概要
ダリウス軍建造の魔竜一番艦『天空魔竜』のスカルエンブレムをベースとした炎の巨神。バルキングと同じくガイキングのプロトタイプに当たる巨人であり、非常にスリムで鋭角的なデザインをしており、見た目通り機動力、攻撃の鋭さに特化。そのスピードはスカイガイキングをも上回り、フェイスオープン時のガイキングに匹敵する程で三大巨人の中で最も素早い。額の角は一本。
雷の王の名前どおり、攻撃の際には青い稲妻が走る。
その特性を格闘ゲーが好きのダイヤは「サムライキャラ」で喩えていた(忍者の方がスピードキャラっぽい気がするが、まあ見た目が侍っぽいからであろう)。
その性能の高さゆえ扱いが難しく暴走の危険を孕んでおり使いこなせる乗り手が現れるまで製作者のガリスの手によって天空魔竜と共に封印されていたが、プロイストの卑劣な作戦によりガリスが封印を解いたことにより復活。当初はプロイストが搭乗していたが、大空魔竜殲滅戦の際に洗脳されたノーザが載せられた。ダイヤに洗脳を解かれたノーザは大空魔竜戦隊に与した後もライキングを駆っている。最終決戦の際にはプロイストにカチコミを行うため、側近のケインが搭乗。最終回後も相変わらずノーザが乗り回しているらしい。
ガイキング・ザ・グレートの両腕としてパート1を提供しているが、こうなると残る部品(並びに二大巨人のパイロット)は何もできない。残ったバルキングやガイキングのパーツと合体できれば4通りの形態になれるはずなのだが…。
技・武装
- カウンターパンチ:ロケットパンチ。威力はガイキングのパンチャーグラインドの1/10だが自在に操作することが出来る。
- カウンタークロス:手裏剣。ガイキングのものより小さい。
- デスパーサイト:高い貫通力を持つ電磁熱線。ガイキング、スティンガーのそれと同じだが、両目だけでなく両手の五指からも放つ。
- ゼクタービームレン:なんかヴェスターヌのムチを思わせる光のムチ。相手を拘束できる。
- ザウルガイザー:胸から放つ超音波砲。ガイキングやキルジャガーのそれと同じ。
- ライトニングデストーム:両腕を合わせて放つ超電流旋風。
- エレクトロブレイザー:両手から作り出した球雷を合わせてぶっ放す、強力な電気光線。
- スカルハーケン:右腰に装備された巨大なビーム鎌。
- ジャイアントカッター斬り:天空魔竜腹部のジャイアントカッターを掴み、対象を切断する。マグマの大津波も一撃でぶった切る。
余談
脚本を担当した長谷川恵一によれば、二大巨人はそれぞれ「バイキング」を一文字づつ変えて名づける方針だったようで、ライキングとバルキングと名付けたことにより、偶然「ライ」「バル」というゴロのいい名前になったらしい。