シーク(聖剣伝説2)
しーく
聖剣伝説2の登場人物。ヴァンドール四天王の一人で、リーダー格で、闇の騎士。
紫色の髪、紫色のマントの男(ゲーム中にこの服装が出るのは二回のみ)。
初登場はファウナッハと同じく皇帝宮殿でランディたちと遭遇した時だが、この時は喋らず、初めて喋るのはタスマニカ共和国での対峙となる。ランディ達がゲシュタールと戦う前に、皇帝、ファウナッハと共に、姿を消す魔法を使って各神殿に向かった。
一人称は「私」。
暗黒剣を扱うダークストーカーとなり、タスマニカ共和国に潜入し、国王に乗り移ってなりすまし帝国に全面降伏させようとしていた。その最中、ランディたちが現れたため「タスケテクレー」と叫びスパイ疑惑を駆けて抹殺しようとした。しかし、偽物の国王に影がなかった為にジェマに正体を見破られてしまう。
某ゲームのバシルーラのような魔法を使って城の人間を遠くに飛ばし、ダークストーカーの姿で国王を殺そうとするがランディたちに撃退される。なぜランディたちを飛ばさなかったかについては不明だが、口述にもあるように「子供に負けるはずがない」と思い、国王のついでに始末しようとしたのかもしれない。この騒動の後、城の兵士から「奴はかなりの暗黒剣の使い手」と言われていた。
撃退された恨みを晴らすべく、マナの神殿でヴァンドール皇帝に自らランディ達と戦う役割を志願。
自分より先にヴァンドール皇帝とファウナッハを祭壇に向かわせて、マナの神殿の最深部に向かうランディ達を妨害すべく、木の魔法を操るメガゾーンに変身する。
戦う前に、ヴァンドール帝国の力が、魔界から授かった力であることを語る。
ハーッハッハ! 魔界の力を得た我らを子供ごときが倒せるわけがない!!
当たり前だろう! 世界を手中に治めるため魔界と契約し力を授かったのだ!
そして人間どもが我々に逆らえないようマナの要塞を復活させるのだ!
お前らはここで眠れ……
……と盛大にドヤってくるが、変身後の姿が足の生えたスイカにしか見えず、プレイヤーの笑いを誘った。しかし、見た目に反して結構手強く、Lv.7の木属性魔法を使用(ゲーム中の魔法最高ランクはLv.8であり、かなり高い)し、スリープフラワーで眠らせてくる、バーストで大ダメージを与える、カウンタマジックで魔法が通じないため魔法連発に頼っていると苦戦しやすい。足を格納して超高速で動き回る、大ジャンプして回避が難しい叩きつけ攻撃を行うなど、ヴァンドール四天王のボスの中でも体感的にはかなり強い。
闇の騎士なのに、変身後に剣をまったく使わないのはどうなのか…。
ちなみにメガゾーンは、聖剣伝説1に雑魚敵の姿で登場している。
メガゾーンの英訳「Aegagropilon」はまりもの意味。
魔界の力を得た事を豪語し、自信満々に襲い掛かってくるが、借り物の力に頼る人間が仲間と協力してきた者たちに勝てる道理はなく、「子供ごとき」に敗北したことに驚愕しながら消えて行った。
得意武器は「暗黒剣」(武器名なのか技名なのかは不明。「暗黒剣の使い手」という表現から察するに、剣を暗黒剣に変える技といったところだろうか。)だが、ゲーム中、戦闘時に使うのは二刀流(SoM版)や手裏剣である。
ゲーム中、人を移動させる魔法を何度も使っていることから、変身前でも魔力がかなり高いのが疑える。
闇の騎士の異名を持つが、ゲーム中で使う魔法は水属性と木属性で、闇の魔法はタナトスのほうが得意のようである。
「そして人間どもが我々に逆らえないよう、マナの要塞を復活させるのだ!」と、子供以外に人間も見下す発言をする。どう見ても人格者とは思えないが、ファウナッハからは仲間として見られていたようで、ランディたちに殺された時は復讐心を露わにしている。
四天王で唯一、変身後の姿が人型ではない(人間の面影や名残がない)。
同じくスパイのマリクト、カッカラ王国の人々(大砲をスパイ用に使っている)との接点は不明。マリクトは皇帝の部下の動向を気にしているようだが。
ゲーム中では前と左しか向いてないが、プログラムには彼の後姿も内蔵されている(SFC版)。また、初期設定ではメガゾーンに似た兜を被ったドット絵があった。
変身前の姿は、同じスクウェアキャラの彼にそっくり(忍者繋がりだろうか)で、SoM版ではぴったりした服の上にブラックドラゴンを象ったような鎧を纏った姿になった。
異形化するとギザ歯になる設定、幼い顔立ちにも大人っぽい顔立ちにも見える設定(本人の意志で年齢操作ができる設定?)も付け加えられた。
人間形態はゲシュタールに似ているが、『滅多に表に出てこない』『老人に憑依する』『ジェマにタメ口で話しかける』『変身後が球体』など、非常に謎が多い人物で、ゲシュタール(悪に手を染めた人間)寄りか、タナトス(古の魔法使い)寄りかで解釈が分かれる人物。
先代のシークと現代のシークが一人の人物を演じているのだろうか…?
