アルレッキーノ(Arlecchino)とは
イタリアの即興喜劇『コメディア・デラルテ』中のキャラクターのひとつ。またそれをモチーフにしたキャラクター。
曖昧さ回避
- 『からくりサーカス』のキャラクター。⇒アルレッキーノ(からくりサーカス)
- 『原神』のキャラクター。⇒アルレッキーノ(原神)
- 『魔女と百騎兵』の登場キャラクター。
概要
「アルレッキーノ」という名前自体は11世紀フランスの民間伝承に登場する悪魔が元ネタ。ダンテの神曲でも同悪魔の姿が描かれている。
コメディア・デラルテでは16世紀ごろ、使用人のキャラクターである「ザンニ」に悪魔の要素を加えた派生キャラとして「アルレッキーノ」が開発され、好評を博してその後の定番となった。
コメディア・デラルテにおけるアルレッキーノは、菱形の小布をはぎ合わせた服をまとい、黒っぽい仮面を付けた道化師。軽業やドタバタ劇で他のキャラクターを翻弄するトリックスター。
フランスではアルルカン(Arlequin) 、イギリスではハーレクイン(Harlequin)と呼ばれる。こちらは道化芝居(→ハーレクィネード)に出てくる若い男の恋人役で、コランバイン(コロンビーナ)の求婚者。
アガサ・クリスティのポワロもの短編「戦勝舞踏会事件」においても、登場人物が仮装する題材に選ぶように、欧州では有名なキャラクターである。
関連タグ
外部リンク
- アルレッキーノ(Wikipedia)