東条瞬
とうじょうしゅん
『コレクター・ユイ』に登場する、春日家の隣に住んでいる研修医の大学生。バイオコンピューターの研究をしている。年齢は20歳。
春日結には「瞬兄さん」と呼ばれて小さい頃から慕われており、明るく元気な結を妹のように可愛がっている。
結が思いを寄せている相手だが(恐らく初恋でもある)、アニメではいまいち影が薄い。結をどう思っているかは分かっていないが、多分かわいい妹ぐらいにしか思ってない。
しかし、第23話「対決!ダブルコレクター!!」の終盤、グロッサー四天王の1人・ウォーウルフがイニシャライズされて本来の姿に戻った事を受け、グロッサーにコムネットへ連れ去られてしまう。
その上で洗脳され、グロッサー四天王の1人・“鉄仮面”に仕立て上げられてしまった。
その後の展開は下記を参照されたし。
鉄仮面で顔を隠した、騎士のような風貌の謎の男。
第24話「ユイの決意」でウォーウルフが抜けて「三天王になってしまった」と嘆くウイルス、ジャギー、フリーズの前に、グロッサーがウォーウルフの後任として連れて来た。
他の四天王のメンバーにとってはどこの馬の骨かも分からない新参者でしかなく、あからさまに不審がられていた。
ギャグ要員も担っていた他の四天王たちと違い、一貫してシリアスに徹している。戦闘シーンが殆ど無くその実力は未知数。他の四天王に馴染むこともなく、独自の思惑で行動する部分も垣間見せていた為、あからさまにラスボス臭を漂わせていた。
それもそのはず、その正体は瞬の意識と同化したグロッサー自身であり、鉄仮面は正体を隠す以外に、グロッサー(鎧兜のような外見をしている)の人間態の意味合いを含んでいると思われる。
実は瞬がウォーウルフの後任に選ばれたのは理由がある。
グロッサーの目的は自我を持つきっかけになった結と同化することであり、その為の手段として現実世界で結が思いを寄せる人間をさらい、その意識を乗っ取ったのだった。
もしかすると、ウォーウルフに改変されたシンクロがユイと心を通わせたのを意識した部分もあるかもしれない。
最終的にはグロッサーの消滅と同時に消えてしまうが、結がコムネットを『イニシャライズ』した事でグロッサーが復活。結の説得を聞き入れたグロッサーは自分を不完全と思っていたことを受け入れて改心。同時に鉄仮面も元の瞬兄さんへと戻り、結たちと共に現実世界へ帰還した。
第2期ではアメリカに留学してしまった為、回想シーン以外の登場は全くない。瞬の家にはいとこの篠崎愛が代わりに住むこととなった。
一方、岡崎版のコミカライズでは後に帰国し、結の恋人となっている。