概要
「クローズ」の登場人物。坊屋春道より3つ上の世代で、鈴蘭男子高校の22期生。本編では既に卒業しており、「天山建設」という会社で作業員をしている。
普段は飄々としていて親しみやすさを感じさせるが、いざという時には決める男気を持つ人物であり、一匹狼気質の後輩である林田恵(リンダマン)も唯一認めている人物である。在学中の活躍から“鈴蘭に桂木あり”として、4年下の安田泰男(ヤス)も知る大先輩でもある。
彼を語る上で欠かせないのはもらいタバコ。ファンブックによると「タバコは人からもらうもの」と思っているようで、彼が登場するとよく後輩たちにタバコをねだっており、「自分の金でたばこ買うのを見るのはツチノコを見るより難しい」とも一部では囁かれている。なお、なんだかんだで自前のたばこは持っている模様。
活躍
在学中
当時「中井派」・「川西派」というそれぞれ数十名からなる2つの派閥がある中、6人と少数ながら「桂木派」を立ち上げて二大派閥と対立していた。
在学中に鈴蘭と鳳仙学園で一大抗争が勃発したが、その際には腹痛を理由に参加しなかった。一応、腹を下していたのは事実であるものの、「もし体調が万全であったとしてもあんな抗争には参加しなかっただろう」と振り返っている。
最終的に、鳳仙の中心人物である美藤眞喜雄が刺殺される程の悲惨な抗争となってしまい、今後このような事が起こらないようにと、抗争で潰れた「中井派」・「川西派」に代わり、鳳仙学園との休戦協定を取り仕切った。
「外伝」では、鈴蘭の生徒と揉めていた当時中学生の桐島ヒロミ、本城俊明、杉原誠の前に現れており、暴行を加えていた鈴蘭生を一睨みで退散させている。その男気から3人に鈴蘭への興味を持たせた。
本編
リンダマンのことを知りに来たヒロミとヤスに対してリンダマンの過去を語り、そこで坊屋春道の事を知る。その後、リンダマンの口から春道に敗れたことを聞かされて驚くも、陰気だったリンダマンが笑っているのを見て、リンダマンを変えた春道に興味を持つ。
ほどなく春道と邂逅するのだが、その際にリンダマンが威嚇しあい、小学生みたいに張り合うのを見て驚かされた。
鈴蘭と三代目武装戦線の抗争では、たまたま襲われていたヤスを助けたことがきっかけで、三代目武装の岩井政則によって車ごと高所から突き落とされ、入院に追い込まれた。
退院後はリンダマンと行動を共にしていたが、リンダマンが襲われたことを受けて武装が動いている事を察し、春道達以外に動いていなかった鈴蘭の3年生に対して「坊屋春道以外の鈴蘭は舐められている」と伝え、ほかの鈴蘭生を一斉に動かした。
鈴蘭と鳳仙の抗争では、ヒロミから桂木が在学中に起こった過去の抗争を伝えている。
その後、リンダマンの卒業式ではリンダマンの行動を見抜いて裏口に回り、卒業を祝福。
そして、春道がリンダマンに挑戦状を渡すところも見届けている。
リンダマンとはその後も定期的に連絡を取っている模様で、最終回ではヒロミ達にリンダマンの近況を伝えていた。