CV:小山力也
概要
神話の時代、アノスと一時同盟関係にあったアノスに次ぐ勢力を誇っていた四邪王族の1人。通称「熾死王」。
現代では、とある理由から魔王学院の教師としてアノスたちのクラスの担任に赴任することになる。
人物
紫の髪と瞳を持った優男で常に笑みを浮かべている。シルクハットを被りトレンチコートを着た出で立ちをしている。シルクハットから鳩を出すなど道化師のような一面もある。
テンションが高く常に奇怪で狂ったような愉快な笑いが特徴。アノスの力をさらなる高みへと向かわせるという目的のために、自らの命も惜しまずアノスの敵を探し続けることに余念がない奇妙な性格の持ち主。アノスを称えつつも自らはあくまでアノスの敵と称する変人で、アノスからは子供呼ばわりされている。
経歴
二千年前、天父神ノウスガリアのアノスを滅ぼす“神の子”にして偽の魔王・大精霊アヴォス・ディルへヴィアを生み出す計画に興味をもち手を組む。
アノスにやられ手負いだったノウスガリアに身体を差し出すなど、計画に協力する一方で、ノウスガリアの力を奪うことを画策しており、自らの根源で神の力を奪う魔法術式の準備をしていた(ただし自身だけで魔法術式を完成出来るとは思っておらず、未完成の魔法術式をノウスガリアの計画で生まれたアヴォスの力を借りて魔法を完成させノウスガリアの力を奪う算段でいた)。
現代では、魔王学院の教師として赴任した時点からノウスガリアに意識を乗っ取られていたが、第四章の終盤、「アノスに逆らわない代わりに自らの魔法術式を完成させる」という〈契約〉を交わし、上記の魔法術式をアノスが完成させ、自身の身体を乗っ取っていたノウスガリアの力を簒奪した。
能力
攻撃魔法はあまり使用せず、補助魔法を使用する事が多い。腹の探り合いや知略で相手の裏をかくことに長けており、ギリシリスとの戦闘ではそれを遺憾なく発揮している。
主な使用魔法
- 熾死の砂時計
呪いの力を有した砂時計。砂が全て落ちきったとき、砂時計に呪われた者の命を失う。その性質上、砂が落ちきらなければ効力を発揮せず、砂が落ちきる前に破壊されると効果が無力されてしまう。
- 秩序簒奪(ジ・シェンズ)
神の力を奪う魔法。二千年前から自らの根源に術式を練っており、開発途中だった術式をアノスが完成させ、天父神ノウスガリアの力を簒奪した。
- 杖探査悪目立知(ヘイヘイ・ド・ヘイ)
探査に優れた魔法生物を呼び出す。悪目立ちする分だけ、情報収集力は抜群。
- 煙似巻苦鳥(ポン・ポラポ)
手品のように、煙の中からハトを飛ばし、アヒルを歩かせる魔法。
- 不揃意分身(バーラー・バラ)
術者の分身を作り出す魔法。術者と分身を見分けることは困難だが、使用するたびに根源が分割される為、1体あたりの魔力は弱体化する欠点がある。