概要
クレイモラン王国の禁書に封印されていた魔女。
グレイグを倒すことを条件にホメロスによって封印を解かれ、王国を氷漬けにし、女王シャールを禁書に閉じ込め、自らはシャールに化けていた。
そこに主人公たちが現れ、これを利用して奸計を巡らし、自身の魔力を押さえつけていた聖獣ムンババの討伐を成功させる。その後、主人公とグレイグを追い詰めるも、駆けつけたベロニカの魔法(おそらくメラ系呪文)で首にダメージを負い撤退。エッケハルトの協力が得られた主人公らに禁書のことを知られ、首の負傷を隠していたことで正体を見破られ、ついに主人公らと対峙することになる。
善人とは言えないが、根っからの悪人でもなかったらしく、禁書に封じていたシャールの相談に乗っているなど意外に面倒見がいい。これがきっかけで、降参して正体を明かした際には彼女に庇われ、命を救われている。
街を氷漬けにした経緯からもわかるように思いのほか義理堅い性格で、受けた恩にはきっちり報いるタイプ。シャールに救われて以降は改心し、友人兼相談役として城に留まることになる。
世界崩壊後、クレイモランが黄金病に襲われた際には、住民から原因と疑われて投獄されるも、当人は「疑われても仕方ない」と文句一つ言わずに受け入れている。
もはや、考え方や言動が完全に人格者のそれであり、事件解決後は「魔女だから」と短絡的に疑っていたことを反省する人まで現れている。
過ぎ去りし時を求めた後は、シャールと共に主人公たちに魔竜ネドラ討伐を依頼する。
また、彼女の元を尋ねると「魔竜のたましい」を、最強装備を作る際に欠かせない素材である「ヒヒイロカネ」「オーロラの布きれ」「やみのなみだ」のどれか一つに変換してくれる。
『ドラゴンクエストタクト』ではサンタリーズレットという派生種が登場した。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズにも登場。
特に『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』では同じ氷属性の使い手であるゾーマと同等か、あるいはこれ以上のスペックを誇り対戦トップの環境に君臨している。
担当声優
- 沢城みゆき:『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めてS』
同氏は、ドラゴンクエストヒーローズシリーズや『ドラゴンクエストライバルズ』において『ドラゴンクエストⅣ』のマーニャの声を務めていた。