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木原マサキ

きはらまさき

木原マサキとは、OVA『冥王計画ゼオライマー』の主人公・秋津マサトの中に眠るもう一つの人格。
目次 [非表示]

俺は木原マサキ……いや…俺が木原マサキだ

概要

CV:関俊彦

OVA版『冥王計画ゼオライマー』の主人公にして真の意味でのラスボス

主人公秋津マサトに秘められたもう一つの人格であり劇中の事件の黒幕

ほぼ全ての戦闘シーンにおいてマサトの代わりに覚醒し戦う。


自ら冥府の王となるべく天のゼオライマーを操るだけでなく、敵である八卦衆にも遺伝子操作で強烈なトラウマを植え付けそれに苦しむ様を楽しむ、鬼畜外道という言葉すら生ぬるい邪悪な男。

彼に比べると敵サイドが全員善人に見えてしまうから不思議である。


中盤では主役のマサトより台詞や出番が多く、数々の名言を残す。


行動も邪悪そのものであり、

戦闘中に一般市民を盾にしたり、敵をじわじわと嬲り殺しにする。

終いにはヒロインである氷室美久にセクハラするなど

並の悪役でも滅多にやらない事を平然とやってのける。

そこにシビれる憧れるぅ!…事はない。たぶん。


普通のロボットアニメに登場する「主役級の悪役」には悲劇的な過去を持っていたり、または何らかの確固たる哲学や美学を持っているなど視聴者が同情や共感の余地が多少はあったりするのだが、コイツに関しては一切そんな描写はない

完全な「邪悪の権化」と呼ぶにふさわしい(監督をした平野氏曰くあえて描かなかったとコメントしている)。


徹頭徹尾やりたい放題していたが、最終的にマサトの人格に取り込まれる形で融合してしまう。監督曰く「自分の良心(マサト)に殺されたので、ある意味彼自身は幸せ」との事。


こういった強烈さから、巨大ロボットものにおけるマッドサイエンティスト達の中でも有数の存在感を持つキャラクターとして知られている。


来歴など

秘密結社「鉄甲龍(ハウドラゴン)」に所属する優秀な科学者であり、同僚のルラーンと共に組織の主戦力となる八卦ロボの開発・製造を手掛けていた。

その優秀さはルラーンをして「正しく天才」と言わしめるほどのものであり、ゼオライマーを筆頭に八卦ロボの戦力の中核を担う機体の開発を担当し完成させている。

また遺伝子科学にも通じており、個人の遺伝子情報を解除キーとして用いる生体認証システムを開発し各八卦ロボに搭載、登録者以外誰にも操縦できないようにしてしまう。

さらに生体認証システムによる管理をより強固なものとすべく、八卦ロボの専属パイロットまで自身のクローンに手を加えて作り出したデザインベイビーから選抜した。


しかし、それらは全て己の歪んだ野望を達成するために利用していたに過ぎず、八卦ロボ完成直後に組織を裏切り、ゼオライマーを強奪した上に残りの八卦ロボ全てと本拠地である鉄甲龍要塞の中枢を破壊、組織に壊滅的打撃を与えてまんまと離脱。

この損害により、鉄甲龍は再起に15年もの歳月を費やさなくてはならなくなり、当初予定していた世界への侵攻作戦を一端中止せざるを得なくなってしまう。

また、鉄甲龍に裏切りを悟られないため、ルラーンに「共に鉄甲龍を乗っ取ろう」と離反を誘い掛けて味方に付けていたのだが、そもそもゼオライマーの強奪こそが本命だったマサキにとって彼さえ利用する道具に過ぎず、ものの見事に裏切って見捨てた。

しかし、マサキもまた離脱後に天のゼオライマーと鉄甲龍の情報を手土産に保護下に入った沖功に危険視され、射殺されてしまう。


……が、自身が志半ばで命を落とす可能性は鉄甲龍に居た頃から既に想定済みだったらしく、後の復活のために自身のクローンを利用した非人道的な策略を保険として用意していた。


しかし最後は上記の通りマサトに人格を抑え込まれた上、マサト自身は「いつまた木原マサキの人格が目覚めてしまうかわからないから」という理由でゼオライマーと自身の肉体に眠るマサキの意識共々、自ら消滅する事を決意。今度こそマサキはあの世に旅立つこととなった。

傍若無人の化身のような男も、ヴィクター・フランケンシュタインから続く「マッドサイエンティストは己が創造物によって破滅する」という運命を覆す事は出来なかったのだ。


語録

「勝てる」

第一話、風のランスターの攻撃を受けた際。目つきといい、声のトーンといい完全に悪役である。


「その程度の攻撃が見切れぬとでも思ったか?クックク……」

第二話でシ姉妹の必殺技を回避した時。あまりにストレートな悪役台詞に美久もドン引きする。


「その必要はない。むしろ奴らが市民の事を考え、動きが鈍れば好都合!」

同じく二話より。市街戦で一般市民が巻き添えになる(マサトの方はそれを気にしてろくに手出しできなかった)事を毛ほども気にしない外道ぶり。どっちが悪なのか本気で分からなくなる。


「茶番は終わりだ」

同じく二話でシ姉妹にトドメを刺す時。木原マサキを代表する台詞でよくネタにされる。


チャージなどさせるものか

第三話より。月のローズセラヴィーが大技を放つために必要なエネルギーチャージャーである月の子を破壊する直前、無慈悲に言い放った言葉。昨今では様々な『チャージ』があるため、それと合わせてネタにされることも。詳しくは該当記事にて。


「俺がそんな善人に見えるか」

第四話より。見えません。


「俺自身が二人、世界を賭けて戦う!これ以上のゲームがあるか?」

第四話より。鉄甲龍にも自分のクローンが存在する事を明かした。

ある意味壮大な一人遊びとでも取れるが極悪関ボイスにより破壊力満点。


「これも次元連結システムのちょっとした応用だ」

第四話より。本人が隠し持ってた次元連結システムの小型端末を使い、拘束し強制服従させようと銃を向けた沖たちをぶっ飛ばした。どんな状況でもマサキが基本余裕なのはこのため。

描写上二次創作的なご都合便利ネタ用の台詞にされる事が多い。


「チリ一つ残さず、消滅させてやる…!」

「冥王の力の前に、消え去るがいい!!」

「消え失せろ! 天の力の前になぁ!!」

「風か…弱い者ほどうるさく飛び回りたがる……!」

「二体揃わねば役に立つまいが!」

「月の光は天までは届かん!」

「得意の地震でなんとかして見せろ……クックック…」

「山の響き? 天までは聞こえんな!」

「雷の力が天と互角だと? 愚かな…」


スパロボオリジナルの戦闘時セリフ。スパロボから知ったファンも多いため、こちらも認知度は高め。

戦闘以外でも、スパロボJなどで利害の一致から自軍プレイヤー部隊に協力してくれる場面があり、ツンデレのような台詞も見る事ができる。


「…こんなゲームを何度も何度も、愚かな連中だ。貴重な時間を無駄に消費している事にも気付かぬ、うざい奴らが…」

スパロボMXの中断メッセージにて。失礼な発言を指摘されると引っ込み、そしてラストにまた登場して不遜なメッセージを残していく。


余談

  • その強烈なキャラクター性から、本体であるマサトよりもカルト的な人気がある。
  • 名前を逆から読むと「貴様ら破棄(木原マサキ→きはらまさき→きさまらはき→貴様ら破棄)」になる。

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10秒チャージ!沖「とても中学生とは思えない」

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冥王計画ゼオライマー ゼオライマー

秋津マサト 氷室美久 若槻魔沙樹

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