CV:置鮎龍太郎(パチスロ版)
概要
「クローズ」の登場人物で、続編のWORSTや、スピンオフの「その後のクローズ」、「WORST外伝ドクロ」(以下「ドクロ」)にも登場している。
加地屋中出身で、中学1年の時に当時加地屋中の頭だった村田十三に喧嘩を挑む。結果は完敗だが、肋骨3本を折りながらも向っていったという壮絶な戦いから、戸亜留市の東地区で知らない者はいない存在となった。
のちにバイク事故で表舞台から下がったために名は知られることはなかったが、村田を慕って中学から四代目武装戦線に見習いとして入り、後に五代目武装戦線の頭を襲名。鈴蘭男子高校の花澤三郎(ゼットン)、鳳仙学園の金山丈(キングジョー)、黒焚連合の中島信助と並び「新四天王」の一角とされるようになる。
人物
両腕に入ったタトゥーと、顔の左側に刻まれた刃傷が特徴。
性格は冷静沈着で義に厚いが、その分怒りだすと誰にも止められない熱い一面も併せ持つ。
活躍
クローズ時代
初登場は五代目武装戦線の立ち上げのシーン。たった3名からのスタートながら、相手チームに真っ向から立ち向かうシーンが描かれている。
次の登場は当時無職少年グループの頭だった甲斐泰典が起こした事件になる。この時にゼットン、キングジョー、中島と邂逅することに。甲斐を説得しようとした柳臣次の厚意を裏切った甲斐に怒りを爆発させ、甲斐を完膚なきまで叩きのめした。
その後はキングジョーの誘いに乗って決闘を行う(勝敗は明らかになっていない)も、怪我が癒えぬうちに九頭神竜男が襲来。その場にいた武装メンバー諸共病院送りとされてしまった。
「ドクロ」「その後のクローズ」
「ドクロ」では後の六代目頭となる河内鉄生との出会いとタイマンが描かれたほか、九能秀臣ら三代目武装の被害者たちに自ら頭を下げて謝罪するなど、器の大きさを見せている。また、五代目の頭となる不安から、四代目頭の九能龍信に相談していたことも明かされている。
「その後のクローズ」では武装入りした鉄生が妹のために鈴蘭に足を運んでいることを知ると、鉄生と共に鈴蘭に乗り込んで、事件を解決に導いた。
WORST時代
新四天王体制が崩壊する中でも頭を張っていたが、若年性の脳梗塞を発症。点滴などで症状を誤魔化していたが、やがて頻繁に目眩を起こすようになり、武装の活動にも支障をきたすようになる。
柳の独断で五代目武装が解散となったときは柳に怒りをぶつけたが、武装の頭という役目を果たせなくなったことを自覚していたため、最終的には手術のために療養する決意をする。
武装メンバーは再開を信じて見送りに来なかったが、話を聞きつけたゼットンとキングジョーが現れ、二人に感謝の言葉を告げて町を離れた。
その後は治療に成功したようで、六代目武装戦線の頭となった鉄生の死後、武装戦線による墓参りに姿を見せている。