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CV:藤本たかひろ(パチスロ版)

概要編集

クローズ」の登場人物で、スピンオフである「クズ!!~アナザークローズ九頭神竜男~」(以降「クズ!!」)では主人公を務める。

東京都町田市を本部に北は北海道、南は九州まで全国22の支部を持つという、本作における日本最大のケンカチーム「萬侍帝国」(以下「卍」)の幹部で、複数あるチームの中でもトップの次席にある九頭竜會の頭。

萬侍帝国初代総長・九頭神虎男で、坊屋春道の一世代下。「クズ!!」では暴力団「千侍會」(せんじかい)の組長の息子であることが明かされた。


人物編集

全身に入ったタトゥーと、顔に刻まれた切り傷が特徴の大男。

大きく分厚い恵まれた体格と異常な闘争心、向かう相手の心を折りに来る圧倒的な強さから『日本不良界最強の男』と呼ばれている。

その強さはたった一人で複数の相手取っても圧倒し、クローズ後半で台頭していた新四天王ですら相手にならないほど。作中屈指の強者である春山孝一(パルコ)でさえ、「人の喧嘩を見て初めてビビった」と語っている。

一方、人に怒鳴り散らす乱暴さが目立つため、人の上に立つ器とは見られていない。そんな竜男を見た花澤三郎(ゼットン)は彼を「中身が空っぽの頑丈な金庫と評した。


活躍編集

過去編集

中学時代編集

中学に上がるまでは喧嘩もしたことがない寡黙な性格だったが、その生い立ちに加えて周りの人間から疎まれ、距離を置かれていた。唯一近くにいるのは、お目付け役の真木幸四郎だけであった。

孤独を深める日々の中、竜男は同級生のマサに頼まれ、在学する三中を仕切っているグループ「三猿」の頭、三船良行と対面。その後、三中と敵対関係にある五中との喧嘩の場連れてこられる。人生の中で喧嘩さえ経験のなかった竜男だが、三船が千侍會の名を出してひるませたことで、勝負は三中の圧勝に終わる。この乱闘をきっかけに竜男は三船のグループに入り、孤独を癒してくれる仲間を得る。

しかしある時、指示された集合場所で三船を待っていた竜男は覆面を被った男に襲撃される。カッターナイフで額を割られ、バットで殴打してくる覆面の正体は、竜男に良く話しかけてくれたマサだった。そして三船に近づくためだけに竜男と接触していたことを告げたことで、竜男の中で何かが決定的に壊れ、マサを殴り飛ばす。その攻撃はマサが反撃不能となっても止まらなかった。その後、竜男は傷を癒えぬ内に三船を倒し、三中を制圧。


周辺の中学を自身の傘下に収める中、五中のアタマである甲上年男が現れ、タイマンを申し出る。自分と向かい合ってくれる年男に対してタイマンを了承。後日タイマンの日付を聞いて、すぐさまその場所に向かう竜男だったが、しかしそこで竜男は謎の男達に拉致されてしまった。

それは「千侍會」の次期組長筆頭候補である林馬の刺客であった。この時、竜男の父親は病で寝たきりとなっていたのだが、あろうことか林馬は組長を暗殺、その渦中で組長の血を引く竜男は巻き込まれていった。監禁された竜男は児玉と名乗る男に壮絶な拷問を受ける。命の危険が竜男に迫る中、偶然現場に立ち寄った真木が救出に現れる。助けられた竜男は拷問されたボロボロの体で年男とのタイマンの約束を果たすために家に戻るが、家にかかってきた電話で父親の死を知らされる。血の流れ続ける身体と父親の死という事実で心身共にボロボロの中、甲上年男とのタイマンを決行する九頭神竜男。竜男の事情で最初は躊躇していた年男も、自棄になった竜男に真っ向から向かい合う事を決意。あたかも自分の迷いを払拭し合うような喧嘩は竜男の勝利に終わり、これを契機に年男とその配下は竜男の下につき、竜男は年男を右腕として迎えるのであった。


高校時代編集

高校に入学した竜男は入学初日で1年どころか上級生も薙ぎ倒し、荒くれの集まる高校の頂点に立つ。その高校で出会った不良界の裏情報通コージが、拉致した男は「千侍會」と敵対する「南帝組」組長の息子にして、半グレ集団「UGO」の頂点に立つ「生まれながらの不良」安佐一麿に拉致された。単身コージを救出に向かった年男も倒した安佐は竜男と接触してくる。

その後、竜男は謎の集団に襲われるが、その集団を率いていたのは拉致されたはずのコージだった。コージは安佐に洗脳されてしまい、「九頭神竜男を殺せ」と心に植え付けられたコージは竜男を襲撃。当初は仲間だったコージに手を出さない竜男だが、狂気を解き放った竜男はついにコージを完膚なきまでに叩きのめしてしまう。

そして竜男は安佐と対峙。安佐から「千侍會を名乗って闘え」と水を向けられ、この策に乗る竜男。だがそれは、立会人を名乗った南帝組幹部蛭川煌の、南帝組が千侍會を潰す大義を得るための策だった。現場に駆け付けた真木と蛭川と戦う中、竜男と安佐の死闘も始まる。恐怖を知らずに立ち向かう安佐であったが、竜男を前にし続けた安佐は生まれて初めて恐怖を知り、竜男の圧倒的な「闇」を目の前にして戦意喪失、竜男はその安佐を完膚なきまでに叩きのめした。一方、その戦いの中で組長である父親の死の真相を知った真木も、敵である林馬を倒すために竜男の元を離れるのだが、別れる前の語らいで父親がまっとうな金で生活費を振り込んでいたこと、カタギとして生きてほしかったからこそ離れていた事を伝えられ、涙を流した。