聖剣伝説CIRCLEofMANAではヴァンドール皇帝や他の四天王がカード化され、イベントにも登場したが、彼だけはイベントの登場が一切無く、一枚もカードが描き下ろされずにサービスが終了した。
聖剣伝説LOMの主人公に自動で付く名前(過去の聖剣シリーズに登場したキャラの名前が出てくる)で、四天王で彼の名前だけ出なかったこともある。
電撃スーパーファミコンの付録の冊子で、彼以外の四天王はそこそこドット絵に忠実に描かれていたのに、彼だけドワーフのような髭面に描かれていたこともある。FFRKの聖剣コラボでも四天王で彼だけ登場しなかった。
このように、ただでさえ不遇な四天王の中でも、特に酷い扱いを受けている。
更に、SoM発売前の公式生放送で、スタッフに「登場するのが後半なので、あまり記憶に残ってないと書かれてる方が多くいらっしゃって」と説明され、公式に影が薄いレッテルを貼られた(ただし、その後、ポポイ役の加藤英美里に「格好いいし、強そう」とフォローされている)。
不遇が続いたが、「乖離性ミリオンアーサー」にて、ついに原作以外の媒体に出演を果たした。
マジカルバケーションに彼の初台詞(タスケテクレー)、聖剣伝説LOMに、彼の台詞に似た台詞(コロがしてやる!)が出てくる為、なんだかんだで愛されている。
二次創作(マイナーもいい所だが…)で見かける解釈
- エリート。真面目。冷静沈着。大胆不敵。
- 影が薄い。
- タスマニカ共和国で見せた高い魔力はメガゾーンになって得たものではなく、元々持っていたものである。
- プライベートではゲーム中の口調ではなくなる。
- 東洋風の国出身か、その関係者である(ゲーム中に手裏剣、忍者の小手が登場する為)。公式の生放送で「暗黒剣=漆塗りの剣」というジョークを飛ばされたこともあった。
- ラスダンのマナの要塞にいる「マスターニンジャ(ダークストーカーの上位変換)」の強化版を目指していたが、強さを求め過ぎて、道を誤ってしまった。
- ファウナッハ共々、魔界と契約した時点で人間ではなくなっている。
- ファウナッハと結託してヴァンドール皇帝を裏切ろうとしていた。ゲシュタールだけは下っ端なので、皇帝に逆らえなかった。
- まるで四季の森で花見や野点でもしていそうな着物を私服にしている(桜餅に似たラビリオンと並んだら絵になりそうである)。
- 一度もメガゾーンに変身せず、人型のダークストーカーのまま絶命するパラレルを描いているプレイヤーも。
- SFC版のみ、ファウナッハと別れる瞬間にファウナッハとの(タナトスと彼女の関係と別の種類の)恋愛関係を漂わせる雰囲気がある(当時流行っていたトレンディドラマ的な雰囲気があり、EDもSoMよりも救いがなく暗い感じであった)。ただし、ファウナッハがサンドシップに向かう前のゲシュタールを唆していて、シークも同様に扱っていたと解釈する人もいるし、SoMでは完全な仲間同士の関係になったと解釈をする人も多いようだ。
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- 聖剣伝説2 another
第73話 タナトスの正体
人外と化したキラーグレスとの 後味の悪い戦いを終えた、ランディと小学生達は、 要塞のコックピットへとたどり着く。 そしてついに、諸悪の根源・タナトスと対峙する…!!4,917文字pixiv小説作品 - 聖剣伝説2 another
第25話 ブライトソード争奪戦
カッカラ砂漠に隠された迷宮を抜け、ブライトソードの眠る場所にたどり着いたランディ達。 しかしそこに、同じくブライトソードを狙って グレートデスデッドチームの新たな刺客が現れる…!5,544文字pixiv小説作品 - 聖剣伝説2 another
