概要
『コレクター・ユイ』第1期第23話「対決!ダブルコレクター‼」に登場。
コレクターハルナこと如月春菜が、グロッサーの策略で洗脳された姿。
グロッサーに書き換えられていたエンジェルエレメントスーツの真の姿ともいえるバージョンであり、その使命はコレクター・ユイのデリートである。
この姿も通常のハルナと同じセパレートタイプのコスチュームだが、天使の羽根は蝙蝠の羽根になり、耳や尻尾が生えた。配色も赤と暗い紫で、その名の通りに悪魔を思わせる姿をしている。
春菜としての意思はグロッサーに封じ込められており、下手に『イニシャライズ』すると春菜自身をデリートする事に繋がってしまう為、迂闊に攻撃できない状況になっている。
最後はユイの必死の呼び掛けで春菜の意思が呼びさまされた所を『イニシャライズ』され、無事に元のコレクター・ハルナに戻った。
これを見たグロッサーはユイに怒りや恐れを抱く訳でもなく、寧ろユイの成長を喜んでいるような素振りを見せ、最終決戦を前に得体の知れない雰囲気を醸し出していた。
それもそのはず、グロッサーが春菜をエビルハルナに仕立てた理由は、自身の感情をバグとみなして消そうとした犬飼博士に無力感を与えて苦しめるという当てつけの意味合いがあった。どちらかと言えば、結を人間的に成長させる試練の一つであったことも、後のグロッサーの口ぶりから窺い知れる。
ちなみに岡本氏によるマンガ版では物語の鍵を握る重要な役回りを担っている為、複数に渡って登場している。