CV:壹岐紹未
概要
ドラゴンクエストⅩVer.2、メルサンディ村のストーリーに登場するキャラクター兼ボスモンスター。
魔女らしく大きなとんがり帽子に腰まで伸びたブロンド、ダイナマイトボディの美女。手に傘を持っており、ホウキの代わりに紫の球体に腰掛けている。
メルサンディ村および英雄ザンクローネに並々ならぬ憎しみを抱いており、あの手この手で村人を苦しめようとしている。
元々は童話作家パンパニーニの書いた「英雄と魔女の物語」に登場する悪役の魔女。
大魔王マデサゴーラの力で物語は偽りのレンダーシアにて現実となった。
ザンクローネの身体をバラバラに引き裂き、各部位を魔物の姿に変えて村を襲わせている。
また、真のメルサンディ村では少女アイリの命を奪おうとしたり、ニワトリをパンの姿に変えたり、ザンクローネを慕う少年ラスカを洗脳して殺させようとしたりとやりたい放題。
しかしザンクローネと主人公の活躍により、引導が渡されることになる。
本来の「英雄と魔女の物語」では、彼女が倒されてハッピーエンドになる予定であったが…?
正体
その正体は、約100年前の偽りのメルサンディ村に住んでいたクレルという名前の人間の少女。
村を見守る精霊の祠に毎日欠かさずお参りや供え物をしており、そんな彼女の想いに応えるために精霊は英雄ザンクローネに姿を変えた。
しかし、彼女は祖母が呪術を使えたことから村では「魔女の娘」と呼ばれ虐待されており、耐えかねた彼女はザンクローネに一緒に逃げてほしいと懇願。
しかし、元々土地に根付く精霊であるザンクローネに村から離れるなど到底不可能なことであったため、この願いを突っぱねる形になってしまい、彼女は絶望の中村人たちに追い詰められ転落死。憎しみから魔女グレイツェルとなって蘇ってしまった。
ザンクローネ自身もかつて彼女を助けられなかったことを後悔しており、最終的には彼女の怨念を引き受ける形で穢れを浄化し、その反動で消滅してしまう。
クレルはその後メルサンディ村近くの水車郷で暮らすことになり、「破界篇」では贖罪のために村人たちに得意のパンを作っている様子が描かれている。
これらの設定および結末はおそらくパンパニーニの初稿にはなく、彼の残した「英雄はすべてを救う」という言葉をヒントにアイリが創作したものと思われる。
余談
その魅惑的な外見からモンスターとしての人気も高く、第4回アストルティアクイーン総選挙では4位、ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3では発売前に行われた「どのモンスターにライドしたい(乗りたい)か?」というアンケートでは堂々の一位を獲得している。けしからん。
彼女の乗っている球体は後にドルボードのプリズムとしても発売されている。
なお、彼女のコスチュームは課金装備(これに限らず基本的に性能は初期装備未満の見た目用)として販売されているが、そのうち「魔女のスーツ上」は女性が装備するとオーガ以外でもご立派なものがつくためウェディやエルフ達を盛る際活用される。(なおオーガが着るとただでさえとんでもない乳が更にワンカップ上がるため種族問わず使える大変お買い得な服となっており、どうぐ使用の際の胸元から道具を取る動作が更にけしからんことになる)
……そのせいで一部の心無いプレイヤーから偽乳呼ばわりされているが
色違い
グルービー先生
アスフェルド学園に登場。
芳墨の堕天将フィア
アストルティア防衛軍の芳墨の華烈兵団の大将。
関連イラスト
ドラゴンクエストタクトにおける「トリックグレイツェル」↓