｢カラスの学校｣の異名を取る、県内随一の不良高校。中学時代は学校を支配していた者やそれに次ぐ実力者など、他校であれば間違いなく頭を張れるような猛者が集い、派閥や一匹狼が常に存在しているため、未だかつて番長として全校をまとめ上げた存在はいない。春先には、新入生の間で最強の男を決定する｢一年戦争｣が開かれるのが恒例行事になっている。
春道転入以前は、阪東一派とヒロミ・ポン・マコらの間で絶え間ない抗争が繰り広げられていた。坊屋春道が事実上のトップとして君臨して以降は、統一はされていないものの表立った争いはなくなっている。
坊屋春道、花澤三郎、花木九里虎、月島花などそれぞれの世代で最強の男には市外の出身者が多く、｢アウトサイダー伝説｣と呼ばれるジンクスとして知られている。
男を磨く聖地と呼ばれている一方、出身者の大半がまともな道を歩くことができず、卒業後は就職もまともに出来ない現実がある。ただし、ミュージシャンや警察官になるなどした者も少数ながら存在している。