自分の周りから人が消えていく中、焦燥感を深める竜男はもっと強くなるため、更なる強者を求める。そんな中、「狩羽」というアメフトスターの大学生を知った竜男はそこに向かう途中、政治家・狩羽の秘書・武草が運転する車に轢かれてしまう。同乗していた狩羽優希によって安静にされるのだが、事故の発覚を恐れた武草は竜男暗殺を目論み、刺客を雇う。優希の助けもあって刺客を退ける中、優希の兄であり竜男が探していた狩羽愛が現れる。戦闘状態に入る竜男と愛だったが、そのそばで場山が自殺を図っていたことで2人の決着は持ち越された。後日、愛からラグビー場に呼び出された竜男は愛に勝負を持ち掛けられる。結果は愛の勝ちであったが、竜男は人の見えない所で密かに手を出した愛の本性に対し、獰猛な笑みを浮かべていた。その時に突き出された慰謝料代わりの金は優希に返したが、しばらくして自分の配下が「金髪の大男に打ちのめされる」という情報を得る。それは先の交通事故をきっかけにした住民からの反発で、全てを失った愛によるものだった。自分が堕ちるきっかけとなった竜男を憎む愛は竜男とタイマン。激闘の末に竜男は愛を倒してみせる。


「千侍會」と「南帝組」の間できな臭さが増していく中、愛との激闘後にすっかり気力を失くした竜男の元から、次々と人が離れていく。そんな中、かつて全ての街のグループに勝利したという伝説を持つ天馬奏翔が登場。話しかけてくる天馬と対峙するも、その時は乱入してきた事もあって戦いは流れた。その後天馬のグループは一大勢力に成長するのだが、偶然立ち寄ったコンビニで乱暴を働いた不良が「天馬一派の者」と名乗った事から乱暴を働いた不良をぶちのめす。そして初めて会った河原で天馬と対峙。激しい殴り合いの末に竜男は勝利するも、自分ではない何かを見る天馬に気付き、行き場のない怒りの咆哮をあげる。一方、気兼ねない話し相手になっていたコンビニ店員も自分に媚びを売るようになったことに複雑な表情を見せる。

負けてなお笑っていた天馬が気になった竜男は、笑っていた理由を聞くために天馬の元へ向かうが、そこで天馬の古巣「ジェスター」に襲われていた天馬を発見。なし崩しに共闘となって敵を倒した後、理由を教えてくれない天馬に悪態を突きながらその場を去っていく。


その後はしばらく静かな日々が続くが、千侍會と南帝組が全面衝突、新聞で真木が亡くなったことを知る。これまで負った全身の傷に重ねるように、かつて真木が見せてくれたタトゥーを入れる中、組の抗争で暗躍していた為清という男に襲われるが、これまで疎遠だった虎男に助けられ、彼の率いる「卍」に加入することとなった。



クローズ本編では編集

「卍」に加入した竜男は「卍」の頂点に立つ虎男と共に「卍」躍進の原動力となるが、虎男が「卍」の引退を宣言。次期総長の座に就くことが確実視されていたが、虎男は二代目総頭として竜男ではなく、伊能秀次郎という男を選んだ事から跡目問題が勃発。その決定が気に入らない竜男は虎男の部下を4,5人半殺しにして東京から姿を消す。

年男だけを連れてクローズの舞台である戸亜留市に流れて来た竜男は、新四天王を逆恨みする甲斐泰典の仲間たちに金で雇われる。手始めに五代目武装戦線メンバーごと武田好誠を、その勢いで金山丈(キングジョー)を叩きのめす。そして単独で挑んできたゼットンも一方的に叩きのめすが、見かけたビラから坊屋春道が竜男を待ち構えていることを知る。春道の待つ護国神社へ向かう竜男だったが、直前で竜男を狙うゲジゲジ兄弟に襲われ、重傷を負う。ボロボロになりながら喧嘩をしようとする竜男は「怪我が治るまで喧嘩はしない」とする春道に向かうも、やはり怪我は重かったようで抵抗する間もなく気絶させられ、勝負は持ち越しとなった。

そして怪我を癒した竜男は遂に春道と対峙。年男とゼットンが見守った「最強の男」と「最高の男」のタイマンは互角にもつれ込むが、最後は春道の一撃で倒れ、初めての敗北を喫する。目を覚ました竜男は自分の全てを出し尽くしての敗北を「そんなにわるくねーな…」と受け入れたのであった。


「卍」に戻った竜男は一連の跡目騒動の責任を取って「九頭竜會」を解散。そして年男と2人で新たに「九頭神會」を結成、二代目陣営では末席の舎弟となる。

敗北を知った竜男はどこか変わったのか、自分を襲ってきたゲジゲジ兄弟を「九頭神會」の仲間に迎える。年男の選んだ3人を含めた7人の「九頭神會」は二代目「卍」に無くてはならない力となり、竜男は再び「卍」の一員として全国にその名を轟かせた。

竜男が立ち上げた「九頭神會」はクローズの続編であるWORSTでは二代目総長に年男が、そして三代目に蛭子幸一(ビスコ)が継ぐ形で残っている。


関連タグ編集

クローズ(漫画)

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