこぶん(たけやりへいの亜種)を引き連れている。