CV:大友龍三郎
概要
ダリウス帝国の大帝にして、偉大なる支配者。身長数十メートルもの巨人の姿となって配下の前に現れる正体不明の存在。プロイストの父親。
ダリウスは17世の前の代、16世までは地上世界には不干渉と移民計画を重んじる融和政策をとっていたが、彼の代になってから地上への進攻と侵略支配という強硬策をとるようになった。17世本人はこの理由を「環境破壊や戦争を繰り返す地上の人間に見切りをつけた」と語っている。
独裁者である一方で娘のプロイストには甘い一面を見せたり、すべてのダリウス人の未来を何よりも願っている。また地上から連れ去ったドクター・ツーことダイヤの父親を公務を理由に息子と面会させるなど寛大な一面も持つ。
移住可能な惑星が見つかることを意味する「ゼーラの門」が開いたことを察知すると、娘やダリウス人の未来のためにほかの惑星に移住する「箱舟計画」を実行しようとするも、プロイストは容姿や能力によって移民を選抜および地上人の抹殺を行う「FDプロジェクト」以外の政策を認めず親子間に不和が生じてしまう。
そのため大空魔竜戦隊と接触し、ダリウスコアの制御キーを託そうとするもそこに現れたプロイストに裏切りと誤解され、抹殺された。
その正体はゼーラ直系のDNA統率者であり、彼とプロイストをはじめとした歴代のダリウス大帝たちもダリウス人を見守るための存在に過ぎなかった。
配下の前に現れた巨人としての姿も超巨人キングダリウス17世という大帝のみが使用できる超兵器であり、内部に居住空間や箱舟計画のための研究施設が内蔵されている。
人間としてのダリウス17世は、その肉体に初代からすべてのダリウス大帝の遺志が封印された巨大なフレイムグリッターが内蔵されており、大帝となったものは大帝の座を受け入れた時点で歴代の大帝全員と精神を統合させることとなる。
肉体が死んだ後も最後の力を振り絞り、サコンに精神統合を求めるもこの事実を知り完全に逆上したプロイストによって精神が入った入れ物を破壊され、完全に滅び去った。