CV:和氣あず未
人物
ブルードラゴンの娘。見かけは中高生ぐらいだが、年齢は400歳以上。ライカとは違って人型の時も尻尾を隠さない。
語尾が「~なのだ」となることが多く、一人称は「アタシ」か「フラットルテ」「フラットルテ様」。
ライカたちレッドドラゴンの一族とは対立関係にあり、ライカの姉レイラの結婚式をイヤガラセ目的で妨害しようと襲撃をかけてきたが、たまたまライカの付き添いでその結婚式に出席していたアズサがそれを撃退し、アズサの監視のもとでライカたちと不戦条約を結ぶに至った。登場当初はアズサになかなか名前を覚えてもらえず「フラフラッテ」「フラフラタルト」「ココアラテ」だの適当な名前で呼ばれていた。
なお、昔はパールドラゴンの彼氏がいたらしいが、レッドドラゴンへの嫌がらせ行為を知られてドン引きされた挙げ句フラれた。
※アニメ版第4話での初登場時は、ライカの時と同様にドラゴン形態の声が加工されていた。
後にペコラが開いた魔族褒章の授与式で、ペコラの策略でアズサに頭の角を触られたことでアズサに服従する立場となってしまう。
本来はブルードラゴンの掟で角を触られてしまうと主の許可(というか命令)がないと飲食や会話すらも自発的に行うことは許されない事実上の奴隷となるという非常に重いものであるため、服従してからしばらくは漫画版・アニメ版共に感情のない死に目をしていた。だが、流石に不憫に思ったアズサが「私の命令を待たずに、服従なんて気持ちを捨てて自由に生きなさい」と命令したことで今まで通り自由に動けるようになり、アズサの家の同居メンバーの一人に加わった。
このことからアズサのことを母や姉のように本心から慕い、アズサからも妹のように扱われている。アズサのことは「ご主人様」と呼ぶ。
勝負事が大好きな脳筋思考の持ち主で、何かにつけてはライカと張り合おうとするが、どちらかというとレイラとの腐れ縁で、年齢も約400歳とライカよりも年上。ゆえに高原の家の家族の中では最年長者なのだが、本人にも周りにもその自覚はない (ベルゼブブが持ってきた超辛口の酒を水の如く飲むような酒豪ぶりを見せる以外、本編中で年長者を思わせる描写はない)。ただし、フラットルテ自身は勉強をしていないだけで地頭は良く、時折聡明な面も見せる。また、素の性格は清楚らしく、ストレスを発散しきってブルードラゴンとしての性分が消えると、ライカが引く程おとなしく真面目になる。
時おり、窮屈だからと服を脱いで全裸になろうとすることがある。ただ、羞恥心が無いわけではない。
吟遊詩人のファンで音楽に造詣が深く、リュートが弾け歌も上手い。自称素人レベルだが、技術は高原の家で修行する前の吟遊詩人のククよりも上。そのため、音楽的にはククの師匠的存在となっている。アニメ一期12話では、ギターも手がけククのリュートとセッションする様も静止画ではあるが描かれていた。
後に、魔族主催のお笑い大会にライカとコンビを組んで出場した時は、ほぼアドリブと勢いの漫才で優勝しており、これにはアズサも「実は天才型では?」と驚愕している。
ライカとのクッキー作り対決では料理上手な彼女と互角に渡り合っており、料理もできる(なお、この時作ったクッキーは原作ではフラットルテがオーソドックスなバタークッキーで、ライカはナッツ入りクッキー。アニメ第8話では何故か逆になっている)。
さらには、子供向けとはいえ絵画コンクールに参加することになり、アズサ、ライカ、ベルゼブブと合作で絵を描いたときは一人だけやたら上手かったうえに、納得がいかずに単独でもう一枚描いて最優秀賞を取ったりと、意外と多芸であり特に芸術関係に才能を発揮している。
人間関係
前述のレイラとは事あるごとにちょっかいかけていたらしいが、ライカ曰く「思い出した頃に一方的に張り合ってきていただけ」で因縁の相手というよりは仲の良いライバルに近い関係だったとのこと。そのレイラが結婚してしまい、軽々しくちょっかいをかけられなくなる前の最後のイヤガラセに来たタイミングでアズサに敗北、服従する形となった…とアズサは推測している (なお、当のレイラについては若干性格が悪いところがあり、フラットルテが煽ってきてはぐうの音も出ないレベルで返していたらしい)。
関連イラスト
上述の通り、本編中でライカと張り合うことが多いからか、ライカとのセットで描かれてるものも多い(ライフラ)。