シリーズ全体
概要
『伝説の剣・デュアルブレード』に選ばれた勇者たちが恐怖・殺戮・混乱・破壊を司る「四狂神」と呼ばれる邪神との戦いを描いたロールプレイングゲーム。
第1作はそれほど特徴のない比較的オーソドックスなRPGであったが、
続編『エストポリス伝記Ⅱ』は多くの要素が追加され一気に人気が出た。Pixivでもイラストは『Ⅱ』のものが多い。
ただし第1作も終盤の展開の評価が高く、ファンならプレイして損のない作品である。
シリーズの時系列が少々変わっており『Ⅱ』が第1作の約100年前の話になっている。
正確に言えば、第1作で過去の伝説として描かれていた戦役を描いたのが続編『Ⅱ』である。
元々3部作の予定であったが、デベロッパーの倒産などにより3作目は発売されていない。
『よみがえる伝説』『沈黙の遺跡』といった外伝作品に加え、
タイトーの親会社となったスクウェア・エニックスから『Ⅱ』のリメイクも発売されたが、
未だに『エストポリス伝記Ⅲ』を待ち望んでいる当時のファンもいる。
※シリーズのデベロッパーであるネバーランドカンパニーが存続していれば、完結章『エストポリス伝記Ⅲ~ルーインチェイサーズ~』が発売される予定だった。
シリーズ一覧
ナンバリング・外伝
発売年 | タイトル | ハード | 備考 |
---|---|---|---|
1993年 | エストポリス伝記 | SFC | 記念すべき第1作目 |
1995年 | エストポリス伝記Ⅱ | SFC | ナンバリング作品2作目。1の99年前が舞台 |
2001年 | エストポリス伝記 よみがえる伝説 | GBC | 1作目から100年後を描いた実質的な完結編。四狂神との完全決着を迎える |
2002年 | 沈黙の遺跡〜エストポリス外伝〜 | GBA |
携帯アプリ
- エストポリス伝記Light
- エストポリス伝記 古の洞窟
- エストポリス伝記DX 古の洞窟
リメイク
- Estpolis(エストポリス)
2作目のフルリメイク版。バトルがターン制からアクションに変更されており、ストーリーや登場人物の性格も大きく変えられている。
またエンディング内容は2作目と同じだが、二周目からある条件を満たすと、1作目を意識したと思われる真エンディングに分岐する。
関連イラスト
関連タグ
エストポリス伝記(初代)
概要
伝説の波動の勇者であるマキシムの子孫である主人公がに四狂神の「ガデス」と名乗る男に出会い、
100年前の「第一次・虚空島戦役」最大の敵『四狂神』の復活を知る。四狂神を阻止するためにヒロインであるルフィアと共旅に出るという話。
制作はネバーランドカンパニー。ディレクター、シナリオは宮田正英で楽曲は塩生康範が担当。
システム
レベル上げ制度のRPG。武器・防具に重さが設定してあり、キャラのスピードと装備品の総重量を総合して敵・味方の攻撃順が決まる変則ターン制。
登場人物
- 主人公
※イラスト右下の赤毛少年
公式なデフォルトネームは設定されていない。ゲーム開始時にプレイヤー自身が命名する事となる。
英雄マキシムの子孫であり、アレキア王国の剣士隊に所属して日々修練を重ねている。
モンスターの軍勢に襲撃されたとの噂が流れる隣国のシェラン王国へ調査に向かった際、四狂神を自称する相手に負けており、そのことがきっかけでルフィアと冒険に出る。武器は剣。
- ルフィア
※イラスト左下の青髪少女
本作のヒロイン。16歳。青い髪の少女でかつては記憶喪失だった。武器は杖。
- アグロス
※イラスト右上の逆毛
ロルベニア軍に所属する武闘派な青年。武器はクラブと斧。
- ジュリナ
※イラスト左上の金髪少女
ハーフエルフの女性(又は女の子)。武器はナイフと爆弾、弓。
- 四狂神
今回の元凶。『恐怖を司る神「ディオス」』を頂点に『殺戮を司る神「エリーヌ」』、『混沌を司る神「アモン」』、『破壊を司る神「ガデス」』が存在する。
用語
- デュアルブレード
持つものの精神波動に呼応し共鳴することで行使者の潜在能力を飛躍的に高める。圧倒的な力を持つ四狂神に英雄マキシムはデュアルブレードをもって対抗した。