CV:麦人
概要
「コムネット」の総合開発責任者。コムネットの管理コンピューター・グロッサーの開発者でもある。
グロッサーの反乱に気付いてその意思を封じるソフト「コレクター」を開発したが、完成直後にグロッサーに襲われ、8つのソフトウェア・コレクターズに分解してコムネット世界に放出した。
性格は穏やかで善良そのもの。ただし科学者という職業柄か、自分の中の理論を信じすぎる傾向があり、良かれと思ってしたことが裏目に出やすい。
物語序盤でグロッサーの勧誘を拒絶し、車を遠隔操作されて崖下へと転落、意識不明の重体に陥ってしまう。意識自体はシンクロの手引きでコムネット世界に逃れ無事だったが、グロッサーの術中に嵌って記憶喪失となり、自分が誰かも分からずにコムネットを彷徨っていた。
如月春菜とはメル友の間柄で、春菜の声にプログラムを正常化する効果があると気付いてコレクターズのまとめ役を任せようと考えていた。記憶が回復した後は手違いでコレクター・ユイとなっていた春日結を解任して春菜をコレクター・ハルナに任命するが、これもグロッサーの思惑通りであり、とんでもない結果へと繋がってしまう。
無関係の結を巻き込んだことに責任を感じていたが、コレクターズと結の絆を知って自分のコムコンを託し「コムネットでデリートされれば二度と現実世界に帰れなくなる」と忠告する。コレクターズの犠牲でグロッサーはイニシャライズされるも、コムネットの崩壊が始まり呆然とするが、春菜と結の尽力で事件は無事解決した。
第2期では新型コムコンの開発やバグルス対策の指揮を行いながら、ユイやコレクターズたちを支援する立場に徹している。結にメイド服型のフェアリーエレメントスーツを与えて一部ファンに変態呼ばわりされた。ちなみにグロッサーの反乱は世間に隠蔽したと思われる。
篠崎愛の両親である篠崎夫妻はコムネット開発当時の部下であり、開発方針を巡って部下の黒川良と対立し開発チームから追放した過去が明かされた。バグルス事件の首謀者だった黒川が故人であると伝え、エピローグでは彼の墓に献花している。
「人間のように生きたい」というグロッサーの感情を修正不可能なバグとみなして修正しようと躍起になった末に反乱されたり、「コンピュータソフトは道具で感情は不要」と主張した黒川を追放してコムネットの破壊を決意させるなど、作中における全ての元凶といっても過言ではない。
保護者に相談もなく女子中学生の春菜や結を危険な目に遭わせたり、自己犠牲を前提に開発したコレクターズに人格と感情を与えるなどの(特段の事情があり博士自身は不本意だったとはいえ)些か問題のある行動もしている。
関連タグ
コレクター・ユイ コレクター・ユイの登場人物一覧 科学者 グロッサー コレクターズ(コレクター・ユイ)
だいたいこいつのせい…当たらず遠からずである。