『花の民 プクリポ』
絵本のような色彩の町で 楽しさを求めて生きる
ふわふわと愛らしい 小さな身体の者たち。
強い魔力と 器用さを生まれながら持つ彼らは
戦いより ものを作りだすことより
楽しさを生み出すことに 情熱をかたむけた。
概要
『ドラゴンクエストⅩ』に登場する種族であり、主人公の転生先候補の一つ。神話等にモチーフのある他の種族とは異なり、本作の完全なオリジナル種族。小人と獣人を組み合わせたような独特の外見をしている。
種族神は花の神「ピナヘト」。花々が咲き乱れるプクランド大陸で生活している。
当初は他の種族と比べてMPとこうげき魔力が高く、光耐性を持っていたが現在は種族の性能差はなくなっている。
外見
五つの種族の中で最も小さく、マスコット然とした丸っこい体格が特徴的。基本的に口は開けっ放しで、常に笑みを浮かべているような表情。
まるでぬいぐるみ人形のようで、鳥山明による公式絵ではピエロのような衣装を着ている。
頭の上にネコやイヌのような耳があり、またウサギのようなふわふわした丸い尻尾もある。
獣人であるためかキバが生えている。手の指は人間同様五本だが、なぜか足の指は三本しかない。
全身が体毛に覆われているためか、全ての装備を外した時に全裸になれる唯一の種族である。
男女の見分けが困難な種族だが、まつ毛の有無や立ち方や走り方で判別できる。
プレイヤーからの愛称は「プク男」「プク子」。
その愛くるしい外見ゆえか安定した人気を誇り、プクリポを選択したプレイヤーは後に本来の姿を取り戻せるようになってもプクリポの姿でいる割合が高いらしい。
しかし、一方で可愛い外見を盾に迷惑行為を働くプクリポプレイヤーのことはクズリポ等と呼ばれてしまっている…。
性格
笑いと夢に生きる種族というだけあり、ノリが軽く、楽天的なキャラクターが多い。
が、この外見や性格に反し、プクリポがメインとなるシナリオには結構ハードな物が多い。
メギストリス王国のメインストーリーの他、プクリポがメインとなるVer4.4『うつろなる花のゆりかご』は(ネタバレになるため詳細は伏せるが)かなりのディストピアなストーリーが展開される。
また、サブストーリーも含めてひどい死に方をするNPCが多く、妙に命が軽く扱われてしまっている…。
主人公として
主人公の転生先として選んだ場合、プクレットの村の若者となる。
芸の盛んなプクレット村の演芸大会で、3回連続優勝を果たした伝説の面白野郎と言われている青年であった。
しかし、村の少年プディンの笑顔を取り戻すため、プディンの両親を殺したけがれの大蛇を討伐しに行くも返り討ちに会い死んでしまう。
遺体は商人に拾われ、プクレットの村に運ばれている最中に主人公の魂が入り込み、息を吹き返す。村の衆からは「死んだふりでみんなを驚かせた」と納得されたところから物語は始まる。
元の身体の持ち主は、レンダーシアで開かれるワールド演芸グランプリで優勝することが夢であった。
後に元の身体の持ち主と精神体として会話した際には、レンダーシアに伝わる伝説の「アクター極意書」全五巻を集めて演芸を極め、夢をかなえて欲しいと頼まれる。
これは後に主人公の手助けもあり、元の身体の持ち主の相方であったピリッポによってかなえられることになる。
余談
2022年のバレンタインイベント『アストルティア・クイーン総選挙』ではプクリポ(型の魔族)のウェブニーが、同年のホワイトデーイベント『アストルティア・ナイト総選挙』ではラグアス王子がそれぞれ1位を獲得し、クイーン&ナイトの両方をプクリポが制することになった。
プクリポのキャラが1位になったのは両イベント共に初であった。
名付けの法則として「名前にハ行、バ行、パ行のいずれかの文字が入っている」というものがある(アルウェ王妃・ラグアス王子母子のような例外もいる)。
一方でVer.4で訪れる「アルウェーン」のプクリポ住民の名は「ハヒハハ」「フヘヘヒ」等、ハ行のみの気の抜けたような名前が付けられており、その世界の異常性を物語っている。
主なキャラクター
蒼天のソウラ
関連タグ
パウダー:ゆうべはおたのしみでしたねに登場するネカマプクリポ。
『ドラゴンクエストⅩ』の種族一覧
オーガ(DQ10) ウェディ(DQ10) エルフ(DQ10) ドワーフ(DQ10) 人間(DQ10) 竜族 魔族(DQ10) 天使(DQ10)
タルタル族:『FINAL FANTASY Ⅺ』に登場するマスコット枠の種族。こちらも可愛い容姿をいいことに迷惑行為を働く者が散見され、「糞樽」などと呼ばれてしまっている
ララフェル:『FINAL FANTASY ⅩⅣ』に登場するマスコット枠の種族。