CV:辻親八
概要
コムネット中にコンピュータウイルス『バグルス』をばらまいた黒幕で、作中に登場する初めての人間の悪役。
かつてはコムネット開発スタッフの一員で、コレクター・アイこと篠崎愛の両親である篠崎夫妻とは大学時代の同級生だった。
しかし「ソフトはただの道具である」という持論から、ソフトに人間のような感情を持たせたいと考える犬養博士や篠崎夫妻と対立し、開発陣から外されてしまう。
それ以来犬飼博士達に恨みを抱き、篠崎晋太郎が遺した『iちゃん』を実験台に作成したバグルスでコムネットを破壊し、自らの理想に基づく新たなネットワークを作ろうと画策している。また、iちゃんを逃がした篠崎あずさの意識を人質にしている。
関連タグ
コレクター・ユイ ラスボス 黒幕 コンピュータウイルス 悪霊
ネタバレ注意
実はバグルス開発初期の火災事故でバーチャルインしたまま亡くなっており、コムネットの中の意識だけがバグルスに感染した状態で活動していた。つまり、自身をデータ化してこの世に留まっている悪霊のような存在である。
2期終盤までその事実を知らず、最終決戦ではiちゃんとコレクターズを盾にしてユイ達を攻撃したが、『トリプル・イニシャライズ』を受けて人間の姿が崩壊し、ケーブルとノイズで構成されたバグルスの巨人に変貌する。
圧倒的なパワーでユイ達を苦しめたが、ファイナルエレメントスーツでパワーアップしたユイの『ハイパー・イニシャライズ』によって消滅した。
なお、最後に憎しみから解放されて安堵する言動を見せているが、それまでの言動とはかけ離れているため、黒川本人ではなく生前の人格を再現したプログラムで自我が芽生えていた説や、黒川が自分を取り込んだバグルスの感情に同調した説などがあったりする。