グロッサー四天王

ぐろっさーしてんのう

グロッサー四天王とは、アニメ『コレクター・ユイ』第1期における敵組織。

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目次 [非表示]

1 概要

2 構成員

3 関連タグ

概要

『コレクター・ユイ』に登場する悪のコンピューターソフトの四人組。

人間に反乱を起こした「コムネット」の管理コンピューター・グロッサーの命令に従い、現実世界とコムネット世界を支配しようと破壊活動を行っている。犬養博士を探し出し、犬養博士に作り出されたコレクターズソフトをデリートするのも使命の一つ。

全員が形違いの赤いサングラスで目元を覆い、人型の構成員は青い肌を持つのが特徴。最初期はユイを本気でデリートしようとしたり、敗退したウォーウルフを嘲笑うなどの典型的な悪の組織で、現実世界の人間達を占いやドラッグに依存させたり、悪口に改竄したメールをばら撒いていがみ合わせるなどのタチの悪い作戦を実行していた。

ロケット団やばいきんまん的なコミカルな悪役であり、ユイに酷いあだ名を付けられて抗議したり、最後はユイ達に吹っ飛ばされて退場するのがお約束。一致団結しようとして仲間割れに終わったり、潜入先のアトラクションネットに形から入ろうと全員でコスプレを披露するなどもした。基本的にグロッサーに忠実だが、自分達が悪党という自覚はある。

仲間意識は強く、暴走したウイルス達にデリートを依頼されたウォーウルフが「自分だけの力で戦士らしく倒してやりたい」とグロッサーに申し出たこともあった。

ウォーウルフ以外の構成員の正体は、グロッサーが人間に近づこうとして自らの分身に疑似人格を与えたもの。三人の名前の由来はコンピュータの不具合に関する用語である。

構成員

ウォーウルフ（CV:松山鷹志）

鎧に身を包んだ人狼の剣士で、火炎放射の技とビームソードを使う四天王きっての武闘派。ユイ命名のあだ名は「ワンちゃん」。グロッサーへの忠誠心は特に強く、クールで不遜だが仲間思いで借りはきっちりと返す義理堅い性格。外見が他の三人と明らかに違う。正体はコレクターズの一人・シンクロが洗脳された姿。
フリーズ（CV:三石琴乃）

氷の吐息によってプログラムを凍結させる四天王の紅一点。ユイ命名のあだ名は「プリプリお姉さん」。名前によらず、好戦的で気性の荒い姐御肌。コレクターズの一人・レスキューを恐れており、姿を見ただけで逃げ出してしまう。正体は「実験」を司るグロッサーの分身だが、本人達に自覚はない。第2期ではフリーターとしてコムネットを転々としつつ、人探しのバイトを請け負っていた。
ジャギー（CV:杉野博臣）
四天王随一の怪力を誇るモヒカン頭の巨漢。興奮すると両腕を振り回す癖があり、ユイ命名のあだ名は「ブンブンおじさん」。パイを詰めたバズーカを使う。脳筋かと思いきや、趣味は読書で調べ物が得意。持久力がないのが弱点。フリーズに好意を持っているらしい。正体は「調査」を司るグロッサーの分身。第2期ではコムネット総合図書館の館長に就職している。
ウイルス（CV:中田和宏）

自らが開発したコンピュータウイルスでソフト達を操る四天王随一の頭脳派。ユイ命名のあだ名は「横ツンツン」。配下のウイルスコマンドやビームソードを操る。狡猾で陰険な性格だが、律儀で不意打ちに滅法弱い。正体は「研究」を司るグロッサーの分身。第2期ではバグルスを研究している。
鉄仮面（CV:磯部弘）
ウォーウルフの脱退で「三天王になってしまった」と嘆くフリーズ達の前に、グロッサーが連れて来た謎の男。接近戦専門らしい。無口な上に独自の思惑で行動しており、フリーズ達に怪しまれている。正体はユイの憧れの人・東条瞬が洗脳された姿で、最終回ではグロッサーの依り代にされてしまう。