第74話 究極生物ギガゾーン
タナトスの正体を暴いたシークは、 タナトス・ディラックの命をあっさりと奪った。 さらに2本のブライトソードと融合し、メガゾーンを越えた「ギガゾーン」と化したシークは 皇帝がいなくなった世界を無価値と断じ、世界の全てを破壊せんと襲いくる…!!5,656文字pixiv小説作品 - 聖剣伝説2 another
第54話 マナの女神
ランディの母親でもあったマナの樹は、一行の目の前で失われてしまった。 そんな彼らの前に舞い降りたマナの女神は 6人の小学生を、聖剣2の世界に呼び寄せた張本人だった…!! ※「マナの女神」というキャラクターは、聖剣2のゲームには存在しませんが 解説役・(ある意味での)黒幕役として必要だったので、 聖剣3の世界から出張してきてもらいましたw なので外見は、3のマナの聖域に登場する女神をイメージしてください。 ※「何で貴乃花じゃないんだよ」と思う人もいるかもしれませんが、 作者が当時、曙ファンだったからですw4,104文字pixiv小説作品 - 聖剣伝説2 another
第45話 破滅の序曲
マナの剣の覚醒の為、ランディ一行は最後の神殿・マナの木の神殿を訪れる。 しかしそこには先んじて、帝国の皇帝と四天王の姿があった…! ※異世界モンスター6匹の選定基準ですが、 知名度・強さ・バトル時の扱い易さ・前衛後衛のバランスなどで決めています (FF6の魔神竜、テイルズオブファンタジアのビーストマスター等も候補でした)。 ただしLALのイシュタールだけは、完全に私の趣味で出してますw リメイク決定ヒャッホウウウウ!!!4,062文字pixiv小説作品 - 聖剣伝説2 another
第69話 希望が紡ぐ未来
リリィが未来から持ち帰った手紙と、 彼女の優しい祈りが奇跡を呼んだ。 命を落としたはずの、大霊神帝の妻が 虚空から夫と娘に呼びかけてきた…!!4,496文字pixiv小説作品 - 聖剣伝説2 another
第75話 光と暗黒の調和
あと一歩までギガゾーンを追い詰めたパーティだったが、 激しい反撃で全員が戦闘不能にされていた。 だが、リリィの命の危機を目の当たりにした名由多は シークと同様に2本のブライトソードを胸に突き刺し、異形の存在と化した…!!3,645文字pixiv小説作品 - 聖剣伝説2 another
第37話 タスマニカの危機、再び
ジェマからの救援要請を受け、 再びタスマニカの防衛に向かうランディと小学生達。 そこに待ち構えていたのは、ブライトソードを得て 大幅にパワーアップした闇の騎士・シークだった…!5,482文字pixiv小説作品 - 聖剣伝説2 another
第49話 崩れ去る野望
難敵・キラーマジンガを撃破した程塚とちなみは、無事にランディ達と合流。 新たな仲間・プレイも加えて、機械都市を奥へと進んでいく。 そしてようやくタナトス達に追いつくが、目を疑うような光景を目にする…!!2,959文字pixiv小説作品 聖剣伝説2・ヴァンドール四天王&皇帝 妄想設定集
ヴァンドール四天王や、皇帝のオリジナル設定を考察しました。 一応ファウナッハ中心です。 ところどころ原作をつまんでいますが、ほぼオリジナルなのでご了承下さい。 祝、聖剣伝説2リメイク。12,204文字pixiv小説作品- 聖剣伝説2 another
第11話 6人目の仲間
一方その頃、ランディ達もマナの種子を求め、月の神殿を探索していた。 しかし神殿内部にて、帝国四天王のシーク・ファウナッハに遭遇してしまう…!!3,828文字pixiv小説作品