概要
CV:小野賢章(LoVシリーズ/チェインクロニクル/フルリメイク版『SECRET OF MANA』)
本作の主人公。16歳。幼い頃に母親と共にポトス村に来たが、まもなく母親が失踪したため、村長の家で育てられた。しかし村の生まれではないため、周囲からよそ者として扱われてきた。ある時村にあった聖剣を抜いたことをきっかけに世界を巡る戦いに関わることになる。最初は気弱だったが、冒険を経て聖剣の勇者に相応しい人物へと成長する。聖剣と魔法の力がぶつかると生命に危険がおよぶため、魔法を使うことはできないが魔法の効果を受けることに際しては問題ない。防具面では、ランディ専用またはランディだけ装備できないという防具が多い。身長174センチメートル・体重62キログラム。
ステータスの中では力とHPが最大まで伸びる、完全な戦士系。そのためMPは常に0、というか該当ステータス自体が存在しない。
初期は村の中でボブとネス(ジャイ○ンとス○夫に似ている)に使いっぱしりにされるほど気弱な少年であるが、あるきっかけで滝壺の傍で聖剣を引き抜く。しかしそのことによって村に厄災が降りかかることを恐れた村長に村を追い出され、半ば追放に近い形で旅を始めることになる。しかしその旅や冒険の途中で出会った沢山の仲間に支えられてからはみるみる成長していく(余談だが、一人旅時代の弱さは見るに堪えない。また育ての親の村長も含めて村人全員から出ていってくれと迫られる場面はトラウマとの声も)。ヴァンドール帝国軍には「聖剣の勇者」と呼ばれている(「勇者」の単語は主人公=プレイヤー設定のドラクエ主人公的なニュアンスにも、作品世界での二つ名的なニュアンスにも聞こえる)。パンドーラ王国の古代遺跡でヴァンドール四天王の魔法騎士タナトスと戦った後、彼の報告により帝国からは『聖剣の勇者の三人組』と認識されており、特にランディは警戒されている。帝国城でヴァンドール皇帝と相対した際には「流石聖剣の勇者は一筋縄ではいかない。タナトスやゲシュタールが後れを取るのも無理はない」と明確に警戒されていた。
聖剣を引き抜く時に現れる幽霊は、タスマニカ共和国の騎士で、ジェマの旧友だったランディの父親のセリンである。ゲームの終盤に、母親とも意外な形で再会することになる。
ポトス村とキッポ村は距離が近いので、キッポ村出身のディラックとは服装が似ている(主にズボン)。
プリムとの出会い方は大きく分けて二通りあり、彼がゴブリンに捕まってプリムに助けられるパターンと、魔女の森でウェアウルフに捕まったプリムを助けるパターンがある。ポポイには子分扱いされている(ただし、呼び名は「あんちゃん」)。後者のパターンで初めて仲間にした場合、結果的に水の神殿を後回しにすることになり槍が手に入らなくなってしまうので注意。
タナトスに操られ、プリムを傷つけようとしたディラックに「許せねえぇっ!」と本気で斬りかかったり、ゲシュタールが機械人形として利用された際に切れたり、見世物小屋で「世にも珍しいラビ男」という芸にプリムと共にクレームを飛ばしたりと、意外と男らしい面もある(攻略本でも「ランディって実はスポーツマン?」と突っ込まれている)。意外と女の子に対しては軽い面も(清楚な女の子限定であるが)。
PC三人で唯一魔法が使えないが、プリムとポポイが扱う木の魔法「マナ」によって発動する「マナの剣」を扱えるのは彼だけである。
ディラックとは「隣村の出身同士」「特異な存在だが真の力を封じられている」「名前の語感が似ている」など共通点がある。上記の通りプリムを傷付けたディラックに対しランディは激しい怒りを見せており、そういった部分もあってかディラックは最期にプリムのことをランディに託している。
SECRET of MANA
『SECRET of MANA』では、宿屋での会話イベントにより以下のことが判明した。
ポトス村から追放されたものの、それはやむを得ない事であり、それまでよそ者の自分を育ててくれた村長や村人たちに怨みはなく、彼らのためにも世界を救うという想いを持っていた。次第に本物の勇者として成長していくことで、プリムから「とてもたくましくなった」と述べられた(最初は「ディラックと比べてまだまだ」という評価だった)。
またゲーム中盤で登場するレジスタンスのクリスに対しては「立派でカッコよくてかわいい」と鼻の下を伸ばしており、これを知ったプリムは「自分の方が髪が長くて綺麗でスレンダー」と対抗意識を燃やしていた。
ゲーム中では主人公の彼を差し置いてプリムの恋人のディラックが三角関係になってしまっているが、彼もディラックと同様に女の子にはガッツリモテていて、その上でプリムやポポイとパーティーを組んでいるのは凄いことである。
余談
『聖剣伝説CIRCLEofMANA』でもイベントで度々登場し、サービス1年目の秋に開催されたイベントの中で一度だけ一人称が「俺」に変わる場面があった。
関連タグ
ランディ(アンジェリーク):同名&ルックス繋がり。こちらは青年。
クロノ(クロノトリガー):後発作品だが実はランディの前身とも言えるキャラクター。詳細は聖剣伝説2の項目を参照。