概要
『レッドドラゴン女学院』とは、『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』の公式スピンオフとなる森田季節のライトノベルである。羊箱によりコミカライズされている。
まじめでひたむきなレッドドラゴンの少女・ライカは、名門で知られるレッドドラゴン女学院に入学。
しかし、彼女が入学した”乙女の園”は、生徒に淑女であること、そして、強さを求める厳しい学風でも知られていた……。
本編の100年以上前を描く作品で、ドラゴンは長命であるため、一学年は10年となっている。ライカが入学してから3年生となるまでの約20年間が描かれている。
校訓は「挑戦・勝利・成長」。
モチーフは『魁!!男塾』と『マリア様がみてる』。そのため、本編よりも熱血アクション要素や百合要素が強くなっている。
また、本編のコミカライズ版におけるライカの制服姿を元として、原作者が題材として選んだ作品であり、ドラゴンではなく人の姿で通っているなど、当時の本編とは一部設定が変更されている。
主な登場人物
主人公であるレッドドラゴンの少女。
姉のレイラを越えるため日々努力する。
学院では髪を伸ばすのが一般的であるため、本編とは違いセミロングである。
ヒアリス
ライカの同級生。
触れるだけで相手に肉離れを起こすことができる技を持つことから、初等学校時代に付けられた別名は「肉体破壊のヒアリス」。
ショートカット先輩
「修行同好会」が使用しているという洞窟で修行していた、超人的な肉体を持つ少女で、ライカの師匠的存在となる。
名前を教えてくれなかったことから、学院では珍しく短髪であったため、ライカは「ショートカット先輩」と呼ぶことにした。
レイラのライバルであるブルードラゴンの少女。
仲間のブルードラゴンを仕切っているリーダーで、所々で暴れまくっている。
生徒会
家では妹を溺愛するだらしない姉だが、学校では学院史上最強の生徒会長。
初登場時は5年生で、1年生の頃から彼女に敵うものはなく、生徒会長として君臨してきた。
テミヤイヌ
レイラの同級生で、レイラが選んだ「西の副会長」。
床に垂れるほどの長い三つ編みをモーニングスターのように使って攻撃することから「翔撃(しょうげき)のテミヤイヌ」の別名で呼ばれる。
セイディー
レイラの1学年下(初登場時4年生)で、レイラが選んだ「東の副会長」。
ファイアブレスをとことんまで追求し、茜色をした炎熱の光線を吐くことから「茜光(せんこう)のセイディー」の別名で呼ばれる。
リクキューエン
レイラの1学年下(初登場時4年生)で、レイラが選んだ「書記四天王」の1人。
体格は他のレッドドラゴンより小さく華奢。イラストでは眼鏡でポニーテールの少女。
異常な速度で相手を圧倒することから「龍速(りゅうそく)のリクキューエン」の別名で呼ばれる。
給食のバイキング廃止を提案したことで、ライカはそれを撤回させるために書記に立候補し、その座を争うこととなる。
トキネン
レイラが選んだ「会計三傑」の1人。母方がレッドドラゴンではないため髪は黒っぽく、京都弁のような言葉で話す。
抱えないと持てないほど太い桐の剣で戦うことから「桐柱(とうちゅう)のトキネン」の別名で呼ばれる。
エティグラ
レイラが選んだ生徒会庶務。
狼よりも感覚が優れており、ある程度先の未来が洞察できてしまうことから「凄絶なる狼」という意味の「凄狼(せいろう)のエティグラ」の別名で呼ばれる。