概要
CV:田中秀幸
『ガイキングLOD』に登場するダリウス軍四天王の一人、南方将軍。
魔獣師団の統率を任されており、バイオボムという薬品をダリウス界の動物に投与することで巨大化・凶暴化させて魔獣を作り出す。序盤でダリウス17世の命を受け、地上侵攻の指揮権を移譲される。
ブルルというスライムのような小型魔獣をペットにしているが、怒りに任せて握り潰したりしている。
肌の色は象牙色で髪は白にまだら模様。若干オカマっぽい軟派な言動だがその気はない。一人称は普段は「私」だが時々「僕」になる。
元々一兵卒から成りあがったため劣等感と僻み根性が強く、保身や利益の為なら市民を巻き添えにする軍事作戦も躊躇せず行う卑劣漢。東方将軍プロイストが次大帝プロイストとして即位すると一層その傾向は高まり、媚び諂いプレゼントを送るなどして取り入ろうとするも、その底の浅さは長年の同僚であったプロイストにはすでに見透かされており、乱雑に扱われていた。
そしてプロイストが魔獣師団の改革を言い出した事で慌てふためき、度重なる失敗のカドをとがめられることを恐れ、ヴェスターヌとノーザを策謀で陥れたうえ、バルキングのスーツを火災の中に飛び込んで持ち出すという忠誠心を見せ、プロイストの信頼を得てバルキングのパイロットとなる。
しかしそれはプロイストをやられる前にやるだけの芝居であり、ガイキングとの交戦中に突如裏切ってプロイストの乗ったライキングを滅多打ちにした挙句「ダリウス大帝のアホには立派な最期だったと伝えてやる!」と嘲笑ったため、逆上したプロイストにバルキングのシステムを弄られ、脱出不可能に追い込まれてしまう。そんなことを知る由もないダイヤのガイキングはバルキングを下し、サスページは自らがダリウスの王となり民衆に称えられる幻夢を見ながら炎(精神力)を全てバルキングに奪い取られ焼き尽くされた。
結局、彼の死は誰一人として惜しむことはなく、ブルルだけがその死を看取ることとなった。
この第29話のサブタイトルは『食らえ必殺のフルコース! 最後に笑うサスページ』。まさにこれ以上ないほど皮肉なサブタイトルと言える。
なお『スーパーロボット大戦K』では尺の都合で裏切りはカットされ単なるプロイストの手下として死んでいく。『L』に至っては終盤からの参戦なので最初から戦死している扱い。
余談
演者の田中氏は大空魔竜戦隊のサコン・シロウも演じている。
パイロット版ではもっとマンガチックなタッチだった。